多動はキラッと光る才能!令和流、発達障害・ADHDの子どもの育て方

発達障害・ADHDの子どもの多動で困っているお母さんは多いですね。あっちへウロウロ、次々と興味が移る、じっとできない…ついていくお母さんはヘトヘト。将来が不安に感じますね。ところがその多動症は令和時代ではキラリと光る重要な才能だったのです。
 

【目次】

 

1.発達障害・ADHDの子どもの多動にヘトヘトです

 
 
発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)のお子さんをもつお母さん、子どもを追いかけてばかりで疲れていませんか?
 
 
我が家の息子も、2歳のお誕生日を迎えてから動きが激しくなり、そこから追いかける日々となりました。
 
 
子育て支援センターに連れて行くと、遊びが次々移り、あっちへウロウロ、こっちへウロウロ、先生たちと交代で追いかけていました。
 
 
スーパーに行くと、駐車場で車から降りた途端に周りを見ずに走りだしてしまう、店内でもすぐにいなくなるので、買い物どころではありませんでした。
 
 
毎日毎日、追いかけまわす日々に疲れ果てていました。
 
 
 
 
幼稚園に入っても、立ち歩き落ち着きがない、高所が好き、高いところからジャンプする、多弁、静かに遊べないなど多動のパワー全開でした。
 
 
このままでは、小学校に入ってからどうなるのか、いつまで多動は続くのだろうか?と悩んでいました。
 
 
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2.先の見えない多動のトンネル

 
 
小学校に入ってからは、教室から出ていくようなことはなくなりました。
 
 
しかし、小学2年生になった今でも、席は立たないが手足がソワソワしている、椅子を前後に揺らしてゴゾゴゾ、手遊びばかりしているという感じで多動の動きが残っています。
 
 
息子のように単純に離席するなどの多動症は、小学低学年くらいで落ち着くと言われています。
 
 
無理に教室に戻さない、怒り過ぎない、失敗体験をさせすぎないなど、きちんと対応すれば単純な多動症は落ち着きます。
 
 
幼児の多動の子どもと接していると、小学生か…と先の長い話のようですが安心してください。
 
 
多動症はネガティブなことばかりではありません。
 
 
動き回るなどの単純な多動ではない部分、つまり
 
・アクティブ
・あれにもこれにも手を出す
・多弁でずっとしゃべっている
・興味関心が高い
 
という多活動性は、実は将来輝く才能なのです。
 
 
大人になってくるにつれて、多活動性という特徴は、次々とアイディアの浮かぶ経営者のような才能なのです。
 
 
想像してみてください。
 
 
これからの時代は、ありとあらゆる「モノ」がインターネットにつながっていきます。
 
 
自分で考えて、新しいアイディアが浮かび、各業界を軽やかに移れる人が立派な大人として認められる時代です。
 
 
社会で成功を収めている人たちは、学校で優等生だったとは限りません。
 
 
テレビでベンチャー企業の社長さんのインタビューを見ると、教室から脱走していた、先生によく怒られていたというエピソードを聞くことは多いですよね。
 
 
例えば、世界の発明化のエジソンは、小学校を3ヶ月で退学させられています。
 
 
理由は、授業中に次々と先生に質問をして授業にならず、他の生徒の迷惑になるからです。
 
 
彼を天才発明家に育てたのはお母さんです。
 
 
エジソンのお母さんは彼のことを理解し、特性を認めながらそれを長所として育て、彼に自信をつけていったのです。
 
 
 
 
スティーブ・ジョブズもあちこちと色んな物にハマっていきました。
 
 
その点と点が最後には線でつながり、大きな成功を収めました。
 
 
あのホリエモンも「多動は最も重要な能力」と言っています。
 
 
今は動いてばかりで大変、とても育てにくいと感じるお子さんも、社会で活躍するためのエネルギーがあるんだと思ってみてください。
 
 
やがてはそのエネルギーを生かして社会で活躍できる子どもに育つと考えると、ポジティブに考えらえませんか?
 
 
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3.令和流、キラリと光る多動症の育て方のポイントは2つ!

 
 
発達障害・ADHDの多動症はキラリと光る才能です。
 
 
子どもの才能を伸ばし、社会で活躍できるように子どもと関わりましょう。
 
 
令和流、多動症の育て方のポイントを2つご紹介します。
 
 

◆①やりたいことを止めない

 
 
多動の子ども達はあれもやりたい!これもやりたい!という気持ちが溢れています。
 
 
この「やりたい!」という行動を止める声掛けはフラストレーションが溜まってしまいます。
 
 
なぜなら、子ども自身にはコントロールができないからです。
 
 
やりたいこと止めるような声掛け
 
「それはダメ」
「こうやりなさい」
 
の指示ではなく、
 
 
「じゃあ、こうしてみようか」
「次にああれをしよう」
 
と、やりたいという動きを止めることなく、次にやる動きを指示することがポイントです。
 
 
やめさせるのではなく、上手くやりたい気持ちをシフトして動かせます。
 
 
そうすることで、子どももやめさせられたと言うネガティブな体験にならずに済みます。
 
 

◆②得意を伸ばす

 
 
お子さんの得意なことをお母さんがたくさん見つけてあげましょう。
 
 
得意を理解し、得意を伸ばせる環境を整えてあげましょう。
 
 
息子は理科の実験が大好きです。
 
 
家ではなるべくやりたい実験を行う時間をとっています。
 
 
家にあるものでできる実験はたくさんあります。
 
 
必要であれば、顕微鏡や天体望遠鏡、元素作りをする道具なども色々そろえてもいいます。
 
 
そして、息子は発明クラブに通っています。
 
 
その様子を見ていると、もし理科の実験の授業ばかりをする学校があって、大好きな実験を毎日取り組むことができるなら、毎日ウキウキ学校に通うだろうなと思います。
 
 
現在は、オンラインでいろいろな授業を受けることができ、自分のペース学ぶことも可能です。
 
 
得意なことを伸ばすために、それが学べる場所に参加するという環境作りもいいと思います。
 
 
子どもをしっかりと見つめ、得意を伸ばす方法をいろいろ考えてみてください。
 
 
 
 
以上のように、発達障害・ADHDの多動症を伸ばす関わりは
 
 
①やりたいことを止めない
②得意を伸ばす
 
 
の2つです。
 
 
発達障害・ADHDの多動症はこれからの時代はとても大きな武器になります。
 
 
将来、我が子が得意なことを仕事にして人生を楽しんでいる姿を浮かべながら、素敵な才能をグングン伸ばす方法を見つけてくださいね。
 
 
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執筆者:石井花保里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
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