発達障害・自閉症の子どもの暴力・暴言がなくなるママの対応法

 

発達障害・自閉症の子どもの暴力・暴言・癇癪の対応にお困りではありませんか?暴力・暴言・癇癪を起こすたびに子どもの要求に従うと、その行動が定着してしまいます。子どもが正しい方法で伝えることができるママの対応法がありますので、お伝えします。
 

【目次】

1.発達障害・自閉症の子どもの暴力・暴言・癇癪にお悩みではありませんか?
2.暴力・暴言・癇癪を起こす原因
3.暴力・暴言・癇癪への対応でやってはいけないこと
4.子どもが落ち着くママの対応法

 
 

1.発達障害・自閉症の子どもの暴力・暴言・癇癪にお悩みではありませんか?

 
 
発達障害・自閉スペクトラム症(ASD)のお子さんの暴力・暴言・癇癪にどう対応して良いかわからずお困りではありませんか?
 
 
子どもが自分の要求を暴力・暴言・癇癪ではない正しい方法で伝えることができた時に、お母さんが褒めることで、正しい行動が定着していきます。
 
 
すると、暴力・暴言・癇癪の行動もなくなっていきますので、今お悩みのお母さんも安心してくださいね。
 
 
発達科学コミュニケーション受講生のAさんも、お子さん(Bくん)の暴力・暴言・癇癪にかなり悩まされていましたが、正しい対応をすることで、攻撃性もなくなり落ち着いたので、こちらの記事ではその方法をお伝えしていきます。
 
 
BくんはASDの診断が出ていて、様々な発達特性があります。
 
 
癇癪、保育園の行きしぶりから始まり、とにかく手が出まくって、あまりの攻撃性に保育園では1人個室に隔離された経験もあります。 (もちろん先生は1人必ずついてくださいました)
 
 
当時は、Aさんも謝罪の毎日。Bくんに「どうして叩いちゃったのかな?」と何とか寄り添い、気持ちを理解しようと必死でした。
 
 
そして、人好き・お友達好きのBくんが周りを攻撃して孤立する姿を見るのが何より辛く心を痛めていました
 
 
 
 
そして「今日も1人のお部屋なの?」と毎朝悲しそうに聞いてくるBくんにかける言葉も見つからず、毎日2人で泣きながら通園されていました
 
 

2.暴力・暴言・癇癪を起こす原因

 
 
Bくんが暴力・暴言・癇癪を起こしていた原因は、欲求が通らないときに湧き上がる感情を言葉で伝えられず、暴力や暴言、癇癪で伝えるということを誤って学んでしまっていたからなのです。
 
 
そして、自分の感情が相手に伝わらないことで、さらに不安・不満が強くなってしまったということでした。
 
 
Bくんのように、発達障害ASDの子どもは特に、自分の中の感情に気付きにくいという特性もあります。気付いていても言葉で表現できないことが多々あるのです。
 
 
Bくんの場合は、言葉も遅く日常会話もぎこちないところがあり、言いたいことが言えずイライラして泣くということも多々ありました。
 
 
相手に何か要求を伝えたいとき、暴力・暴言ではなく適切な方法で伝えるということは集団生活に必要なソーシャルスキルの1つです。
 
 
幼児期の早いうちに、遅くとも小学生の低学年のうちにしっかりと対応しておくことが大事です。
 
 
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3.暴力・暴言・癇癪への対応でやってはいけないこと

 
 
暴力・暴言・癇癪への対応として、子どもがそれらの攻撃的な行動を起こした時に、毎回子どもの要求に従ったり、場当たり的な一時凌ぎで対応することは根本的な解決にはならないので、お勧めしません。
 
どういうことか具体的にお伝えします。
 
 
発達障害でなくても、特に幼児期の間は自分の欲求が制限されたときに、激しい癇癪を起すことが多々あります。
 
 
最終的に親やきょうだい、お友達に対して暴力を振るってしまう…振るわれた方も振るった本人の中にも不快感が残るものです。
 
 
そうならないように、子どもの要求に従うと、その行動は一旦は止まります。元々の要求には従えなくても「じゃあ、これをあげるから」などと言って別のものを渡して収まるかもしれません。
 
 
ただ、この繰り返しでは根本的な解決や成長にはつながらないのです。
 
 
 
 
以前のAさんもとにかくその場を収めたくて、本人の要求を叶えることで回避しようとしていた時期がありました。先回りして対応しようと気持ちを常に張り詰めていたので、疲れ切っていました。
 
 
毎回子どもの要求や言動に付き合うのは、丁寧な接し方とは言えず、ただ振り回されているだけで、お子さんにとってもお母さんにとっても良い対応ではなかったのです。
 
 
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4.子どもが落ち着くママの対応法

 
 
