コロナが進めた未来の学び!オンラインの学習で広がる学び方の選択肢

日本では全国の学校が再開となりましたが、世界中で休校の間、学校へ行かずに学びを続ける方法が模索されています。プリントをこなすのも一つの方法ですが、オンラインで展開されている色んな学び方からお子さんに合った学習方法を模索してみませんか?
 

【目次】

 

1.世界中で模索されていた休校中のオンライン学習

 
 
緊急事態宣言が終了し、6月から日本の全国の学校が再開しています。外出自粛の間、学校の課題はどのように進めていらっしゃいましたか?
 
 
先生がプリントを家に届けてくださったり、学校に取りに行ったり、決められた登校日に提出しに行ったり、朝の会がオンラインで行われたりと色々だったと思います。
 
 
娘たちの通うアメリカの学校でも、3週間かけて家での学び方が確立していきました。
 
 
学校休校がいつまで続くか分からなかった最初のころは、教科ごとにやって欲しいことの希望リストのメールが保護者に送られてきました。
 
 
その後、保護者からのフィードバックと先生方のテクノロジーへの試行錯誤期間を経て、学校が年度末の6月末までお休みになることが決まるころ…
 
 
クラスの子どもたち、先生、保護者みんなにとって一番いい「オンライン学習」という方法が確立しました。
 
 
ここで、娘たちの通うアメリカのオンライン学習の様子を一部お伝えしますね。
 
 
例えば、先生主演のYoutube動画。
 
 
いつもと打って変わって髪の毛を全部上に立てた先生が登場、「ずっと家にいるとつまらなくなってくると思うので、みんなもおもしろ髪型やってみて♪」とクールに言って始まる。
 
 
また、パジャマで登場して、朝ご飯のワッフルを使って算数のミニレッスン。
 
 
先生方のお家のお庭、キッチン、リビングからの愛とユーモアあふれるYouTube動画に大笑いしながら、おちゃめな先生方がお勧めする動画やアプリを使って学習を進めていくスタイルです。
 
 
教えるツールとして、どんどんテクノロジーを使いこなしていかれる先生方の学びと柔軟性と適応のスピードの速さには頭が上がりません。
 
 
学校へ行かない中で学びをどう続けるか、という挑戦が世界中で行われていて面白いですね!
 
 
確かに学校でしか学べないこともあると思います。
 
 
ですが、テクノロジーを駆使した色んな学び方がオンラインで展開されているのを目のあたりにして、学校に行かないからこそできる学び方もあるということに気づかされました。
 
 
これこそ、コロナが社会にもたらしてくれた、いい変化の一つなのではないかと思っています。
 
 
学校以外の学び方が広まるとなぜいいのか、そして、勉強が遅れてしまうのではないかと焦る前に未来の学び方にについて、思いをはせてみたいと思います。
 
 
焦りがチャンスに変わってくるかもしれません!
 
 
まずは、色んな学び方が広がるのがなぜいいのかについて説明しますね。
 
 
 
 

2.学校の学び方で得する子・損する子

 
 
色んな学び方が広まるのがいい理由はズバリ、得意な学び方は一人ひとり異なっているからです!
 
 
子どもの発達を子どもの脳のしくみから考えると、
 
耳からの情報を処理するのが得意な子
 
目からの情報を処理するのが得意な子
 
体験したことから学ぶのが得意な子
 
その組み合わせで学ぶのが得意な子
 
など、情報を脳に入れる入口には得意・不得意がそれぞれにあることが分かっています。
 
 
にも拘わらず、先生の指示を聞いて動くことが多い学校では、耳からの情報を処理するのが得意な子にとって有利な環境になってしまっています。
 
 
だから、たまたま耳から情報を入れるのが苦手な子の場合、それが理由で学校の学習についていくのがしんどくなってしまうことも十分にあり得ます。
 
 
得意な入口が違っただけで、その子の力が引き出されないってもったいないですよね!
 
