新型コロナウイルスの感染予防で子どもたちの学校は休校となり、オンライン授業に移行が進んでいますね。子どもが1日中画面を見ていることで視力が落ちるのではないかと不安が強いお母さん必見!声かけのポイントをご紹介します。 |
【目次】
1.オンライン授業で子どもの視力が落ちるかもしれないと不安が強いですか?
2.「休んだら?」と言っても子どもが画面から離れない理由は2つ
◆切り替えづらい
◆動くのが億劫になっている
3.休憩の提案が先ではなくてポジティブに寄り添うことが先
1.オンライン授業で子どもの視力が落ちるかもしれないと不安が強いですか?
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、外出自粛や学校休校措置が世界中で出されていますね。
私が今住んでいるベトナムでは2月から休校になり、娘の学校はオンライン授業が直ぐにスタートしました。
学校に通うのが当たり前だった生活が一転し、1日中リビングのテーブルでパソコンの前にいる娘を見て思ったことは、
・視力が落ちそうだな
・目が疲れるのではないかな
・肩が凝りそうだな
・姿勢が悪くなるなぁ
・目が疲れるのではないかな
・肩が凝りそうだな
・姿勢が悪くなるなぁ
と、娘の健康、特に目が気になり、さまざまな不安が頭をよぎりました。
皆さんが住んでいる国や地域でも緊急事態宣言が出され、オンライン授業が始まった、始まってだいぶたったところもありますよね。
オンライン授業のメリットを感じつつも、私が娘の視力が落ちる心配をしたように、不安を抱えていらっしゃる方もおられるのではないでしょうか。
今日は子どもの目の健康への不安が強いお母さんが、直ぐに取り入れられる声かけのポイントをお伝えします。
2.「休んだら?」と言っても子どが画面から離れない理由は2つ
オンライン授業の1コマが終わっても休憩せず次のコマが始まるまで、そのままユーチューブを見たり、作業をし続けることがあります。
目が疲れるだろう、肩がこるのではないかと、お母さんとしたら気にかかると思うのですが、子どもは画面から離れない理由が2つあります。
◆切り替えづらい
学校で授業があるときは、子どもには時間割が毎日あって、時間になれば始まりと終わりの合図がある生活をしていましたよね。
一方家の中では、スケジュールを決めてタイマーをつけていたとしても、学校にいたときのように部屋を移動して別の授業を受けることはないですよね。
そしてクラスメイトと一緒にいるわけではないので、特に会話もなくじっと同じ場所で作業。
課題の動画が面白く何度も見たり、課題をこなしながらの動画視聴で分からないところの検索で、終わりにしづらい状況になっていることもしばしば。
計画通りに行動したいと子どもは思っていても思い通りに進められないことも。でも動画を見ている姿を見た親は「ダラダラ見ている」「ダラダラやっている」と感じていることもあります。
◆動くのが億劫になっている
オンライン授業の1コマが終わり、次の授業まで少し時間があったとき、親としたら「気分転換して次のことに取り掛かったら」と思いますよね。
でも次の授業が始まるまで立ち上がって何かをするよりも、動画を見続けることを選択するタイプの子どももいます。
なぜそうなるかと言うと、スバリ!脳は楽チンな方を選ぶ傾向があるからです。画面に映し出されるものを見ている方が新しい行動を起こすよりラク。
そして今までと違う行動をしてからまた集中するのに時間がかかる場合もあり、新しい動作をするのは面倒で億劫なことと脳が感じています。
目に悪いんじゃないかと親が不安を強く募らせて「気分転換させよう、切り替えを促そう」とアレコレ言っても子どもはそうは思っていないので、行動は親が思うようには変わらないのです。
3.休憩の提案が先ではなくてポジティブに寄り添うことが先
集中して画面を見ている状況が長くなると、「休憩したら?」「そろそろ終わりにしたら?」と声をかけていませんか?
この声かけはポジティブに思われるかもしれませんが、実は集中している子どもに取ったらネガティブな声かけ。
なぜこの声かけがネガティブかというと、せっかく自分のペースでやっていたことをいきなり中断させる指示が来ているから。
ちょっと例を出してみますね。
アナタが大好きなドラマを観ていたとします。いい感じになっていたときに、
「そろそろおやつ食べない?」
「そろそろ終わりにしたら?」
と言われたらどんなふうに思いますか?
ではこちらではどうでしょう。
「なに見ているの?なんだか面白そうだね」
「あとどれくらいで終わる?」
「終わったらアイスクリーム食べない?」
と誘われたら、どんな印象を受けますか?
いきなり中断を提案されるよりも、なんだかやってもいいよって感じませんか?
まずはポジティブに寄り添ってから提案すると耳を傾けてくれる率、行動してくれる率がグンとあがりますよ。
オンライン授業で子ども健康や目の疲れが心配になるかもしれませんが、心配して注意する時間を、作戦を練る時間にしていけたら気持ちが楽になりませんか?
子どもの様子をじっくり観察して、ポジティブに寄り添い提案力をつけながら、オンライン授業生活をノーマルにしていってくださいね。
執筆者:吉田 エイミー
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)