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【お悩み相談室】発達障害グレーゾーンの新1年生の息子は環境変化に弱いため、休校明けの小学校生活が不安です

更新日:

発達障害・グレーゾーンの新1年生の息子は、環境変化に弱く初めての場所に不安が強いです。今年はいつが入学式になるか見通しが立ちませんし、初めての場所は嫌だと泣いてしまうことが多いので、小学校に行けるのか心配です。休校中の今、何かできることはありますか?

 

6歳・男の子のママ

初めての場所が苦手だと、スムーズに1学期が切れるのか心配ですよね。私の息子も初めての場所は苦手ですが、小学校を前向きに通学できるようになりました。私がやったことは日々の息子とのコミュニケーションを変えただけです!その方法をお伝えしますね。

 

発達科学コミュニケーショントレーナー 小出さとみ

 

【目次】

 

1.「小学校行かない!」布団から出てこなくなった息子

 
 
私には環境変化が苦手で、初めての場所が大嫌いな小学校2年生の息子がいます。
 
 
息子は幼稚園入園時も3か月間、「行かない!」と泣き続けました。初めて行く病院やお友達の家などとにかく慣れない場所は不安が大きく、いつも私にべったりくっついて離れませんでした。
 
 
ちょうど1年前に、息子は小学校に入学しました。入学前から「学校は何をするの?どんなところなの?」「一人で行かないといけないの?」と不安を訴えていました。
 
 
私も初めての小学校に嫌がって泣くのではと入学前は心配ばかりしていました。
 
 
当時の私は相談者さんと同じ悩みを抱えていました。
 
 
実際に入学すると4月は家から一人で通学することができて、私はすっかり安心していました。
 
 
しかし、ゴールデンウィーク明けに、朝「絶対に行かない!」と布団から出てこなくなってしまったのです。
 
 
理由を聞いても「とにかく嫌だ!」と具体的に教えてくれません。
 
 
のちに知らない小学校の環境・先生・クラスメイトにどうしていいか分からなかった。口腔過敏で給食が嫌だった。キビキビと集団行動をしないといけないことが苦痛だった。
 
 
そんな中勉強や運動会の練習も始まり、学校はついて行けない不安な場所でしかなかったことが分かります。
 
 
このときはまだ発達科学コミュニケーションを習得する前で、「このままずっと行けなかったらどうしよう。」「無理に行かない方がいいの?」「将来大丈夫かな。」「私の育て方が悪かったからだ。」と毎日寝ても覚めても頭の中で悩みがグルグルしていました。
 
 
悩むだけでどう対応したらいいのか全く分からない状態でした。
 
 
とにかく小学校で自分のことは自分でできないと息子が困ると思い、できないことを注意ばかりしていました。 「学校行ったら楽しいよ。」とうわべだけの声かけしかできませんでした。
 
 
それでは息子は全く改善しません。
 
 
これをきっかけに慌てて発達科学コミュニケーションを習得します。 そして私は毎日あるひとつのことだけ意識して取り組みました。
 
 
 
 

2. 初めての小学校は不安がいっぱい。発達障害の子が初めての場所が苦手な理由

 
 
発達障害・グレーゾーンのお子さんは脳の特性から、初めての場所が苦手な理由は以下のことが考えられます。
 
 

◆ネガティブな記憶・不安を持ちやすい

 
 
例えば以前に初めて行った場所でどうしたらいいのか分からないなどの嫌な思いをしたら、また同じような体験をするのではないかと不安に思ったりします。
 
 

◆目で見て状況を判断するのが苦手

 
 
人間は大脳の視覚系領域で周囲の状況を観察しています。そして、その見た情報を右脳の理解系領域でこの場面はそんな状況か理解し、どう行動していいか判断します。しかし、発達障害グレーゾーンの子どもはその脳の発達がまだ未熟です。
 
 
だから、初めての場所では周囲の状況を見て、その場面の状況分析が行き届かず、どう行動していいのか分からずに戸惑ってしまうのです。
 
 

◆幼稚園との違いが大きく、小学校がどんな場所か分からない

 
 
幼稚園は遊びから学ぶことがメインでしたが、小学校では座り続けて学ぶ授業が多く宿題もあります。
 
 
教室に自由に遊べるスペースはほとんどなく、机・椅子が教室いっぱいに並んでいます。
 
 
また、遊具も大きいものが多く、校庭も広いです。 人数も1~6年生までなので多くいます。
 
 
幼稚園のときより、規則や約束が厳しいこともあります。
 
 
校門を一歩入っただけで幼稚園との違いが大きいことが分かりますし、まだ小学校がどんなところか知らないことが不安を大きくさせることもあります。
 
 
また、今年は新型コロナウイルスの影響により、まだ一度も学校に行っていない子、入学式だけ行われて休校中の子、全国的に緊急事態宣言が発令されるまでは行って突然休校になってしまった子などがいると思います。
 
 
ただでさえ環境変化に弱いお子さんは、先行きの見えない学校再開に不安を感じているかもしれません。
 
 
しかし、休校中の今、家でお母さんがお子さんにできることはありますので安心してくださいね。
 
 
 
 

3.休校中の今がチャンス!入学までにお母さんにしてほしいこと

 
 

◆肯定的な声かけをしよう

 
 
お母さんは環境変化に弱いお子さんの脳自体を発達させて、やってみよう!と一歩踏み出す力を授けることができます。
 
 
ずばり!これにつきます!肯定的な声かけ(褒めること)をしてくだい。
 
 
目標は否定的な声かけの3倍肯定的な声かけを!
 
