おうち時間ができた今こそ、発達凸凹キッズのママにとってこれからの生き方や働き方を見直し、新しいことを始めるチャンスのときです。今回は自分と子どもを守るためにどう生きればいいのか?どう働けばいいのか?のヒントをお伝えします。 |
【目次】
【アンケート概要】
調査期間:2020年3月28日〜4月6日
調査方法:インターネット調査
対象:発達科学コミュニケーショントレーナーまたはリサーチャー、受講生、メルマガ会員、パステル総研・SNS読者 計385名
1.発達凸凹キッズのママが気になる働き方No.1は?
緊急事態宣言が発令されて10日経ちました。色々な悩みを抱えながら毎日を過ごしているのではないでしょうか?
パステル総研では、以前アンケートを実施してママの働き方への満足度を調査したところ、
【主婦グループ】
【出勤グループ】
【在宅ワーカーグループ】
と言う結果になりました。
発達凸凹ママのアンケートから5人に1人程度しか満足感を得ていない専業主婦や、出勤する働き方に比べて、在宅ワークで働いている人は73%が満足しているという結果が出ました。
在宅ワークの不満や悩みも、実はとてもシンプルで、家という誘惑の多い環境で、集中して仕事をするスキルさえあればほとんどが解決するものでしたね。
在宅ワークの悩みについてはこちらの記事で詳しくお話ししています。
これからも先が見えない状況が続く中で、自分と子どもを守るためにどう生きればいいのか?どう働けばいいのか?という問題が突きつけられているのです。
そんな中、新しい仕事を始めるならどんなスタイルで仕事をしたいか?を問うアンケートでは今の時勢をよく表した結果になりました。
2位の起業には、色々なスタイルがありますが、1位、2位、4位、もしかしたら5位の副業も、家でシゴトしたい!!という情熱が込められているのかもしれません。
こんなにも在宅ワークや起業をしたいママが多いんですね。
予想を超える結果に、少し驚きつつも、本当にその通りだなと大共感しました。収入源を2つ以上持つことで会社に左右されない人生になるので副業というスタイルも働くママには強い味方になります!
とはいえ、子育てがおろそかになってはいけないので、在宅ワークなら何でもいいという訳にも行きません。当然リスクを考える人もいるでしょう。
ならば、どんな仕事を選べば未来が広がり、リスクを最小限にできるのか?
働き方を考える際には、もちろん子育てとの両立を考慮すると思いますが、実は、それ以外にも必ず抑えてほしいポイントがあります。
2.ママは発達凸凹キッズが憧れる未来を魅せていますか?
実は今まで8ヶ月間、あるテーマについてずっと研究を積み重ねて来ました。そのテーマの着想は、子どもの未来の創り方からスタートして、人の夢、人の生き方、人生の在りや生き様にまで派生して来ました。
その根幹にあるのは、私たちは子どもの頃に夢見た人生を大人になった今、生きているだろうか?という問いです。
発達障害やグレーゾーンの仕事をする上で、この問題を無視することはできません。私たち「大人」は、子どもが憧れる未来そのものであるハズですよね。
発達凸凹(パステル)の子たちに、「素敵な未来が待っているよ!」そう胸を張って言える、本当に魅力的な「未来」をどうやって創り出すのか?
その答えを知らずして、「発達障害でも未来はあるよ」なんてコトは言えない。そんな気がしたからです。
私たちは、日々目の前の問題に追われていて、頭の中は目先の利益や目の前の問題解決に心を奪われます。もちろん、それは必要なコト。ですが、それだけでは未来は創り出せません。
今も、この先もずっと目の前の問題を解決するだけの歯車の中を走るような人生になってしまうからです。大人がそんな生き方をしていたら、当然、それを間近で見ていた子どもはその人生観を学びます。
だから現状の問題も解決しつつ、未来が広がる生き方を大人は常に模索して子どもに魅せてあげて欲しいんです。
3.おうち時間がある今こそ、発達凸凹キッズのために「未来を話そう!」
期せずして、新型コロナ感染の大流行で、世界中の人が生き方を見直すチャンスを得ました。そのチャンスを掴む人とつかみ損ねる人とのギャップが大きくなる、今はその分岐点にいます。
だからこそママが、今考えないといけないのは子どもの発達の悩みを解決しながら、どうやって未来を創るのか?というコト。
発達の悩みを解決する方法は既に発コミュにあるわけです。ならば、今考えるのはその先。
新型コロナ感染は時間がかかっても必ず収束します。そのときに、どうなっていたいか?その先に、どうなりたいか?それを考えながら生き方や仕事を選び直して欲しいとかなり切実に私はそう考えるようになりました。
解説して来たように、在宅ワークや起業への関心がとても高まっています。それは、とても健全な方向であると感じます。問題は、在宅ワークや起業で何をするか?というコト。
そこで必ず考えて欲しいのが誰でも今すぐできるシゴト(=タスク)ではなく、自分だからできるシゴト(=価値)を創ることです。
手っ取り早いからと言って、「作業やタスク」を仕事にすると当面の短期間は乗り切れますが中長期的には未来を創ることが難しくなります。
だから、今から価値を生み出す仕事を創る!社会が停滞している今、挑戦を始めるには最適の時間です。
少し分かりにくいかもしれませんので今日は参考になる本をご紹介します。今こそ絶対に読んで欲しい1冊です。
それは、「安宅和人著『シン・ニホン』」です。
私の話を聞いて、「今、子育てが大変なんだから未来とか言っている場合じゃない!」と思ったら、ぜひこれを読んでみて欲しい。本を読むのが苦手な人は、Youtubeの解説動画でもOKです。ぜひ、おうち時間を活用して未来の話をしましょう!
コロナに負けない!ママの働き方を見直すヒントを多数お伝えしています!
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執筆者:吉野加容子
(発達科学コミュニケーショントレーナー、学術博士、臨床発達心理士)
(発達科学コミュニケーショントレーナー、学術博士、臨床発達心理士)