発達障害・ASDの子がルールにこだわるのはなぜ?「強いこだわり」に効く最強対応策

発達障害・自閉症スペクトラム(ASD)の子どもがルールにこだわるのはなぜでしょうか?我が家も息子のこだわりの理由がわからずにいました。「〇〇〇」こだわりの強い子どもに有効な最強対策法をお伝えします。
 

【目次】

 

 1.ルールにこだわる発達障害・自閉症スペクトラムの子ども ~わが家の場合~

 
 
発達障害・自閉症スペクトラム傾向の子どもは、なんらかの「こだわり」をもっていることが多いといわれています。
 
 
こだわりは、発達障害やグレーゾーンの子どもに限らず、わたしたちにも多かれ少なかれあると思います。
 
 
例えば、部屋の掃除はそんなにまめにしないけど、キッチンのある部分だけはきれいにしておかなくては気が済まない、とか、洗濯物の干し方で靴下はつま先を洗濯ばさみに留めないといや、とか…。 
 
 
普段は意識してないかもしれませんが、誰しもこだわる部分があると思います。 でも人に迷惑をかけない、日常生活に支障をきたさないならこだわってもいいのです。
 
 
でも、発達障害・グレーゾーンの子どものこだわりは私たちのこだわりとは違いますよね。 こだわりが強い。 そのこだわりが独特のこともあって、理由がわかりにくい!
 
 
うちの息子も2~3歳あたりから、相当な強いこだわりが見られました。発達障害・グレーゾーンのお子さんでよく耳にする、”自分が絶対に一番でなければ気が済まない”「一番こだわり」が大変でした。
 
 
ゲームや競争などでいうと「勝ち負けにこだわる」ということになります。
 
 
うちの息子は、一番じゃなかった場合、癇癪をおこしたり「やり直し」行動がみられたりしました。癇癪も、あまりに続くとこちらはイライラこの「やり直し」行動でさらにイライラ倍増…特に朝の時間のないときは、本当に困ったものでした。
 
 
靴を履くとき、玄関を出るとき、車にのるとき、降りるとき、など『私より息子が必ず先でなければならない』という息子独自のルールがありました。
 
 
うっかり私が先にしてしまったりすると、癇癪もおこすし、必ず3回やり直しをしないといけないという、これまた息子独自のルールがありました。
 
 
「やり直し!3回やり直さないといけない!」
「やり直さないといけないことになってしまった…。」
「やり直して~!!」
と泣き叫びながら、親子で3回繰り返して、なんとか家を出ることができる… 
 
 

こんなふうに息子がマイルールにこだわる理由がさっぱりわかりませんでした。

 
 
そのため、よく息子にイライラしながら「そんなことどうでもいいじゃない!!」と言ってしまい、癇癪がおさまるどころかさらにひどくなることも日常茶飯事!
 
 
 
 
毎日一緒に生活していると、ある程度こだわりにパターンがあることに気づきます。でも、まったく突然予期しないところでこだわりがはじまることもあり、本当に辛かったし大変でした。
 
 
ただ、普段は「こだわりの強い子どもだな…。」「なんか、変だよな。」「しつけが甘すぎたのかな…。」と思いながら、息子のご機嫌を損ねないように、地雷を踏まないように…そんな生活を送っていたことを思い出します。
 
 
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 2.発達障害・ASDの子どもの「こだわり」とは?

 
 
発達障障害グレーゾーン・自閉症スペクトラムの子どもの「こだわり」って、一体何なんでしょう? なぜ、これほどまでに「強いこだわり」があるのでしょうか?
 
 
「しつけが、甘すぎてわがままになったんだ」という心無い言葉に傷ついていませんか?「私のしつけのせいかしら…?」と心配されている方もおられるかもしれません。
 
 
でも、こだわりとしつけは関係ないのでご安心くださいね。
 
 
自閉症スペクトラムの子どもは、生まれ持って脳に特性があります。変化や変更を受け入れることが苦手で一度決めたり、一度こうだと思い込んだらそれをなかなか変えることができないという特徴があります。
 
 
これは、いつも通りの行動をすることで安心したり、自分が心地よい状態を保ちたいということからきていると考えられています。 毎日同じ、いつも通り、毎日のルーティンが心地よく安心するのです。
 
