療育だけでOK?発達障害の子どもがぐんぐん成長する対応とは~おうち発達支援のススメ~

発達障害の子どもを持つお母さん、発達支援を専門機関だけで行う時代は終わりました。今はおうちでお母さんが支援する時代!…とはいえ、おうちでの支援を継続させることは難しいですよね。おうちを療育の現場にすることの意味と対応についてお伝えします。
 

【目次】

 

1.発達障害の子どもを持つお母さん、おうちで支援はしていますか?

 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもへの支援というと、病院や療育センターで療育を受ける、ということをイメージされる方が多いかもしれません。
 
 
私も、発達障害・自閉症スペクトラムの息子を持つ母です。
 
 
息子が幼稚園の年少さんで発達障害の診断を受けたとき、私も
 
 
「何としてでも療育を受けさせたい!」
「療育を受けないと、この子は伸びない!」
「療育を受けられたら、この子は定型発達になれる」
 
 
なんてことを思っていました。
 
 
発達科学コミュニケーションを学んだ今では、なんてぶっ飛んだ考え方をしていたんだろう!?と冷や汗が出てくるほどです。
 
 
でも、発達が気になるお母さんとお話しさせていただく機会が増えるにつれて、私のように、療育に過度に期待を寄せているお母さんが意外と多いことに気づきました。
 
 
「うちの子、ちょっと発達が気になって…どんな療育を受けたらいいと思う?」
「とにかく、療育を受けられるなら早く始めたい!」
「療育を受けたら、うちの子も変わるよね?!」
 
という声を多く聞いてきました。
 
 
パステル総研では、おうちでお母さんが子どもを発達させる方向についてお伝えしていますが、まだまだ世間では「発達支援=プロが行うもの」という考えが浸透しているようです。
 
 
確かに、専門的な知識と経験を積んだプロに支援してもらえるチャンスは、発達障害の子どもを持つ親にとって頼みの綱のようなもの。療育を受けられるチャンスがあるなら受けた方がいいに決まっています。
 
 
ですが、療育を受けられないからといって、悲観する必要もありません。おうちでお母さんが発達支援することで、子どもをぐんぐん伸ばすことができるからです。
 
 
 
 
この記事では、私の息子の療育での経験、おうちでの発達支援での経験の両方を踏まえながら、それぞれの特徴と効果について解説します。
 
 
また、これまでおうちでの発達支援を勧めると、ほぼ100%のお母さんから、
 
 
難しそう…
大変そう…
私にはちょっと無理かも。
 
 
なんてという返事をいただきました。この辺りからも、「発達支援はプロが行うもの。普通のお母さんにはできない」という思いを感じます。
 
 
おうちでの発達支援は、何も特別なものではありません。毎日の生活の中で少し意識することで今日から取り入れられるもの。簡単で3日坊主にならない方法についてもお伝えします。
 
 
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2.療育とおうちでの支援の違い~毎日やることに意味がある!~

 
 
私の息子は年少さんになってすぐ発達障害の診断を受け、現在小学校1年生になりました。
 
 
息子の療育歴は2年半、おうちでの発達支援歴は3年。療育歴よりおうちでの発達支援歴が長いのは、療育の空きがなく、すぐには始められなかったからです。
 
 
一方で、発達検査・診断を受けた際に、「療育が始まるまでに、こういうことをしたらいいですよ」という風に何か指導されたわけではありません。
 
 
知識も経験もまったくゼロの状態から、まずは発達検査のレポートを読み、発達障害の書籍を読み、インターネットで検索し…手探り・自己流で始めたのが私のおうちでの発達支援でした。
 
 
私がパステル総研の記事で「おうち発達支援」にこだわってお伝えしているのは、
 
 
「すぐに療育が始められないなら、せめて何をしたらいいか教えてほしかった…もっと積極的に質問すればよかった…」
 
「最初から発達科学コミュニケーションにたどり着いていたら、脳を発達させる効果的な法をすぐに実践できたのに…」
 
 
という後悔があるからです。
 
 
その後、おうちでの発達支援を継続しながら、療育を受けることもでき、双方の特徴やいい点、気を付けなければならない点に気が付きました。
 
 