子どもが暴力・暴言・癇癪を起こさずに落ち着くお母さんの対応法は、子どもの間違えた行動の時はスルーし、正しい行動の時だけしっかりと褒めるということです。
 
 
子どもは、暴力・暴言・癇癪のたびに親から要求に応えてもらえるという経験を積むと、本来は止めて欲しい行動を繰り返すようになってしまうことがあります。
 
 
怒ったり、叩けば、思い通りになるというご褒美がもらえていることになるのです。
 
 
叱ることも然りで、叱られる=かまってもらえる、というご褒美になることもあります。
 
 
また、共感として「〇〇が欲しいんだね。分かるよ~」など、本人の気持ちに寄り添った言葉をかけることも大切ではあります。
 
 
しかし、癇癪がひどくなり暴力をふるうまでに興奮している状況では、耳に届きません
 
 
そんなときの解決法の1つの方法として試して欲しいのが「スルー(無視)+定着」です。
 
 
例えばこんなとき…
 
 
夕飯を作っているときに、子どもが一緒に遊ぼうとキッチンまで言いに来ます。できるだけ一緒に遊んであげたいとは思うものの、どうしても手が離せないときってありますよね。
 
 
「あと5分待ってね」「これを洗い終わるまで待ってね」で待ってくれるときは良いのですが…
 
 
「やだ!今遊びたい!もうお料理やめて!」と怒り出すときもあると思います。
 
 
Bくんも、お母さんが相手をするまで叫び続けたり、蹴ったりしてくることが多かったのです。
 
 
繰り返し注意するものの、それでも止めない場合に試して欲しいのがこの「スルー」なんです。
 
 
どんなに怒って攻撃してきたとしても、怒った表情や視線を送らず「いつも通り」「普通」の態度でいることが大事です。
 
 
スルーすると言っても、子どもが横で泣き喚いているとどうしても感情が巻き込まれてしまうものです。
 
 
ですので、スルーするときに感情が巻き込まれないよう、その間やることを決めておくのがオススメです。
 
 
例えば、キッチンにいるのなら「引き出しを片付ける」「シンクを磨く」「お皿を洗う」など。
 
 
ただし、そのことに夢中になるのではなく、安全のためにも本人に気付かれないように、必ず目の片隅で様子は見ておいてくださいね。
 
 
そんな冷たい対応ちょっぴり可哀想・・・と心配されるママもいらっしゃるかもしれません。少し別の視点で考えてみましょう。
 
 
例えば、野球の試合で監督が審判に激しく抗議するシーン。
 
 
あんなに大声で怒鳴りあっているのに、監督と審判の身体は、ギリギリ触れるか触れないかの近さ。ほんの少しでも審判に触れたら退場!なぐるそぶりを見せても退場。
 
 
激怒しても絶対に手を出さない、ということは可能なのです。
 
 
怒る気持ちは自然と湧き出てくるものなので、それを否定はしないで欲しいです。怒りたい気持ち、思いや意見を相手に伝えることは大事なことです。
 
 
しかし、暴力や暴言では何も解決しないのだ、ということはわかってもらいたいですよね。そして、怒ったら手が出る、というパターンはできるだけ早いうちに断ち切っておきたいですね。
 
 
子どもは、怒っても、泣き喚いてもお母さんが反応してくれないと悟ると、時間の経過とともに落ち着いてきます。
 
 
そして、必ず、落ち着いたらしっかりと褒めてあげてください
 
 
「我慢できてかっこよかったよ!」
「ママ嬉しかったよ!」
 
 
スルーの途中でイライラしたり、構ってあげたくなることも出てくるかもしれませんが、一度スルーすると決めたら、落ち着くまでスルーし続けてください。
 
 
お子さんを信じて待つ、という気持ちで挑戦してみて欲しいなと思います。
 
 
泣き喚いてもお母さんは反応しないけれど、落ち着いたら褒めてくれる。
 
 
これを繰り返していくうちに、怒らずに落ち着いている状態が定着していくことになります。
 
 
大人がドン!と構えて、子どもの暴力や暴言に振り回されず主導権を持つ姿勢が大事です。
 
 
とても大事なポイントですが、どんな効果的な対応だったとしても、お互いの信頼関係がないと成り立ちません日ごろからお母さんが肯定的なコミュニケーションを取っているからこそ子どもが変われるのです。
 
 
 
 
今でも自分の欲求に正直な6歳のBくんですが、お母さん(Aさん)が怒っても暴力や暴言で訴えてくるようなことは殆どなくなりました。
 
さらに、お母さんがキッチンで食事の後片付けをしていたら、「ママー、遊ぼう」と誘いに来ました。お母さんが片付けをしている様子を見たBくんは、「それ終わってからでいいから遊ぼうね」と言ったんです!
 
 
Bくんの成長を感じる出来事です。お母さんが「待っててくれる?ありがとう。終わったらすぐそっちに行くね!」と伝えるとBくんは満面の笑みです。
 
 
そして、終わって遊び始めるときにも「さっきはお片付け終わるまで待ってくれてありがとう。かっこよかったよ!」としっかり褒めて肯定します
 
 
我慢した先に楽しいことがある、お約束を守れると気持ちがいい、とここでしっかり学べることになります。
 
 
焦らず、じっくりと。肯定的なコミュニケーションが良い行動を定着させていくという意識で、一緒にがんばりましょう!
 
 
 
 
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♡小冊子のご感想
癇癪や暴力を起こす息子に、「なんでそんなことするの」と思っていましたが、原因がわかったことで、子どもを見る目が変わりました。これからは冷静に対応できそうです。
 
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執筆者:菅野 美香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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