発達障害のある一人っ子さんが学校でヘルプを出せる!特別な親子の会話

発達障害のある一人っ子さんが小学校へ入学!一斉休校になり、子どもとの時間が増えた今、お母さんに取り組んでもらいたいことがあります。それは子どものコミュニケーション力を育むこと。そのための特別なスキルを使った会話をご紹介します。
 

【目次】

 

1.子どもだけでなく、実は親も一年生!園生活と何が違うのか⁉︎

 
 
 小学校入学前、なんとなく漠然と不安を抱えているお母さんのお声をよく聞いています。特に一人っ子のお母さんにとっては、初めての小学校。通う子ども本人も、不安や緊張があるとは思いますが、お母さん自身、不安を抱いている方が多いです。
 
 
実際に学校に行ってみないと、どんな困りごとが発生するか?我が子に対してどんな支援が必要か分かりません。
 
 
特に、困ったときにヘルプを出せるようになってほしいと思っているお母さんもいらっしゃると思います。
 
 
小学校は、幼稚園や保育園と違い、担任の先生の目の届く範囲も距離感も、ガラっと変わります。
 
 
忘れ物をした・具合悪い・トイレ行きたい・保健室に行きたい・早退したい。自分の思いを自分で表現して、周りに伝える必要があります。必要なときに、自分が困っていること・助けて欲しいということを、自分から伝えられると安心ですよね。
 
 
特にトラブルが起きたときに自分の言葉できることはとても重要になります。例えば、休み時間は友達とのトラブルが起こりやすい時間ですが、先生につきっきりで見てもらうことは難しいですよね。
 
 
 
 
もしも友達とトラブルになったら、後から先生に事情を聞かれる可能性があります。そんなときに自分の言葉で状況を説明できないと、不利になってしまうこともあるのです。
 
 
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2.発達障害やグレーゾーンの子が自信を失ってしまうわけ

 
 
自分の言いたいことを、相手に伝えるということは大人も難しいもの。小学1年生のお子さんは、みなさん上手に話せるわけではありません。
 
 
しかし、うまく伝えられないからといって、手を出してしまったり暴言を吐いたり喧嘩に発展したりすると本人も周りも困りますよね。
 
 
トラブルが頻繁に起こると、お子さんは家でも学校でも日常的に注意され叱られることが多く自信を失ってしまう可能性があります。
 
 
 
 
自信をなくしてしまうと、自分の気持ちを伝えることも難しくなります。伝えることを諦めてしまうようになるのです。
 
 
そうなる前に何があったのか何で困っていたのかどんな気持ちだったのかを伝えられるようになって欲しいものですよね。
 
 
こういった「説明する力」はコミュニケーションの機会が少ないと伸びません。一人っ子のお子さんは、きょうだいがいないことで同世代の子ども同士で関わる機会が少ないです。お母さんも「話し相手がいない」と心配されていると思います。
 
 
でも大丈夫!まずはお母さんと1対1の会話から始めましょう!
 
 
一斉休校となり、商業施設もお休みのところが多いですね。子どもと一緒に過ごす時間が増えた今のタイミングはチャンスです!ご家庭で、お母さんに取り組んで欲しいことをこれからお伝えしていきます。
 
 
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3.子どもがヘルプを出せるようになる、お母さんにオススメの3つの会話スキル

 
 
1対1の会話から、とお伝えしましたが、お子さんと話をするだけではありません。
 
 
コミュニケーションは言葉以外でもとれるものです。まだ言葉をしゃべれない頃からコミュニケーションの発達が始まっています。大人が意味をくみ取ってあげて、そのように行動してあげることで、言語発達の段階を踏んでいきます。
 
 
例えば、赤ちゃんの頃から、お母さんが「ワンワンね」「抱っこでしょ」と、言いたいことを解釈して、分かってあげる。そして行動にうつしてあげる。犬のぬいぐるみをそばに置いてあげたり、抱っこしてあげる。
 
 
身振り・指差しなどが出てきたら、赤ちゃんの指差しの方向を真似てあげて、これだよね!分かっているよ!と伝えてあげる。
 
 
少しずつ言葉が出てきたら、とって欲しいオモチャなどを「ブーブー」「ワンワン」と伝えてくれたときに、ブーブーはい!ワンワンはい!と手渡してあげる。
 
 
このように分かってもらえた経験と、要求表出を受け止めてあげる経験が、コミュニケーションの発達を促進していくのです。年齢関係なく有効なスキルとして、使い方をお伝えします。
 
