グレーゾーン 発達障害

発達障害・グレーゾーンの子どもに「しつけ」は逆効果!「褒める」と「叱る」を見直してお母さんが後悔しない対応を身につけよう

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苦手なことが多い発達障害やグレーゾーンの子どもたち。お母さんもつい叱りすぎてしまった…と後悔することはありませんか?そんなお母さんに必要なのは「しつけ」の見直し。「ほめる」と「叱る」を見直して後悔しない対応を身につけましょう!
 

【目次】

1 発達障害・グレーゾーンの子育て、叱りすぎていませんか?
2 子どもは叱られ続けるとどうなると思いますか?
3 子どもに自信がつけば叱られる要因だって減っていく!

 
 

1 発達障害・グレーゾーンの子育て、叱りすぎていませんか?

 
 
どうしてこんなに子どもを叱ってしまうんだろう?子どものやることすべてが目に付く…今日も叱りっぱなしだった…。こんな風に悩んでいるお母さんはいらっしゃいませんか?
 
 
特に今は春休み!子どもと過ごす時間が長くなっていますよね。子どものちょっとした行動が目について、ついつい叱ってしまうお母さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
 
 
発達障害やグレーゾーンの子どもたちは苦手なものが多いので、ついついお母さんも叱ってしまう…ということもあると思います。
 
 
叱り続けて、子どもの寝顔を見ながら後悔したり、反省したりしたことのあるお母さんも、1人や2人ではないはずです。
 
 
どうして叱ってしまうのでしょうか?それは、日本に昔からある「しつけ」という子育て法にポイントがあります。
 
 
「しつけ」は、子どもの良い行動をほめ、悪い行動を叱るというシンプルなものです。「しつけ」で子育てした結果、子どもの良い行動は増え、悪い行動は減っていく…となるはず。
 
 
だからお母さんは子どもを叱れば叱るほど、子どもの悪い行動が減る!と思っているはずです。
 
 
 
 
まじめなお母さんほど、子どもに対してこうあってほしい!これはやっちゃダメ!という基準が厳しいので、必然的に叱る回数も増えていきます。
 
 
お母さんがどうしても叱ってしまうワケ。それは子どもを叱って悪い行動をなくそうとしているから。お母さんの愛ですよね。
 
 
お母さんの愛なのに、子どもを叱ったことについて、後悔してしまうのはどうしてでしょうか?
 
 
子どもを全く叱らないのは現実的ではありませんが、お母さんが後悔することのないような叱り方を身につけていきましょう!
 
 

2.子どもは叱られ続けるとどうなると思いますか?

 
 
さて、お母さんが子どもを叱ったことを後悔したり、反省したりするのはなぜか、考えてみましょう。
 
 
・お母さんの体調が悪くてイライラして、つい口調がきつくなってしまった!
・「前も注意したよね?」と過去の失敗を掘り返してネチネチ叱ってしまった!
 
 
など、さまざまな理由がありますが、子どもがやってしまったことに対して、叱りが強すぎてしまったということもあると思います。
 
 
お母さんは毎日どんなことで子どもを叱っていますか?
 
 
・きょうだいに手をあげた
・宿題をしない
・ゲームをやめない
・ごはんをこぼす
 
 
大きなこともささいなこともありますよね。お母さんにとっては、すべてしっかりとやってほしいことだと思います。
 
 
でも、叱られることが続けば、子どもは自信を無くして委縮してしまいます。自分に自信がなくなると、どんな行動をとればいいのか分からなくなってしまうのです。
 
 
 
 
どう行動すればいいのか分からないと、何をするにしても周りの顔色を伺ったり、誰かに言われないと動けなくなってしまいます。
 
 
この、「誰かに言われないと動けない」は日常の行動も含まれます。
 
・着替え
・お風呂
・ご飯
・片付け
・宿題…
 
 
そう!お母さんがいつも「早くやりなさい!」「どうしてやらないの?」「ちゃんとやらなきゃだめだよ!」と叱っていることではありませんか?
 
 
子どもがやる気がなくてやらないのではなく、自分の行動に自信がなくて、いつ始めたらいいか分からない、どうやればいいのか分からない。だから始められないという可能性もあるんです!
 
