夏休みは発達障害の子どもの自己肯定感を高めるチャンスです!

今年の夏休みどんな過ごし方をしますか?長いお休みは子どもの苦手克服ではなく、好きなことを伸ばすために使うのがオススメ!発達障害の子どもの特性を紐解きながら、子どもの自己肯定感を高める方法を解説します。
 

 

【目次】

 

1.夏休みは発達障害の子どもが好きなことをトコトンしてください!

 
 
今年の夏休みはどんな過ごし方をしますか?長いお休み、子どもたちは自分の好きなことに没頭したり、新しい体験をしたりする絶好のチャンスです!
 
 
発達障害やグレーゾーンの子どもにとって、学校はしんどいことが多い場所でもあります。じっと先生のお話を聞いたり、机に向かって勉強したり。家に帰れば宿題が待っています。
 
 
新学年になって、子どもたちは新しい環境に慣れようと必死で頑張っていました。この夏休みは学校で疲れた子どもたちがほっとリラックスしたり、自分の好きなことにトコトン向き合えるようにしたいですね。
 
 
お休みの間、子どもが好きなことにトコトン向き合えるようにしてほしい理由はたくさんあります。
 
 
学校で頑張っている子どもたちが、好きなことをしてストレスを発散すれば、気持ちが上向きます。また学校で頑張れる気力もわいてくるはずです。
 
 
また、子どもの好きなことは得意につながります。発達障害のお子さんを育てていると、得意なことと苦手なことの差に驚かれるお母さんも多いと思います。
 
 
得意なことはどんどん伸ばしたい!他に得意なものはないだろうか?1つでも多くの「得意」を身につけさせてあげたいですよね。
 
 
「好きこそものの上手なれ」という言葉の通り、好きなものは得意なものになっていきます。好きだからこそ繰り返し、繰り返すからこそ習得が早いのです。
 
 
1つの好きなものを起点に、好きなものがどんどん増えていくこともあります。私の息子は自閉症スペクトラムですが、大好きな電車を起点に、好きなものがどんどん広がっていくのを見てきました。
 
 
電車が好きだから、車体の名前を覚える。鉄道会社を覚える。路線図を覚える。プラレールで線路を作ってみる。線路を立体化してみる。
 
 
電車は乗り物だから、他の乗り物も気になる。飛行機を覚える、船も覚える。船は海を走るから海も好き。だから海水浴も大好き!
 
 
好きな遊びをとことんできる環境を作れば、子どもは自分からどんどん興味を広げていきます。ぜひ、夏休みは子どもが好きなことをとことんやらせて、1つでも多く興味を広げてあげてください!
 
 
「でも勉強もしなくちゃ…」と思っているお母さん、こちらも併せて読んでみてくださいね!『発達障害・グレーゾーンの子どもをグーンと伸ばすなら、夏休みは好きなことをトコトンやらせるべし!』
 
 
 
 

2.発達障害の子どもたちの記憶の特性―楽しい記憶を意図的に作ってください!

 
 
発達障害の子どもたちは、興味のないものや苦手なものは完全スルー!ということもありますよね。お母さんとしては「苦手なこともせめて平均ぐらいできるようになってくれれば…」と思いませんか?
 
 
よし!夏休みの間にしっかり練習して克服させちゃおう!と思っているお母さん、ちょっと待ってください!
 
 
それ、子ども自身がやりたい!と言っていますか?子どもがやりたくないと拒否しているのに、無理やりやらせるとどうでしょうか。しぶしぶやっても結局身に付きませんよね。それどころか、強要するお母さんに不信感を持つようになるかもしれません。
 
 
また、克服のための練習時間をしっかり取ってしまうと、「お休み=苦手なことをしなければいけない」とインプットしてしまうかもしれません。お休みそのものがネガティブなイメージになってしまうからです。
 
 
ですから、長い休みは苦手なことの克服ではなく、好きなことを追求できる時間にしてほしいのです。子どもが好きなことをできる時間を十分にとってあげると、「お休み=好きなことができる楽しい時間」とインプットされます。
 
 
こうして楽しい記憶を意図的に作ることはとても大切です。発達障害の子どもたちは楽しい記憶よりもつらい記憶をインプットしやすい性質です。つらい記憶ばかりに埋め尽くされるとどうでしょうか?
 
 
あのときは叱られた…
あのときは失敗した…
あのときは泣いちゃった…
 
 
という記憶ばかりだと、自己肯定感も低くなってしまいますよね。
 
 
一方で、夏休み中に今まで苦手だったことを克服できれば、子どもの自己肯定感を高めることもできます。でも、それは子ども本人がチャレンジする意思があってこそ。
 
 
お母さんは、「お母さんと練習してみない?」と話を振るのはOKですが、拒否されたら強制しないようにしてくださいね。
 
 
 
 

3.発達障害の子どもたちの自己肯定感をもっと高める秘訣

 
 
発達障害の子どもたちの、好きなものに取り組むときのパワーや集中力ってすごいですよね。そんなとき、お母さんはどうしていますか?
 
 
すごく集中しているからそっとしておきますか?
 
 
発達障害の子どもが好きなことをしているときは、自己肯定感を高めるチャンスです。
 
 
子どもが楽しい!嬉しい!というポジティブな気持ちでいるときは、それだけで自己肯定感が高まっていますが、さらにもう一押ししてみましょう。
 
 
それはお母さんから子どもへの肯定的な声かけです。ちょっと想像してみてください。
 
 
子どもがつらいとき、悲しいときにお母さんが肯定的な声かけをすることはもちろん大切です。でも、それは子どもの気持ちをマイナスから0に戻すだけ。プラスにすることは難しいですよね。
 
 
でも、楽しいとき、うれしいときなら、子どもの気持ちはすでにプラス!ここでお母さんが肯定的な声かけをすれば、プラスの気持ちがどんどん高まります。好きなことをしているときにこそ、声をかけてあげてほしいんです。
 
 
集中しているとお母さんの声はスルーするかもしれませんが、子どもは聴いています。集中しているからと言ってそっとしておくのはもったいないですよ!
 
 
「すごいね!」
「上手だね!」
でももちろんOKですが、
 
 
「おお~!」と感嘆するだけでもプラスになります。「○○したんだね!」と子どもの行動をそのまま言葉にするだけでも、お母さんが子どもを肯定する気持ちは伝わります。
 
 
夏休み中はお母さんもお忙しくてなかなか子どもに声をかけてあげることが難しいときもあるかもしれません。そういうときこそ、こういった簡単な声かけを駆使してくださいね。しっかり声をかけていきましょう!
 
 
 
 
子どもの得意探しは遊びから!夏休み、トコトン遊んで得意を伸ばし、発達を加速する方法については、こちらでご紹介していますので、ぜひ読んでくださいね。
 
 
 
執筆者:丸山香緒里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
トコトン得意伸ばしする方法があります

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