敏感で「集団生活が苦手」な小学生が学校で安心して過ごすためにお母さんができること

 

敏感で様々なことを感じとってしまう子どもは、集団生活という大勢で過ごす空間が苦手になりがち。学校で不安が強く出てしまい、安心して過ごせない場合があります。学校でも安心して過ごせるようになるためにお母さんができることをお伝えします。
 

【目次】

 

1.敏感すぎる子どもは集団生活が苦手な場合が多い…なぜ?

 
 
感受性豊かで繊細、何かと敏感に感じとってしまう子どもはどうしても集団生活が苦手になりがちです。
 
 
うちの子どもの場合は、先生から理由も聞かれず突然大きな声で怒られてしまい、怖くて学校が苦手になってしまったということがありました。
 
 
先生の勘違いで怒られてしまったのですが、敏感なうちの子どもは大きく傷ついてしまいました。
 
 
他にも、
お友達の気持ちや場の空気を読みすぎ疲れてしまう
運動会や校外学習といったいつもと違うことをする行事が不安になる
発表等は緊張してしまう
給食を教室で食べることが苦手
 
 
このように学校でたくさんの苦手や怖さ不安を感じていました。 
 
 
その不安や怖さを表現することも苦手だったので、気持ちが自分の内にたまっていくことも辛くなる要因になっていました。
 
 
敏感で繊細な子どもの場合、
 
他の人の気持ちに敏感で感情が揺さぶられやすい、
物事を考えすぎて悩みやすい、
少しの刺激にも反応してしまう
小さな変化にもすぐに気づきやすい、
 
という特徴を持っている場合があります。
 
 
これらの特徴を持っていると、学校生活というたくさんの刺激や変化がある場所ではどうしても疲れてしまいます。
 
 
そのような状況では、学校という集団生活の場が苦手になってしまうのも無理がないでしょう。
 
 
 
 

2.子どもは学校で何を感じて不安になっているのか?

 
 
それでは、敏感すぎて集団生活が苦手な子どもは、学校でどのように感じて過ごしているのでしょうか?
 
 
学校ではみんなに向けて注意するという場面もたくさんあります。そんなとき、敏感で繊細な子どもは、自分が強く注意されてしまったと感じ落ち込んでしまいます。
 
 
自分ではなく他の子どもが大きな声で注意されているというような場面も苦手です。
 
 
また、ネガティブな記憶が残りやすく、一度でも学校で怖い目にあったら「また同じことが起きたらどうしよう。怖い、不安」という感情に支配されてしまいます。
 
 
他にも、学校で体調不良になってしまったお友達がいると「自分も体調不良になったらどうしよう」と不安になる。そして、自分まで体調不良になってしまうことも、うちの子どもの場合ありました。
 
 
学校では楽しい出来事もたくさん経験しているはずなのに、残る記憶はネガティブなことばかり。
 
 
そして敏感で繊細だと、少しの否定の言葉も重く受け止めてしまい、自己肯定感が低くなりがちです。
 
 
自分に自信が持てなくて不安を感じやすいのです。
 
 
 
 

3.子どもにお母さんがしてあげられることは?

 
 
このように学校という集団生活が苦手で、いつも頑張っている子どもにお母さんは何をしてあげたらいいでしょうか?
 
 
まずは、子どもの敏感な特徴を受け止めてあげる。それから、毎日子どもがしていることを褒めてあげる。
 
 
例えば
不安ながら毎日学校に行っている子どもに「学校に行ってえらいね!!頑張っているね!
 
朝起きてきたときに「おはよう!ちゃんと朝起きられてえらいね!」
 
ごはんを食べているときに「しっかりごはん食べていてえらいね!」
 
このような日常的なことを肯定して褒めてあげるだけでいいのです。
 
 
また、敏感で繊細な子どもは、
 
細かい変化にもよく気が付く
とても気持ちが優しい
正義感が強い、
感受性が豊かで芸術への感性が優れている、
独特の感覚がある
 
等、たくさんの素晴らしいところがあります。
 
 
お母さんがたくさんの良いところを見つけてあげて、ネガティブな記憶ではなくハッピーな記憶を子どもと一緒に探してみましょう!そしてどんどん褒めましょう!
 
 
 
 

4.お母さんの対応で変わる!集団生活が苦手なうちの子どもの場合

 
 
うちの子どもも敏感で繊細、学校という集団生活が苦手なタイプで、学校に行きたくないという日も多くありました。
 
 
不安から辛い表情をしている子どもをみている親の方も苦しい気持ちになっていました。
 
 
そのような日々でしたが、子どものしていることを肯定して褒めて過ごしてみたところ、子どもの表情が明らかに変わってきました。
 
 
自分の行動が肯定されると自信がついてきます。自信がつくと子どもの行動が変わってきます。
 
 
 
 
どのように変わったかというと、うちの子どもの場合は
 
 
「学校から帰ってきたときに、頑張っているね!学校行ってきてえらいね!と毎日言われたら、なんだか頑張ろう!という気持ちになってきたんだ」と言い
 
 
以前ほど不安も感じなくなり、学校に対して前向きな気持ちを持てるようになってきました。
 
 
行事にも積極的に参加して、楽しさはもちろん達成感を味わこともできています。
 
 
さらに放課後、お友達と楽しく遊べるまでになりました。
 
 
今まで不安や緊張が強く、放課後は家にこもりがちだったとは思えないほどに、行動ができるようになりました。
 
 
また、学校以外のこと、片付けやお手伝い、習い事にも意欲的になりました。
 
 
子ども自身も「たくさん褒められるようになってから自分は進化した」と言っており、変化を実感しているようです。
 
 
日常生活のことを褒めるだけなので簡単です。ぜひ試してみてくださいね。
 
 
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執筆者:小寺りさ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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