小学生 発達障害

子どものズル休みの正当な理由って?発達障害の子どものしつけについて脳科学の観点から知ってほしいこと

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発達障害があってもなくても、子どもが学校を「ズル休み」なんてとんでもない?いいえ、脳科学的な観点から見るとズル休みにも正当な理由があります。誰かが決めた「しつけ」にわが子を当てはめてばかりいるとせっかくの発達の機会を逃してしまいますよ!
 

【目次】

 

1.発達障害があってもなくても「ズル休み」はダメ?

 
 
昨年の秋ごろのお話です。我が家の長女は小学校1年生。その日、彼女はピンピン元気なのに学校をお休みしました。
 
 
あなたは「ズル休み」と聞いて、どんな状態を思い浮かべますか?
 
 
一般的には、体調が悪いわけではないのに学校や仕事を休むことというイメージなのかなと思っています。
 
 
大人になると多少体調が悪くても、熱がなければ仕事はいくもの、みたいな雰囲気も職場によってはありますよね。
 
 
「今日、テンション低いんで行きませーん」なんてことをしたら、仕事がなくなってしまうかもしれません。
 
 
ちなみに広辞苑には「正当な理由がなく横着して学校や勤務を休むこと」と言葉の定義が書かれていました。
 
 
そのとき、定義を知って、言葉を正しく理解することがとても大切だなと感じたんです。
 
 
ここまでの話の流れだと「ズル休み公認の話題!?」と誤解を受けるかもしれませんね。 実は、彼女が学校を欠席したのには脳科学的に正当な理由があるんです。  
 
 
 
 

2.子どもの「発達の機会」を奪っていませんか?

 
 
彼女が学校を欠席した理由… それは彼女が卒園した幼稚園のバザーがあったから。
 
 
このバザー、半年以上前からずっと楽しみにしていたんです。
 
 
えー!それ、ズル休みや~ん…。
これってしつけとしてどうなの?
 
 
そんな声が聞こえてきそうですね。いえいえ、ここには脳科学的に正当な理由が存在します。当日の彼女の様子にそのヒントがあります。
 
 
いつもお寝坊さんの長女ですが、その日はなんと5時半に目覚ましを自分でセット。そして目覚ましが鳴る前に飛び起きてきました。
 
 
目覚めの開口一番「あ~今日はいい日だ~!」そう言いながらテンションマックス。家族から苦情が出るほどのご機嫌な鼻歌が、朝から止まりませんでした。
 
 
起き抜けの脳というのは覚醒水準が低いですから、寝起きからこんなにも活気に満ち溢れているということはそうそうありません。
 
 
彼女の脳のエンジンは「楽しみすぎるっ!」という期待感で起き抜けからフルスロットルにギアが入っていたのです。
 
 
 
 
実は、この「楽しみ」という感覚は、発達するのにものすごく重要な鍵を握っています。
 
 
特に子どもの脳は、最も楽しみにしているモノ・コトに大きく影響されます。
 
 
ですから、楽しみを奪われてしまうと全てのことにやる気がなくなるという反動のメカニズムも持っています。
 
 
もしも、彼女が半年以上楽しみにしていたバザーが「学校に行かねばならぬ」という親のしつけに基づいた言動で奪われてしまったら…
 
 
恐らく、彼女の受けたダメージは相当なものだったでしょう。  
 
 

3.脳のメカニズムを知って「しつけ」を見直してみましょう!

 
 
「バザーに行けなくてもさ、今日の学校の給食、あなたの好きなものだよ。だから学校へ行こうね。」
 
 
と、大人は気持ちを盛り上げる策を考えるかもしれません。
 
 
ズル休みなんて、発達障害のある子にしつけがあまいなと思われるかもしれません。
 
 
でも、子どもの脳は実はそんな風にできていないのです。
 
 
No.1がなくなるとモチベーションがなくなってしまう…これが子どもの脳のメカニズムです。
 
 
「学校は行かなくては行けないものだから」
「ズル休みはいけないことだから」
 
 
と周りに合わせた本人のためにならないしつけを続けてしまうと、子どものせっかくの発達の機会を奪うことになってしまいます。
 
 
ですから、楽しみな行事に参加するための「ズル休み」は、脳科学的には「ズル」ではないのです。
 
 
子どもにとって正当な理由がそこに存在するからという少し知識を持つだけでもしつけがグッと楽になっていきます。
 
 
もしかすると、幼稚園の行きしぶりや不登校に対しても同じ考えを置き換えることができるのかもしれません。
 
 
 
 
その子の人生にとって何が「正当」なのか?そんな広い視点で子どもの成長を見守れるお母さんになりたいですね。
 
 
発達障害があってもなくても、子どもを育てる上で、何かのヒントになれば幸いです。  
 
 
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執筆者:石澤かずこ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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