コロナウィルスの影響でお出かけもできない毎日。自閉傾向のある子どもだと一人で遊んでくれるものの、毎日ずっと同じ遊びをしているのが気になるお母さんもいらっしゃるのではないでしょうか。トランプを使って幼児の遊びの幅を広げましょう! |
【目次】
1.自閉傾向の幼児、同じ遊びばかりしていませんか?
本格的な冬がやってきました。寒くなると、どうしても動くのがおっくうになりますよね。
さらに、また新型コロナウイルスの感染者が増加しています。お出かけしたくても我慢している…という方もたくさんいらっしゃいます。
気が付けば、家から一歩も出ずに1日が終わる…ということも珍しくないですよね。
幼児のお子さんをお持ちのお母さん、お子さんは毎日どんな遊びをしていますか?
発達障害・自閉症スペクトラムタイプのお子さんだと、毎日ずーっと同じ遊びを延々繰り返している、という子もいるのではないでしょうか。
お気に入りのおもちゃでずっと遊ぶのはどんなお子さんにでもあることです。でも、自閉症スペクトラムタイプの場合は、遊びがあまり発展せず、同じような場面をずっと繰り返しているのが特徴です。
私の息子も自閉症スペクトラムの診断がある小学校1年生です。3歳過ぎから年中さんぐらいまでの間、息子の遊びといえば、ひたすらプラレールを一列に並べる、というもの。
息子は毎日毎日飽きもせず、プラレールを同じ順番に、同じ位置に一直線に並べて遊んでいました。
この「モノを一列に並べる」というのも、自閉症スペクトラムの特徴のひとつ。
毎日毎日「この子は自閉症なんだ」と目の当たりにするのは、思った以上にストレスでした。
息子のこの遊び方は家だけではなく、療育の場でも代わり映えしませんでした。
療育の先生からは「今日も同じようにプラレールで遊んでいました。興味が狭いですよね…」と毎回同じフィードバック!
なんとか一列に並べるのをやめさせたい!と思った私は、息子を他の遊びに誘ったり、プラレールのレールを組み立てたりしてみせましたが、うまくいきませんでした。
では今はどうかというと、プラレールの5段タワーを組んだり、立体交差させたり、プラレール本来の遊びを楽しめるようになっています。

この記事では、息子のプラレール遊びの幅が広がったきっかけとなった、トランプの使い方についてご紹介します。
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