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【お悩み相談室】発達障害の一人っ子の勉強方法で悩んでいます。休校が明けても不登校になりそうですが、どう子どもと関わったら良いでしょうか?

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息子は発達障害の診断がある小学5年生です。元々学校はトラブルが多くて合わないタイプでしたが、とうとう去年から不登校に。もうすぐ休校が明けますが、学校には行きたくないそうです。このままだと将来どうなるのか不安になります。こういう場合、どんな勉強方法がオススメですか?

11歳・男の子のママ

うちの息子も発達障害のある一人っ子です。人は大好きなのにトラブルが多くて不登校を経験しました。無理して登校して勉強するエネルギーが無くなるくらいなら、子どもに合った勉強方法で得意科目を伸ばしていくことをオススメします。

発達科学コミュニケーション
トレーナー 安達若菜

 

【目次】

 

1.発達障害の子どもに合った勉強方法として、教材よりも大事なこと!

 
 
コロナ休校が長引いたことで、授業のオンライン化が随分と進みました。ネットから教材が無料で手に入る時代に。YouTubeで検索したら、休校中の子どもたち用に作られた、分かりやすい学習動画がたくさんありますよね。
 
 
私が進化を感じている教材は、AIが理解度や進み具合に応じて問題を出したりアドバイスをくれるもの。苦手な単元は学年を遡って復習できるし、学年を超えて先取り学習も可。自分のPCやタブレットをそのまま使ってインターネット上で学べる、e–ラーニング教材です。
 
 
塾などのベテラン講師によるスピーディーな授業を楽しめる動画教材もありますよね。1授業が20分程度なので集中しやすいです。ほか、実験キットなど学びにつながる付録のついた通信教材や、あえて余計な付録が無いシンプルな教材など、選択肢は幅広いです。
 
 
 
 
コロナ以前は、小学生は学校で授業を受けるのが当たり前。出された宿題をノートやプリントに書いて提出するスタイルが主流でしたが、学校での学びが合わない子どもがいます。
 
 
集団のペースに合わせて板書することが苦手だったり、教室にいることや文字を書くこと自体が苦手だったりする子にとって、合わない環境での勉強は身につかない可能性があります。
 
 
本人に合う勉強方法を選ぶこととも大事ですが、どこで学ぶか、も大事なことです。落ち着いて自分のペースでできる、自宅学習の方が学びが深まる場合があります。
 
 

2.特性によりトラブルになるなら、不登校でOK!

 
 
うちの息子は発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)と自閉症スペクトラム障害(ASD)の2つのタイプの特性があります。
 
 
小学生のときは、同級生と一緒に遊べることが楽しくて、つい距離が近くなったり過度にスキンシップを取ってしまいました。やめて、と言われても、すぐにはやめることができず先生から怒られました。仲良くなったお友達もだんだん離れていきました。
 
 
悪気はないのですが、気がついたらくっついたり、ちょっかい出してしまったり。本人も悩んでいましたが解決できず…人と仲良くしたいのに、孤独を味わうことになり、学校に居づらくなりました。
 
 
自分の成長のために勉強は必要。でも休み時間や教室の移動時など、一人で過ごすことにエネルギーを使い勉強に身が入らない状態だったと息子は振り返って教えてくれました。
 
 
 
 
学校へ特性理解を求め、先生方と一緒に息子の居場所作りを目指したこともありましたが、息子は不登校を選ぶことに。私も、息子が自分らしくいられないならば、学校は学ぶ場には適さないと判断しました。
 
 
私たちは、小学校で学ぶことにこだわって失敗体験を積み重ねるより、リラックスできる環境を整えることも、有効な勉強方法の一つとしました。
 
 

3.得意を見つけるための親の関わり方

 
 
息子の特性は、自信を育みながら脳が発達していくにつれ、薄まってきました。今、中学生になって同級生とのトラブルはほぼありません。字を書くのは苦手ですが、得意科目の勉強に面白みを感じて日々、頑張っています。
 
 
自宅学習を選択し、子供に合った勉強方法を取り入れたなら、その学びの効果を得るために必要なことは、環境を整えること。必要な環境とは親のマインドと言葉がけ。具体的にお伝えしますね。
 
 

◆①勉強する量や時間について

 
 
不登校を選ぶとなると、コロナ休校で経験した通り、子どもの過ごし方が常に目に入る状況だと思います。学びの環境作りのためには、我が子の過ごし方をダメ出ししないこと
 
 
相談者さんのお子さんは小学校5年生ですよね。まだまだ自己管理は難しい年頃です。自分で時間を決めて教材に取り組むなんて、中学受験を控えているお子さんでもなかなかいないでしょう。
 
 
同級生が6時間授業を受けているのだからと、家でも同様に6時間分のカリキュラムを組んだり、休憩している姿を見てダメ出しをしないでください。
 
 
今日はどのくらい勉強しようか?本人と相談して目標の勉強量を決め、守ったら良し!としましょう。今の時期は、やることをやったらあとは好きに過ごして大丈夫です。
 
 

◆②できているところを見つけ○○する

 
 
学びに良い環境となるように、子どもに自信をつけてあげましょう。そのために、日常の言動をできるだけキャッチしてポジティブな言葉をかけてください。5年生の子に対しては、褒めるのでなくただ肯定してあげて欲しいのです。例えば
 
 
「自分でタイマーで起きたんだね!」「ご飯食べていたね!」「教材の使い方、分かっているんだね!」「色々と考えているんだね。」
 
 
このように、見たままを伝えてみてください。お母さんは自分のことを見守ってくれている今の自分でいいんだと感じてもらうためです。
 
 
ポイントは、何か特別にできていることではなくて「当たり前の目立たない些細なことを言葉にする」です。この積み重ねで自信がつき好きなことがみつかり得意分野につながっていきますから、ぜひ取り組んでいただきたいです。
 
 

4.今の時代に合った勉強方法

 
 
子どもは高学年になると、周りの子と自分の違いに気が付いています。学校に行っていないことによるデメリットも分かっているし、将来に向けて不安を感じていることでしょう。
 
 
発達障害のネガティブな側面にフォーカスする時代は終わり。好きなこと・得意なことに思い切り集中できるという特性を活かして、自宅学習に取り組んでください。世界中がコロナを経験したことで、家で個人的に学習することは特別ではなくなったのです。
 
 
合わない環境を手放し自分に合った教材と、身近なお母さんからのプラスの言葉がけで、得意分野を見つけていく。この勉強方法が、発達に凸凹を抱えている子どもに合っている可能性があるのです。
 
 
息子の場合は、無理やり登校して奪われていたエネルギーを自学に注ぐことで、自分の能力を再発見!自信を取り戻していき、5年生の秋には中学受験を選択、第一志望校に合格し今に至ります。
 
 
・今後、世界がどう変わるのか?
・我が子にどんな能力が開花するか?
・そのときに掴みたいものは何か?
 
 
具体的に予測できませんが、集団が苦手でも不登校経験者であっても、得意なことへ発揮される集中力強化しておけば大きな強みになります。
 
 
時代の逃れを読みながらその都度、掴み取りたいもののために必要な知識を手に入れられるよう地頭を作っておきましょう。今まで学校で乗り越えてきたもの不登校を選ぶ力、どれも無駄になりません!
 
 
 
 
自分に合った勉強方法が見つかると、子どもは想像以上に成長します。信じていきましょうね!不登校の一人っ子さんとお母さんを、心から応援しています!
 
 
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執筆者:秋村若菜
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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