 
また、発達障害やグレーゾーンの子どもたちは、どうしても苦手なことが多いので、叱られる回数が増えてしまいがち。自信を失いやすいといえます。
 
 
日本の「しつけ」という育児方法。「悪いことは叱ってやめさせる」を繰り返していると、子どもは自信をなくして、かえって行動しなくなる可能性があります!
 
 

3.子どもに自信がつけば叱られる要因だって減っていく!

 
 
子どもに自信がないことが原因で、お母さんが叱らざるを得ない状況になってしまっている。このような場合に、悪い行動をやめさせたいから叱り続けることは、全く意味がありませんよね。かえって事態を悪化させてしまいます!
 
 
どうしたら自信がつくのか?それは子どもを褒めることです!
 
 
先ほどお伝えしたように、お母さんがしている「しつけ」は、子どもの悪い行動を叱ってなくすために
使われています。
 
 
そうではなく、子どもの良い行動を褒めて増やす方向に使っていきましょう!
 
 
どんな小さなことでもいいんです。叱るよりも褒める回数を増やすことが大切です。ですから、まずは叱る回数を減らすことを考えましょう。
 
 
さきほどの例をもう一度見て見ましょう。
 
 
・きょうだいに手をあげた
・宿題をしない
・ゲームをやめない
・ごはんをこぼす
 
 
叱る回数を減らすために、叱るのをやめるとしたらどれにしますか?
 
 
・きょうだいに手をあげた
これは、相手の体や心を傷つけてしまう行為なので、その場でしっかりと注意することが必要です。
 
 
でも、その他はどうでしょうか?実は、今まで叱っていた場面でも考え方を変えれば「褒める」場面に変えることができるのです!
 
 
例えばごはんの場面、子どもがぽろぽろこぼしながら食べていたとします。こんなとき、お母さんは「こぼしてるよ!」「拾いなさい!」「ちゃんと食べなさい!」と叱ってしまいがち。
 
 
そうではなく、「もりもり食べてるね!」「たくさん食べているね!」と声をかけてみませんか?
 
 
 
 
食べこぼしてしまうのは不注意であるだけではなく、おはしやスプーンをコントロールする力、手先の動きに課題があることもあります。
 
 
発達障害やグレーゾーンの子どもたちにとっては、不注意手先のコントール発達特性のひとつである可能性が高いです。
 
 
お母さんが「ちゃんと食べなさい」と言っても、本人がどんなに努力しても難しいことがあるんです。
 
 
食事の本来の目的は「食べること」のはずです。きれいに食べることが第一の目的ではありませんよね。食べている子どもを認める声かけをすることによって、食事がどんどん進みます。
 
 
まずはしっかり食べること。「お皿ピカピカだね!」と食べ終わっているおかずに目を向ければ、褒めてあげることができます。
 
 
全部食べ終わっているおかずがないときでも、「お味噌汁、半分食べたんだね!」「野菜、一口頑張って食べたのね!」と今終わっていることに着目して声をかけてあげれば、全部食べ終わらなくても褒めてあげられます。
 
 
食べこぼしたことについては、食べ終わった後で「一緒に片づけよう」と声をかけてみましょう。もし一緒に片づけてくれたら、それについても褒めることができます!
 
 
人間はいいところよりも悪いところに目がいってしまいがち。そういう性質なんです。ですから、お母さんが叱る回数が多くなるのも当たり前です。
 
 
大切なのは、そのような人間の性質を理解したうえで、叱らなくてもいいことは叱らない、叱る回数を減らすと同時に意図的に褒める回数を増やして子どもの自信を育てることです!
 
 
子どもに自信がつけば、自分で考えられるようになりますから、お母さんから言われなくても適切な行動がとれるようになっていきます。
 
 
お母さんが今困っている、
 
・着替えをしない
・お風呂に入らない
・宿題をしない…
 
これらの問題も、自信がつけば、子どもが自分から進んで行動する可能性は大いにあります。
 
 
春休みの今が見直すチャンス!ちょっと最近叱りすぎだな、と思っているお母さんは、叱らなくていいものをピックアップしてみてください。
 
 
そして、どんなに小さなことでも褒めて、叱る回数より褒める回数を増やすことを意識してみてくださいね!
 
 
執筆者:丸山香緒里
(発達科学コミュニケーション リサーチャー)
 
 
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