発達障害の子どもの興味を育てて発達を加速させる!令和時代の子育て法

今日から新年度。新しい学年で、発達障害の子どもたちが1つでも多くの得意を身に着けられるようにしたいですよね。子どもの興味とやる気を引き出して「得意」につなげる、お母さんの対応をご紹介します。
 

【目次】

 

1.発達障害の子どものやる気を加速させるための第一歩!

 
 
今日から新年度のスタート!これから始まる新学年、お母さんはお子さんにどんなことを頑張ってもらいたいですか?
 
 
発達が凸凹していたり、ゆっくりだったりする発達障害の子どもたち。
 
 
新しい学年、新しいクラス、新しい先生…
「学校生活、楽しめるかな?」
「友だちや先生とうまくやれるかな…」
と心配ですよね。
 
 
発達障害の子どもたちは、得意のことと苦手なことに差があったり疲れやすかったりします。新学年、何もかもに全力投球するのは難しいかもしれません。
 
 
勉強、運動、習いごと…何か1つでもいいから、積極的に活動できるものを持ってほしいと思いますよね。お子さんはどんなことが好きですか?どんなことに興味を持っていますか?
 
 
好きなこと、興味のあることに対する子どものやる気やパワーって本当にすごいですよね。興味をどんどん深めてあげればそれが得意なことになり、自信につながります。
 
 
新学年では、自信になることを1つでも多く身につけてほしいですよね。
 
 
 
 

2.子どものやる気の源は興味と楽しさ

 
 
子どもがどんなことに興味を持っていそうか、すべては子どもを知ることから始まります。かといって、最初から根掘り葉掘り質問すればいいわけではありません。まずは子どもを見る、観察することから始めましょう。
 
 
子どもが夢中になっていることに対して、その興味を深めてあげると、子どもはもっと楽しくなりますよね。特に発達障害の子どもたちは、好きなものに対してはものすごい集中力を発揮します。
 
 
発達障害の子どもたちのやる気を加速させるためには、今集中的に取り組んでいることをもっともっと深めて、楽しさ十分に味わえるようにしてあげることが大切です。
 
 
具体的には、どうやったらもっともっと深められるでしょうか。
 
 
その活動に関連するを買ってあげる?
その活動に関する場所に連れて行ってあげる?
お母さんが勉強して相手になってあげる?
 
 
もちろんこれらも、興味を深められるきっかけのひとつです。でも、本を手に入れたり、お出かけするには
お金がかかります。お母さんが勉強して、お子さんに付き合えるようになるまでには時間がかかります
 
 
せっかく夢中になっているものをほったらかしにしてしまったら、子どもの興味はそがれてしまうかもしれません。
 
 
発達障害の特性はさまざま。1つのことに固執するタイプもいれば、興味が次々と変わっていくタイプもいます。
 
 
もしあなたのお子さんが興味が次々に変わっていくタイプなら、お母さんが今!すぐに!興味を深めてあげたいですよね。
 
 
今すぐできて、お金や労力がかからない方法を考えていきましょう!
 
 
 
 

3.子どもの興味を深めやる気を加速させる、聞く姿勢

 
 
発達障害の子どもの興味を深め、子どもが楽しさを味わうことができ、やる気を加速させる簡単な方法!それは、お母さんの声かけと姿勢です。
 
 
お母さんが声かけと姿勢を意識するだけで、子どもが興味を持ち始めた、すぐのタイミングで興味を深めてあげることができます。
 
 
どんな風にしたらいいでしょうか?
 
 
まずは特別な言葉をかけなくても、しっかり注目してあげることがポイントです。子どもがそのことを夢中でお母さんに教えてくれるなら、聞く姿勢が重要になります。
 
 
興味がありそうな、ワクワクした表情アイコンタクトと大きなうなづき。これだけで、子どもはどんどんお話してくれるはずです。
 
 
子どもの話は途中で遮らずに、最後までしっかり聞き切り、話の展開に応じて表情を変えていきましょう。
 
 
基本はニコニコ笑顔。子どもが得意そうに話したら驚いた顔。子どもが悲しそうに話したら、同じく悲しそうな顔をして共感する
 
 
お母さんが子どもの興味に関心を持ち、共感するだけでも大きな効果があります。
 
 
発達障害の子どもたちで、言葉の発達がゆっくりなタイプなら、言葉ではなく表情で伝えることを意識してみましょう!
 
 
 
 

4.子どもの興味とやる気を刺激するお母さんの一言

 
 
お母さんがしっかり聞く姿勢を見せる子どもは、どんどん話してくれます。話していく過程で情報を整理することができます。情報が整理できれば、新たに知りたいことも湧き上がり、ますます興味を深めることが出来ます。
 
 
ただ、「新たに知りたいこと」についてうまく整理しきれない子どももいると思います。子どもが「新たに知りたいこと」を明確にするために、お母さんの一言がとても重要です。
 
 
その一言はとても簡単!話の合間に、
 
 
「それで?」
「どうなったの?」
 
 
というだけ。これは話の先を促すために有効な一言ですよね。話をどんどん先に促すようにすれば、子どもがどこまで知っているかお母さんが確認できます。
 
 
さらに一歩進めてあげたいとき、「それでどうなったの?」と声をかけてあげれば、子どもはどうなるでしょう。それまでに知ったことを参考に自分の意見を言ったり、分からないから調べてみたり新しい行動に移すことができます。
 
 
この段階に至ったタイミングで、新しい知識を仕入れることができる本を買ってあげたり、それまでに知識が整理できる場所に連れて行ってあげたりすれば、興味とやる気はますます加速します。
 
 
また、その頃になれば、お母さんも子どもから聞いた知識をもとに、相手になってあげられるかもしれません。
 
 
子どもの興味が出てきた瞬間にお母さんが話を聞いてあげたり、声をかけてあげたりすることで、興味の種を大きく育ててあげましょう。それが子どもの「得意」を増やすカギになります。
 
 
新学年で1つでも多くの「得意」が子どもたちに備わることを願っています!
 
 
 
 
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執筆者:丸山香緒里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
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