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新型コロナ緊急対策!不安を敏感に感じるHSCや自閉傾向の子どもへの基礎対応

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新型コロナウイルスへの対策で学校の一斉休校が要請されました。ひといちばい不安を感じるHSCや自閉傾向の子どもにとって、急遽休校になれば、不安と恐怖でパニックになります。緊急事態だからこそ、大人が冷静になって対応し乗り越えていきましょう!
 

【目次】

 

1.緊急!新型コロナ対策で学校が一斉休校へ

 
 
私は特別支援学校で教員をしています。
 
 
「公立小中高休校へ 首相表明」の速報が入り、学校の職員室では、「卒業式どうするの?」「明日が最後なの?」と、教員たちのどよめきや叫び…ショックのあまりうなだれる卒業するクラスを受けもつ担任の姿がありました。
 
 
しかし、新型コロナウイルスへの対策を考えれば、今は必要なことです。
 
 
教員たちは、一斉に、登校できる最後の日の過ごし方や、子どもへの対応を考え始めました。
 
 
それは、この緊急事態の中だからこそ、「子どもたちを安心させて過ごさせたい」という想いがあるからです。
 
 
子どもたちの中には、予定変更が苦手な子や、新型コロナウイルスに極度の不安を抱いている子がいます。
 
 
特に、ひといちばい不安を感じやすいHSCや自閉傾向ある子どもにとっては、新型コロナウイルスは、迫り来る恐怖でしかありません。
 
 
だからこそ、家庭でも「子どもたちが安心して過ごせる」ことを軸にして考え、お子さんの特性や、その特性への対応してほしいと願っています。
 
 
 
 

2.新型コロナウイルスにひといちばい怯えるHSCの子ども

 
 
まず、HSCには4つの特徴があります。
 
 
D=深く考える
O=過剰に刺激を受けやすい
E=共感力が高く、感情の反応が早い
S=ささいな刺激を察知する
 
 
この特徴によって、HSCのお子さんは、新型コロナウイルスで世間が騒いでいるのをすぐに察知し、大人たちが不安を感じていることを何百倍もの恐怖として受け止めて、最悪の結末に膨らませて考えてしまいます。
 
 
特にウイルスは、目に見えないものなので、恐怖は倍増。 視覚優位な自閉傾向のある子も、目に見えないウイルスの不安や、大人たちの雰囲気は敏感に察知します。
 
 
起きているときはもちろん、寝ているときも襲われるかもしれない、という不安で、眠る前に癇癪を起こしたり、なかなか寝付けなくなったりする子も多いようです。
 
 
また、なかには、新型コロナウイルスについて調べすぎて、他のウイルスにも恐怖を抱くようになる子もいます。
 
 
ただでさえ、大人である私たちも経験したことがない状況で不安なのに、子どもが恐怖でパニックになったら、家族全員が疲れ果ててしまいます。
 
 
『病は気から』ではないですが、HSCや自閉傾向のお子さんへの適切な対応を知ることで、まずは大人である私たちが冷静になり、精神的な健康を保っていきましょう。
 
 
 
 
そして、家族でピンチを乗り越えていきましょう!
 
 

3.HSCや自閉傾向の子どもへの対応〜基礎編〜

 
 

◆①正しい知識と対処法を説明

 
 
視覚優位である子どもたちにとって、目に見えないウイルスや、何が起こっているかわからない不安は、恐怖でしかありません。
 
 
そこで、できるだけイラストなどで説明し、感染の恐怖を伝えるのではなく、どう行動すれば、予防できるかを具体的に示すことをお勧めします。
 
 
藤田医科大学感染症科から、子ども向けにイラストで説明されているものがありますので、活用してみてください。
 
 
 
 
また、自分で調べることが得意なお子さんは、自分でウイルス図鑑をイラストで描いて作ってみるのも、情報が整理されて有効です。
 
 
学校が休校で時間はたくさんあります。自分だけの図鑑を作って、ママが褒めて認めて、他の図鑑作りへの意欲にシフトしていくのもいいかもしれません。
 
 

②不安な気持ちを受け入れること

 
 
大人の気持ちを、誰よりも察知することが得意なHSCのお子さんは、大人の不安や恐怖を倍増させて感じて恐怖に泣き、癇癪も起こすことがあります。
 
 
そこで「そんなに怖いものじゃない!」「考えすぎ!」など否定してしまうと、「自分のことを分かってくれない」「心配していない」「死ねばいいと思ってる」など、あらぬ方向へマイナスの考えが膨らんでしまいます。
 
 
ですから、3つのS(Smile:笑顔、Sweet:優しく、Slow:ゆっくり)に心がけながら、「そうだね」「怖いんだね」と相づちを打ち、感じている恐怖を受け止めてあげてください。
 
 
また、ときに、大人には理解できない、自分なりの防衛策を考え出すときもあります。
 
 
私の知っているお子さんは、寝ているときにウイルスが侵入するかもしれない、と寝る前に癇癪を起こしていました。
 
 
しかし、自分で防衛策を考え出しました。 それが、「靴下を履いて、頭にタオルを巻きつける」です。
 
 
大人からすると、マスクをした方がいいのでは?と、ツッコミを入れたくなりますが、本人は安心したようで、すぐに寝付けることができていました。
 
 
靴下と頭にタオルは、正しい知識ではないかもしれませんが、お子さんにとって安心できるのが一番です。
 
 
まずは、子どもの思いを受け止めましょう。
 
 
 
 
このように、お子さんの特性を理解しておけば、新型コロナウイルスへも大人が冷静になって対応できます。
 
 
この1〜2週間が山場だと言われています。
 
 
このピンチを、子どもも大人も笑顔で過ごせるような作戦を立てて、乗り越えていきましょう!
 
 
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執筆者:松尾真理加
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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