 
もし、ひとつガミガミと注意してしまったら、3つ褒めるところを意識的に探してください。
 
 
発達科学コミュニケーションの基本的な考え方は、できないことはまだそれを司る脳が発達途上だということ。だったら、そこの部分の脳を伸ばそう!というものです。
 
 
脳を伸ばすのは、一日の中で一番多くお子さんとコミュニケーションをとる、お母さんからの肯定的な声かけが一番効果的なのです。
 
 
次第に褒められると脳自体も発達しますし、心の自信のコップがたまりはじめます。すると少しずつやってみようかなと意欲がわき行動できるようになります。
 
 
相談者さんもお子さんから「今日の夕食おいしい!」と褒められたら、「また作ってあげよう!」と意欲がわいて、次回また作ったりしませんか?
 
 
家でお母さんが肯定的な声かけを積み重ねて行くと、どんどん脳の発達が加速してできることが増えて外でも行動できることが増えて行きますよ。
 
 
肯定的な声かけの中でも私が一番効果的だと感じたのは 「実況中継」=息子さんのよい行動を見たまま言葉にしてあげることです。例えば、
 
 
・朝起きたら「おはよう!起きたんだね!」
 
・宿題をし始めたら「勉強始めたんだね!」「もう半分できたんだね!」
 
・ご飯を食べ始めたら「ご飯食べれるね!」「もう半分食べれたね!」
 
・着替えを始めたら「ズボンはいたんだね!」「シャツを着たんだね!」
 
 
などです。
 
 

◆小学校へのポジティブな記憶を授けよう

 
 
脳は楽しい記憶が大好きです。 小学校へのポジティブな情報があれば、お子さんも小学校へのいいイメージができますよね。
 
 
ポジティブなイメージができたら、不安も軽減しますよ。お子さんが好きなものに合わせて小学校の楽しいイメージを伝えて上げてください。
 
 
例えば、
 
「小学校の方が校庭が広くて休み時間に思いっきり遊べるよ。」
 
「給食がおいしい学校なんだよ!」
 
「今まで知らなかったことを先生から教えてもらえる楽しい場所だよ。」
 
「校舎の外を探検して、お花や虫を見つけたりして楽しいこともするんだよ。」
 
「お花も育てたりして、楽しい場所だよ。」
 
「絵の具をしたり、工作もするんだよ。」
 
「文字が書けるようになるんだよ。」
 
「先生は〇〇(お子さん)が来るのを楽しみにしていてくれるよ。」
 
 
などです。
 
 
つい言いがちですが、「これができないと小学校に行けないからね。」と言うのは避けたいですね。
 
 
 
 

4.3学期は皆勤賞を狙う!と前向きに学校へ行く息子

 
 
息子にとにかく毎日肯定的な声かけを意識して行ったら、少しずつ学校でやってみよう!と思えることが増えました
 
 
「学校に行きたくない」と言うことがだんだんと減りました。
 
 
先生やクラスメイトと会話を楽しんだり、食べてみようと色々な給食のおかずにチャレンジできるようになりました。
 
 
集団行動もできるようになり、勉強も「漢字が楽しい」「計算できるようになった」と前向きな発言がみられるようになりました。
 
 
2学期はマラソン大会・音楽会・長縄大会など初めての行事のオンパレードでしたが、嫌がらず参加することができました。 3学期は皆勤賞を狙うと意欲的に通学できました。
 
 
もし、入学前に発達科学コミュニケーションを知っていたらあんなに辛い経験をしなくて済んだと思います。
 
 
また、小学校2年生の4月に夫の転勤のため引っ越し・転校をしました。初めての小学校へも「どんなところかな?」と不安を訴えることはありました。
 
 
しかし、4月から休校中なので、登校日に1日行っただけですが、「行きたくない」とは言わず、「学校行ってこれたよ!」と笑顔で帰宅しました。
 
 
初めての場所はいつも泣いてばかりだった息子の成長を感じることができて、うれしかったです。
 
 
 
 
まだ本格的に学校が始まる前の今がチャンスです!
 
 
相談者さんのお子さんも、お母さんからの褒めのシャワーと小学校へのポジティブな記憶で、小学校生活の第一歩を前向きにスタートできるとうれしいです。
 
 
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執筆者:小出さとみ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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