◆①支援時間の違い

 
 
療育とおうちでの発達支援で一番異なるのが、「量」です。
 
 
息子の場合、1週間に30分の療育を3コマ受けています。児童発達支援や放課後等デイサービスは利用していないので、専門家からの支援は1週間で1時間半ということになります。
 
 
一方、私がおうちで発達支援をすれば、幼稚園や学校に通っている時間・睡眠時間を除いて1日8時間の支援が可能になります。
 
 
1週間で1時間半の療育と 1日8時間のおうちでの発達支援。量が全く異なりますよね。
 
 
専門家から質の高い療育を受けることは大切ですが、量が少なすぎるため、息子は病院でせっかく教えてもらったのになかなか定着しませんでした。
 
 
一方、おうちでの発達支援は毎日繰り返すので、すぐに覚えられていました。
 
 

◆②支援者の違い

 
 
息子が利用しているのは、運動療育、作業療法、音楽療法です。過去にはプレイセラピーも受けていました。
 
 
運動療育は理学療法士さん
作業療法は作業療法士さん
音楽療法は音楽療法士さん
プレイセラピーは臨床心理士さん
 
 
と知識と経験がある発達のプロたちにお世話になっています。
 
 
ただ、発達のプロだから毎回すばらしい療育を提供してくれるのか?というと、それは違います。
 
 
実際、「これって本当に必要なのかな?」と感じるプログラムのときもあります。
 
 
また、人見知りのお子さんは、そもそも先生方と信頼関係を築くのに時間がかかります。信頼関係がないと不安が先立ちますので、なかなか療育そのものに集中できません。
 
 
息子はあまり人見知りはしないタイプですが、それでも療育を初めて最初の2か月は親子分離できずに毎回泣いていました。今でも集中できないときがあります。
 
 
泣いたり集中できなかったりした場合は休憩させてくれるのですが、1週間に30分しかない療育の時間はもう戻ってきません。
 
 
一方、おうちでの発達支援は、支援するのが母親である私です。発達の知識や経験こそゼロでしたが、息子の子育ての経験は誰よりもあります。
 
 
息子の好きなこと、嫌いなこと、苦手なこと、少し頑張ったらできそうなこと、今必要なこと、集中できる時間や環境。おうちでの発達支援を始める前から大体わかっていますし、分かっていなかったとしても毎日観察すればすぐに把握できます。
 
 
毎日一緒にいられる母親だからこそ、子どものことを誰よりも知っていて、子どもに時間や環境をあわせてあげられるのです。
 
 

◆③毎日やるからこそ意味がある!

 
 
おうちでの発達支援と療育の大きな違いは、量と支援者です。
 
 
専門的な知識を持っているプロが、わずかな時間支援してくれる療育。
子どものことを誰よりも知っているお母さんが、毎日支援するおうち。
 
 
どちらの方がいいか?という話をしたいのではなく、少なくともおうちでの発達支援は必須だということに気づいてほしいんです。
 
 
療育だけしていても圧倒的に時間が足りないですし、先生方と信頼関係を作るのも時間がかかります。
 
 
息子のように、3年続けて信頼関係ができている場合でも、甘える時間になってしまい、集中が途切れてしまうことはよくあります。もしもおうちでの支援をしていなければ、「せっかく療育に来てるのに、なんでちゃんとやらないの!?何のために来てるの!?」とイライラしたことでしょう。
 
 
まずはおうちで発達支援をして、しっかり量を確保する。どんなことをやればいいのか?はこれから学んでいけばいいのです。
 
 
 
 
お母さんが自分の子どもを発達させるために必要な知識です。プロのように広範囲な知識なんて要りません!
 
 
自分の子どもの得意をどんどん伸ばすための方法は?
自分の子どもが苦手を少しずつフォローする方法は?
 
