発達障害・ADHDタイプのお子さんの勉強嫌いに悩んでいませんか?うちの子は勉強が嫌いで困っているというお母さんに、今回はお子さんが勉強好きになるおすすめ勉強方法をご紹介します。 |
【目次】
1.発達障害・ADHDタイプのお子さんにガミガミ言っていませんか?
2.勉強嫌いの原因は〇〇がなくなっているだけかも⁉
3.とっても簡単!おすすめの勉強方法はこの3つ
①できているところを褒める
②好きなことと組み合わせる
③勉強する場所を決めておく
1.発達障害・ADHDタイプのお子さんにガミガミ言っていませんか?
「勉強なんかやりたくない!」こんな発言をする発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプのお子さんに、お母さんは頭を悩ませますよね。
「勉強しなさい」「宿題は出したの?」「なんで勉強しないの!」と毎日ガミガミ怒っていませんか?
私も何度注意しても、ちっとも勉強しない発達障害・ADHDタイプの我が子にイライラしていました。
勉強を教えていても、集中して聞いていないことが多く「ちゃんと聞いているの?」と怒ってばかりでした。
本当は、
・自分から勉強してほしい
・集中して勉強してほしい
・短時間でも勉強してほしい
こんな風に思いますよね。
けれど、どんなに怒っても、どんなに工夫しても、子どもはなかなか勉強をしようとしない。
もううちの子は勉強しない子になるの?と不安になりますよね。
いいえ、心配はいりません。
勉強方法を工夫すれば、あっという間に勉強嫌いの子が勉強好きの子に変身してしまうのです。
2.勉強嫌いの原因は〇〇がなくなっているだけかも⁉
そもそも、発達障害・ADHDタイプのお子さんは本当に勉強が嫌いなのでしょうか?
脳の特性のせいで、勉強嫌いになってしまっているだけかもしれません。
お子さんにこのような特徴はないでしょうか?
・勉強に取り掛かれない
・集中していない
・ミスが多い
これらは脳の特性のために起こることなのです。
このような特徴のために
勉強に取り掛かるまで時間がかかり怒られる
↓
しぶしぶ机に向かうが集中できない
↓
答えを間違える
↓
ガミガミ怒られる
↓
勉強が嫌い
という悪循環になります。
失敗したり、怒られてばかりだと、子どもはだんだんと自信を失ってしまいます。
そしてますます勉強が嫌いになっていくのです。
本当は子どもも「勉強をしないといけない」と思っているのです。
けれど、脳の特性のために怒られてばかりで勉強に対して自信をなくしてしまっている。そのことで、勉強をしたくないなぁと思っているだけなのです。
ですから、これまで勉強が嫌いと思っていたお子さんも、お母さん声掛けで「わかる!」「できた!」と自信を取り戻せば、勉強への意欲が高まります。
自信を取り戻す勉強方法とはどのようなものでしょうか?
3.とっても簡単!おすすめの勉強方法はこの3つ
ここで、自信を取り戻す3つの勉強方法をお伝えします。
①できているところを褒める
まず「席に座れたね」「勉強、始めたんだね」とやり始めをしっかりと褒めます。
やっている最中は、
「きれいに書けているね」
「もう1問できたね」
「あと少しだよ」
「がんばっているね」
「難しいのに、解けてたね」
とできている部分を注目してしっかり褒めます。
難しく考えずに、実況中継するだけで十分です。
そうすることで、お子さんも「ほめられた」「できる!」「がんばろう」と自信を取り戻します。
自信がつくと、どんどん問題に取り組んでいきます。
②好きなことと組み合わせる
発達障害・ADHDタイプのお子さんは、好きなことにはとことん集中していませんか?好きな車の名前は何個でも覚えている、ゲームのことなら何でも知っているなど。
好きなことと組み合わせることで勉強に集中することができます。
例えば、車が好きなら、車を使って問題を解いてみます。
息子は車が大好きでしたので、小学1年生の算数の問題を好きな車と組み合わせていました。
「5台の車がいました。3台出発しました。そこに、2台の車が帰ってきました。今、車は何台いるでしょう。」
「5-3+2=4だね!」
と計算問題を子どもが興味のあるものに変えてしまうのです。
興味のあることなので集中が途切れずに、楽しくどんどんと問題を解いていき、あっと言う間に苦手な文章問題ができてしまったのです。
また、YouTubeやタブレットに慣れているお子さんでしたら、活用してみるのもいいと思います。
視覚で捉えやすい教材も沢山あります。
本人のやる気が高まる教材を使うことで、自ら勉強する気持ちになります。
そして、短時間でも集中することができ学習が進みます。
③勉強する場所を決めておく
発達障害・ADHDタイプのお子さんは環境に影響されやすいことが多いので、場所と行動を結び付けておきましょう。
食事をする場所、遊ぶ場所、勉強をする場所などを決めておくといいですね。
ここに座ると勉強のスイッチが入るというように、集中しやすい環境をつくっておくのです。
また、発達障害・ADHDタイプのお子さんは注意散漫です。
色々なものが目に入ってくると集中できません。気になるものが目につかないように、できるだけ収納しておく環境が大切です。
我が家ではリビングに妹達がいるので、なかなか集中できませんでした。
そこで隣の部屋の私の机を貸してあげました。
ここは勉強の場所と決めて、机の上には何も置かず周囲の物を見えないようにしておきます。
するとそこに行くと「勉強するんだ」という気持ちになり、取り掛かりやすくなりました。
いかがでしたか?
おすすめの勉強方法は
・できているところを褒める
・好きなことと組み合わせる
・環境を整えること
のことの3つです。
勉強が嫌いだと思っている発達障害・ADHDタイプのお子さんもお母さんの関わり方次第で、自信を取り戻し勉強好きに変わることができます。
ぜひ、お子さんの自信を取り戻す関わりをしてみてくださいね。応援しています。
発達障害・ADHDタイプにおすすめの勉強方法を多数お伝えしています!
執筆者:石井花保里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)