 
 
 

◆スキル① もっと話しをしたくなる聴き方

 
 
自分の伝えたいことを相手に伝える。これは小学校に入ってからだけでなく、家でも外出先でもずっと必要なコミュニケーションです。長くなった春休み、今からお母さんができることがあります。
 
 
それは、子どもの話を聴いて分かってあげること。何を伝えたかったのか、お母さんが分かってくれた経験をたくさん積んで欲しいのです。
 
 
子どもとの会話の中で、言いたいことがうまく言えなくて、「えーとえーと…」とつまづいているときはチャンス!「あーこれね」「このことでしょ」と想像しながら会話してください。ゴールは伝えたいことを分かってあげること。
 
 
この「分かってもらえた」という経験は、赤ちゃんに限らず、何歳であってもいいんです。人が会話をして満足感を抱くのは、話を聴いてもらったことにより「分かってもらった」からなのです。
 
 
「こんなこと言われて嫌だった。」「さっき、ぶつけて痛かった。」「調子悪い…。」これもお母さんに自分のことを分かってもらいたいから。
 
 
 
 
「このくらい大したことないでしょ。気にしすぎ。」というようにバサっと切られたら…お母さんに言ってみて良かったという経験は積めません。
 
 
ときには、大げさな…という場面もあるかもしれませんが、「そっか〜それは嫌だったよね。」「痛かったんだね。」「大丈夫?」と、受け止めてあげてください。
 
 
子どもに「分かってもらえた!」伝えて良かった!」という経験を積んでもらうため、取り組んでみてくださいね。
 
 

スキル② 子どもからの○○をキャッチすること

 
 
人は興味ある手に入れたい、という要求があるときに言葉を使っていきます。こうして言語は発達していきます。
 
 
発達を促すためには、子どもからの要求をしっかり聞いてあげる事。叶えてあげられるかどうかは別で、要求の想いを聴いてあげるのです。
 
 
例えば平日に「明日、旅行に行きたい。」と言われたら、「明日なんて無理に決まってるでしょ」でおしまいにせず、旅行に行きたい気持ちをキャッチしてください。
 
 
受け身の姿勢だけでなくて、「どこに行きたい?」「何をして遊びたい?」このように質問することで言語獲得に繋がり、コミュニケーションが発達します。
 
 
自分の言葉で伝える練習として「何時にお勉強するの?」「今日、お外で何があったの?」と質問されているお母さんもいるかもしれません。これだと、答えを知りたいのはお母さんであって、お母さんの要求になってしまいます。
 
 
「オヤツは何が食べたい?」「お休みの日に何の映画観たい?」というような質問を増やして、子どもの要求を引き出し受け止めてあげる機会を作ってみてくださいね。
 
 
 
 

◆スキル③ 効果を出すためのお母さんの非言語スキルとマインド

 
 
質問をして子どもが答えてくれたときは、「教えてくれてありがとう」と感謝を伝えてください。その時に、お母さんの笑顔がとても大事です。
 
 
お母さんの笑顔を見ながら、分かってもらえた喜びの感情と共に「伝えられた」記憶を脳に残せるからです。
 
 
 
 
このような親子の会話を続けることが大事ですが、お母さんの仕事は毎日ですよね。疲れているとき・忙しいときに、お母さんの用事の手を止めて、子どものタイミングに合わせるって難しいですよね。
 
 
小学校入学前の言語化が苦手なお子さんだと、「この前のあれ、ほら、あのこと!」というような、何のことを指しているのか分からないときもあると思います。「途中で意味わからない」とは言わないで、最後まで聴く…これは根気のいることです。
 
 
子どもが何を伝えたいのかしっかり聴いて推測するというスキルを要します。お母さんの聴く力が問われる、ということです。
 
 
一斉休校となり、子どもとの生活は大変なこともあると思いますが、我が子のコミュニケーションスキルが心配だからこそ、根気よく取り組めるのだとおもいます。これができるのはお母さんしかいません。
 
 
相手に思っていることが、ちゃんと相手に伝わるという経験を、積めば積むほど、伝える技術を伸ばそうと脳は発達するのです。この継続が、子どものコミュニケーション力を育み、家の外でもヘルプを出せる自信に繋がります。
 
 
この春休み、脳科学的なスキルを使って親子の会話を楽しんでくださいね。小学校への不安を吹き飛ばすくらいに!応援しています!
 
 
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執筆者:秋村若菜
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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