 
まずはこれだけ知って、毎日実践するだけなんです。
 
 
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3.3日坊主にならない!おうちを療育の現場にするための対応

 
 
おうちでの発達支援って、どんなことをやればいいんだろう?と思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
 
 
私も最初の頃は全然分からなくて、知育ワークやプリント教材をやらせていたこともあります。
 
 
おうちでの発達支援でのポイントは「毎日」やって量を確保すること!ですから、まず「何だったら毎日やれるだろう?」と考えてください。
 
 
おすすめは、コミュニケーションと家事です。
 
 
お子さんと1日全く会話をしない、というお母さんはいません。毎日のお子さんとの会話自体を発達支援にする。この考えのもと生まれたのが、「発達科学コミュニケーション(発コミュ)」です。
 
 
また、毎日の家事はルーティン化していることが多いですので、「○○係」と任命することでお母さんも忘れにくくなります。
 
 
子どもの脳を発達させる「発コミュ」と、毎日必ずする家事でトレーニングの組み合わせ。これが黄金コンビネーションです。
 
 
例えば、私の場合、息子に見ることと手を動かすことのコンビネーションをトレーニングさせたい!と思ったときは、
 
 
・パジャマをボタン付きのものに変える
・ごはんとお味噌汁をよそって運ぶ係に任命する
・テーブルを拭く係に任命する
・自分の服は自分でたたんでもらう
・一緒にお風呂掃除をする
 
 
など、毎日やることのなかから、見ることと手を動かす要素ある活動を重点的にやってもらうようにしました。
 
 
これは家事をきれいにやってもらうことが大事なのではなく、しっかり見て手を動かすことが大事。それさえ分かっていれば、うまくできなくても全然イライラしません。
 
 
「おっ!やってくれるの!」
「さすが、よく気づいたね」
「どんどん進んでるね」
「ありがとう」
 
 
という、発コミュ的な肯定の声かけとセットで行うと、息子もサクサク動いてくれます。
 
 
このように、お母さんとおうちで発コミュ的声かけとともに毎日家事をすることで、
 
 
・発達支援の量が確保されて、発達が加速する
・将来の生活自立に直結する
・お母さんは家事が減ってラクラク
・家族に「ありがとう」と言ってもらえて自己肯定感がアップ!
 
 
とまさに一石四鳥です。
 
 
もし、お母さんに余裕があれば、毎日記録をつけることもおすすめです。この記事を書くにあたって、過去の記録を読み返してみました。
 
 
・9月10日 テーブルを拭いてとお願いしたら、ふきんだけ持って行ってくれた。
 
・9月11日 テーブルを拭いてくれないかな?とかわいくお願いしてみた。ふきんとアルコールを持って行ってくれた
 
・9月12日 お母さん、ちょっとしんどいからお手伝いしてほしいなと言ってみた。今日はちょっとだけ拭いてくれた!
 
・9月13日 一緒に拭こうと言ってみたら食いついた。手を添えて一通り拭けた!ダイニングテーブルは広いから嫌とのこと
 
・9月14日 ちゃぶだいでトライ。拭いてくれたけど隅っこまで拭けてない。汚れが残っている
 
 
など、息子がダイニングテーブルをきれいに拭けるまで、1か月ぐらいかかったようです。
 
 
こうして記録をつけると、子どもの変化・成長が目に見えて分かります。子どもの「できるようになった!」という成長に気づくと、お母さんのモチベーションも上がりますよ!
 
 
私がおうちでの発達支援をやめられない理由は、息子の「できた!」に毎日気づけるからです。これ以上の喜びはありませんよ!間違いなく、病みつきになります。
 
 
 
 
子どもの発達支援のポイントは、
 
 
・療育だけではなく、おうちで支援する
・毎日取り入れて量を確保するため、コミュニケーションと家事がおすすめ
・記録をつけるとお母さんのモチベーションアップ!
 
 
という3点です。ぜひ、今日から実践して、お母さんの手で子どもを発達させていきましょう!
 
 
一人でも多くのお母さんに、わが子の「できた!」を感じる喜びを知っていただきたいと思っています。
 
 
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執筆者:丸山香緒里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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