頼んだことをすぐ忘れる!
2つのことを同時にできない!
そんなお子さんに 注意するのではなく、ワーキングメモリを楽しく鍛えていくのがポイントです!
発達科学コミュニケーションリサーチャー 今村裕香です。
『頼んだことをすぐ忘れる!』ワーキングメモリーを楽しく鍛える方法~たぬき言葉~
レッスンスクリプト
頼んだことをすぐ忘れる!2つのことを同時にできない!そんなお子さんには、注意するのではなく、ワーキングメモリを楽しく鍛えていくことをおすすめします。
ワーキングメモリってご存じですか?
ワーキングメモリとは、作業や動作に必要な情報を一時的に記憶・処理する能力です。この能力って、実はコミュニケーション、読み書き、計算、日常生活、あらゆる場面で使っている能力なんです。
例えば、ワーキングメモリの弱いお子さんに、「ハンカチ持ってきてね~!」など頼みごとをしたとします。
行くんですけど、途中で気が散ってしまって、何か気になることがあると本来頼まれたことを忘れて、ハンカチを持ってこずに帰ってきてしまう。我が家あるあるです。
他にも、2段階で分けて考えていく計算につまづいてしまうことがあるんです。
そんなとき、注意したり指摘してばかりだとお子さんは自信を無くしてしまいます。そんなときに学習でワーキングメモリを鍛えていこうとすると、どうしてもハードルが高くなりますし、やる気・モチベーションがなかなか上がっていきません。
ですから、楽しくゲームからワーキングメモリを鍛えていってほしいなと思っています!
今回おすすめするのは、「た」抜きゲームです。すごく簡単で、ちょっとした時間でもできるゲームですので、ぜひやってみてくださいね。
やり方は、ただ言葉から「た」を抜くだけです。
例えば小さいお子さんには、「『たこ』から『た』を抜いてみてね」
「こ」 正解!
「じゃあ次いくよ!『おたま』からから『た』を抜いてみて」
「おま」正解!
「じゃあ次レベルアップするよ!『かたたたき』から『た』を抜いてみて」
「う~ん…」とお子さんが悩んでいる時間は脳がとても活性化していますし、脳を使っているので、脳がとても成長しているポイントなんです。
ですから、こういうときはお母さんはじっと静かに子どもを待ってあげてください。
悩んだ末に子どもが「かき!」と答えを言ったとき、「正解!すごいじゃん!よく考えられたね!」という褒め言葉があると、もっと子どもに考える力がついてきます。
1つ1つが発達のポイントになっているので、声かけを工夫したり、ゲームを楽しんだりしてワーキングメモリを鍛えていってほしいと思います。
では、今日はこれでおしまいです!
ワーキングメモリを楽しく鍛える方法、まだまだあります!
講師:今村裕香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)