 
大人でも例えば、本を何度読んでも頭に入らないのに、人から説明されるとすぐに理解できたり、動画を見ることですーっと分かったり、そういうことってないですか?
 
 
本が読めないからダメではなく、耳から聞いた方が理解しやすいのなら、それは大事にしたい力だということです。
 
 
ついつい、書かれたものから学べるのが一番いい方法のように思ってしまいますが、それは書かれた物を通して知識が伝達されていた時代のこと。
 
 
テクノロジーが進化してくれたおかげで、本を読むという以外の多くの方法で知識の伝達が可能になっています。
 
 
そして、これまでの色んな努力によって、得意を刺激しながら学習する方法もオンライン上にたくさん産みだされています。
 
 
発達障害・グレーゾーンのお子さんは、脳に情報を入れる入口の得意と苦手の差が大きいと言われますから、得意を活かしながら学ぶ方法が広がっているのはいいことですね。
 
 
このような時代の変化を受けて今、教師や親に問われているのは、
 
『決まった学習方法でいかに子どもたちにやらせるか』ではなく
 
『どんな方法だとその子が一番学びやすいかを探し、その子につないでいく力』ではないか
 
と思い始めてます。
 
 
そして、頭に入った情報を使って『何を産み出していける』か、ということも問われてくるのかもしれないですね。
 
 
 
 

3.学び方の革命児~「わかった!」を増やせる多様なオンライン学習法

 
 
休校の間、課題だけ受け取ってもなかなか進まず焦ってしまうこともあったと思います。しかし、未来の学びはきっと変わっていくと思います。
 
 
学校の課題をこなすのも一つの学び方ですが、もしその方法がしんどい場合は、試せる方法が他にもたくさん準備された時代に入っています。
 
 
しかも、コロナによって色んなオンラインの学習を無料で試せるチャンスでもあります!
 
 
・理科や社会の壮大映像や実験動画!
 
・身体を動かしながら算数の勉強!
 
・探偵物語仕立ての謎とき算数!
 
・現実世界とのつながりから考える国語の時間!
 
・ドリルを解くごとにキャラクターを育てられるアプリ!
 
などなど、どこから手を付けたらいいか分からなくなりそうなほど、たくさんありますよね!もちろん、どこから手を付けてもいいと思います。
 
 
お子さんが面白そうだと思ったもの、お友達から聞いたもの、きっかけは何でもとにかくやってみて、どうだったか味わいながら色々試されるといいと思います!
 
 
情報を入れやすい方法で、まずは脳に届けてあげましょう!
 
 
学校からのプリントはやる気にならなくても、ゲーム性のある計算アプリならスムーズにやってくれるかもしれません。
 
 
教科書を読んでもちんぷんかんぷんだったのが、その内容に関するオンラインの動画を見るとすぐに理解できるかもしれません。
 
 
そんなふざけた方法で!って思われるかもしれませんが、脳のしくみを考えるとファーストステップはそれでもいいということが分かっています。
 
 
脳が得意な方法で情報を入れ、それを処理して、アウトプットできれば脳は発達するのです。
 
 
この3つがスムーズに流れていればいい、ということが分かればお母さんも安心ですね。
 
 
 
 
学校での学びももちろん大切ですが、もし学校での学び方が合わないようであれば、オンライン上の色んな学習法を試されてみるといいと思います!
 
 
ビル・ゲイツの言葉に、「最高の教育はウェブで行われるようになる」とあります。
 
 
お子さんの脳にすーっと届くお子さんにとっての最高の学習方法は、もしかしたらオンライン上にあるかもしれないですね。
 
 
これから世の中がどうなっていくか分からないからこそ、古きを大事にしながらも、新しいテクノロジーとうまく付き合って、子どもたちの可能性を伸ばす方法を一緒に模索していきましょうね!
 
 
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執筆者:白石あやこ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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