学校が始まった家庭もあれば、新型コロナの影響で春休みが延長した発達障害グレーゾーン・アスペルガータイプの子どもがおられる家庭もあるかと思います。お休みの延長で勉強ができず焦っている方に朗報です!お家で子どもの能力を高める方法がありますよ。 |
【目次】
1.発達障害グレーゾーン・アスペルガ―タイプの子どもに勉強させようと焦っていませんか?
新年度ですが、新型コロナウイルスの影響で落ち着かない状況です。学校が再開しているところもあれば、春休みが延長している地域もあるかもしれませんね。
春休み延長の地域では、どうやって過ごしていますか?発達障害グレーゾーン・アスペルガ―タイプの子どもがいるご家庭では、お家での過ごし方に悩んでいませんか?
親からの「もう勘弁…です」「学校のありがたさ…日常生活のありがたさを感じます」という声をテレビからはたくさん聞きますよね。
子どもたちも家の中では飽きてくるでしょう。
勉強の遅れも気になって、「勉強させなければ!」と躍起にあるいは焦っているお母さんもいるかもしれません。しかし、勉強ってそんなに焦ってしなくてはいけないものでしょうか?
ここで忘れてはいけないことは、学習能力はあらゆる能力の結果である、ということです。
学習能力とは、学んだことや習ったことを自分の知識や経験として身につけて自分のものとし、自分自身の行動や思考、判断などに使えるようになる力のこと。
要は、勉強だけのサポートでは、勉強面でも日常生活面でも、発達障害グレーゾーン・アスペルガータイプの子どもができないことの改善にはならないのです。
では、どうしたらいいのでしょうか?
2.勉強のサポートよりも、脳を成長させることが大切!?
これからの時代は「生きる力」が必要だと言われています。
どうなるかわからない変化の激しい社会を、これから生きていく子どもたち。これからの未来を生き抜く力を、子どものうちに身につけてもらいたいのです。
子どもたちが自分で課題を見つけ、自ら学び、考え、主体的に判断して行動し、問題を解決していく力が大切です。
つまり、自分自身でこれからの時代を生き抜くには、「どんな力が必要で、達成するには何をしたらいいのか」を自分で考え行動できる…そんな力です。
単に学力があるだけでは難しい時代になっていきます。
発達障害グレーゾーン・アスペルガータイプの子どもたちの困りごとから見えてくるもの…。理解力・判断力・思考力など…不安なこともあるかと思います。
もちろん学力が必要ないとは言いません。本人がやる気があって勉強できているならば、それに越したことはありません。
しかし今、不安や困りごとがお子さんにあるならば、無理やり勉強をさせるより、子どもが楽しく、そして脳が成長することを、こんな時期だからこそ親子でやってみてはいかがでしょうか?
これは、発達障害グレーゾーン・アスペルガータイプの子どもたちの「生きる力」につながっていきます。
3.脳を成長させ生きる力を育む「親子で○○」!
そんな「生きる力」につながる能力をマルっと高めてくれるのにオススメなのは、なんと「料理」なんです。料理といってもそんな難しいことをするわけではないですよ。
親子で楽しくコミュニケーションを取りながらやっていけばいいのです。わが子も、この3月から毎日少しづつ料理に取り組んでいます。
料理のいいところはたくさんあります。
例えば、立体的にものを見たり、五感が鍛えられたり、集中力がついたり、見る力がついたり、親子の会話につながったり…。
そして、料理が出来上がることで達成感を簡単に味わうことができ、成功体験にもつながります。
最後にお母さんが「ありがとう!」と感謝を伝えることで、「自分は役に立っているんだ」という貢献欲求も満たすことができる、という優れもの。
料理は、発達障害グレーゾーン・アスペルガータイプの子どもの脳の成長に効果テキメンなのです。
最初は、「自分でやった方が早いし、散らかるし、大変だわ…」と思われるかもしれません。
でも、こういう作業が、テレビや動画を見ているだけでは使わない、机上の学習だけでは使わない脳の領域を刺激していくのです。
新型コロナの影響で春休みが延長したり、外出が難しかったりする今、料理を通して発達障害グレーゾーン・アスペルガータイプの子どもの脳を成長させて「生きる力」を育んでいきませんか?
お休み中の過ごし方の参考にしてくださいね。
アスペルガータイプの子育てのコツを知ってお料理を楽しみましょう