 
また、好きなことや心地よいことを繰り返して楽しんだりすることもあります。 マイルールで勝手に時間や回数を決めて、それを「必ずやらないといけない」と思い込んでいることもあります。
 
 
これをこなさないことは、本人にとっては許されないのです。これがマイルールにこだわる理由です。
 
 
これが、きつくなると「強迫傾向」のような感じにもなります。
 
 
例えば、「必ず、手を〇分洗わなくてはならない。」 どうしても洗わなくては気が済まない。本人も止められないのです。
 
 
それとは別に、水の流れる音や蛇口からでる水がキラキラしていてきれい、水に触れているのが気持ちがいい、という”感覚的な心地よさでやめられない”という場合もあります。
 
 
親としては、水がもったいないし、毎回長いこと水を出されているとイライラしてきますよね。そこでやめさせようとしますがやめられない、やめてもらえないどころか余計にひどくなったりもします。注意してもやめられないのがこだわりなのです。
 
 
 
 

 3.こだわりの強いASDの子どもとお母さんが陥りやすい負のループ

 
 
こだわりは、脳が発達して、柔軟な考えができるようになってくれば、だんだんと減ってきます。
 
 
なので今こだわりが強かったとしても、ずっとこのままひどいというわけではないので安心してください。
 
 
でもひとつ注意点があります。
 
 
お母さんのかかわり方によっては、こだわりが強くなってしまうこともあります。 私は、今思うとこだわりをさらに強くするNGな関わりをしていたんです。
 
 
それは、子どものできていないことばかりに注目してしまうこと。
 
 
私は、「できていないこと」ばかりに目がいって、まだできていない、これもできていない…という思考になっていたんです。
 
 
「食器さげられてないよ。」
「片付けできてない!」
「はやく、○○して!」
など、できて当たり前だと思って注意していました。
 
 
注意ばかりしていると、自信もなくなり、情緒も不安定になってきます。こだわり行動についても、注意すればするほどエスカレートしていくことがよくありました。
 
 
 
 
こだわりは、安心や心を落ち着かせるための行動でもあるので、こだわりが強くなっていたんではないかと思います。
 
 
お母さんが叱れば叱るほど、子どものこだわりがひどくなっていく可能性もあるのです。まさに負のループ!
 
 
では、この負のループから抜けだすには、どうしたらよいのでしょうか?
 
 
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 4.強いこだわりに効く!「〇〇〇」は最強対応策

 
 
私は、日常生活での息子のできていることに関して、当たり前だと思っていたので褒めていませんでした。でも実は、一生懸命頑張っていたんです。褒めてほしかったんです。
 
 
私は、発達コミュニケーションにであって、「褒める」ということがどういうことだったのか知りました。
 
 
今思うと、私が思っていた「褒める」は、テストで頑張っていい点がとれたとき、ピアノの発表会で成功したときなど、特別なときの対応だと思っていたのです。
 
 
普段の生活での褒め方を知らなかったのです。これは、私が普段の日常生活でほとんど、褒められた記憶がなかったからだと思います。
 
 
「なんで褒めてくれないの?」「認めてくれないの?」と子どもの頃、思っていたことを覚えています。
 
 
なので息子には、そんな思いはしてほしくないと褒めているつもりだったのです。しかし、私の褒めは息子に伝わっていませんでした。
 
 
そして、注意ばかりする結果、息子を不安定にさせ、こだわりをより強くさせていということがわかりました。
 
 
褒め慣れていないお母さんは、「褒める」ということを私のように誤解している方も少なくないと思います。褒めてばっかりいたら、「褒めないと何もできない子に育つんじゃないの?」と思うかもしれません。
 
 
「褒める」ということは、「おだてる」こととは違います。「認める」ということです。今できていることを肯定する。 ただそれだけなんです。
 
 
「お、着替えられたね!」「服、脱げたね。」「ごはん、たべられたね!」のような日常生活の当たり前のことを伝えてあげてください。 そして、感謝の気持ちも伝えてあげてください。
 
 
 
 
「食器さげてくれてありがとう! 助かるわ。」「○○してくれたんだね、ありがとう!」片付けが雑でも、ごみの捨て残しがあったとしても、そこは目をつぶって、してくれたことに「ありがとう!」と伝えます。
 
 
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執筆者:愛川まいこ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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