対応 発達障害

叱りすぎに要注意!発達障害の子どもへの正しい叱り方ガイド

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発達障害・グレーゾーンの子育ては正攻法ではいきません。指示が通らず、イライラが募りますよね。とはいえ、叱りすぎると子どもの発達に悪影響があるとご存じでしたか?何をどう叱ればいいのか、叱り方のポイントをまとめました。
 

【目次】

 

1.「べきべきお母さん」だった私の過去

 
 
どうしてもお子さんの困った行動が目に付いてしまい、ついつい叱ってしまう!と悩んでいる方、いらっしゃいませんか?
 
 
お片づけをしない
宿題をしない
野菜を食べない
きょうだいとケンカをする…
 
 
特に発達障害・グレーゾーンの子どもたちは、お母さんの常識を軽く超える行動をとるのが日常茶飯事。
 
 
どうしてこんなことするの?
どうして何度言っても分かってくれないの?
 
 
とイライラしてしまいますよね。
 
 
私も、そんなお母さんの一人でした。
 
 
私の息子は発達障害・自閉症スペクトラムの小学校1年生。息子が診断されたのは幼稚園の年少さんの時のことでした。
 
 
診断される前も、診断された後も、私は自分の中にある「できて当たり前」という想いを変えることができませんでした。
 
 
幼稚園は、みんなと一緒に仲良く遊ぶべき。
発表会は、もちろん全力で頑張るべき。
おもちゃで遊んだら、片付けるべき。
ご飯はもりもり残さず食べるべき。
 
 
べき、べき、べき、べき…!
 
 
それで、しっかりやれて当たり前だと思っていたんです。
 
 
だから、うまくできない、自分のペースが最優先の息子を見ると、イライラして仕方ありませんでした。
 
 
「どうしてできないの?」
「いつになったらできるの?」
「もう、そんな子は知りません!」
 
 
なんて、息子自身を否定するような言葉を平気で口にしてしまっていたのです。
 
 
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2.発達障害の子どもを叱りすぎないでほしいワケ

 
 
まじめに子育てに取り組んでいるお母さんほど、子どもには「こうあってほしい」という思いが強いもの。子どもを叱ってしまう回数も増えていませんか?
 
 
でも、子どもの立場から見ればどうでしょうか。
 
 
発達障害やグレーゾーンの子どもにとって、学校や園は楽しいだけの場所ではありません。
 
 
・授業中じっと座っていること
・静かに先生のお話を聞くこと
・みんなに倣って行動すること。
 
 
学校で求められる大部分がストレスになる子だっていると思います。
 
 
 
息子は、学校や幼稚園が大好きでしたが、だからといって疲れていないわけではありませんでした。
 
 
帰宅したらソファーに寝そべってゴロゴロ…
 
もしかしたら、あなたのお子さんも学校で頑張っている分、おうちではゆっくりリラックスしたい!と思っているかもしれません。
 
 
 
 
おうちに帰ってきてほっと一息ついているところに、お母さんが
 
 
「ランドセル片付けなさい!」
「どうして宿題やらないの?」
「野菜を食べない子は大きくなれないよ!」
「弟と仲良くしなきゃだめでしょ!」
 
 
ガミガミ言い続けてしまったら…おうちでも子どもの心が休まりませんよね。
 
 
叱られ続けると、子どもは自信を失くしてしまってやる気がなくなってしまいます。
 
 
発達障害の子どもたちは学校でうまくいかないことも多い分、自信を失ってしまう機会も多くなってしまいます。だからこそ、お母さんがおうちでしっかりと自信をつけてあげてほしいんです!
 
 
発達障害の子どもたちにとって、おうちが自信を失う場所にならないようにしてあげください。
 
 
子どもが自信をつけることの大切さはこちらで解説しています。
 
 
 
 
 

3.叱る回数を減らすために見直してほしいこと

 
 
発達障害かどうかにかかわらず、叱られるよりもほめられた方がうれしいと感じますよね。子どもに自信をつけたいなら、叱るよりもほめることが大切です。
 
 
毎日いろいろなことで叱っているというお母さんには、ほめる回数を増やすと同時に叱る回数を減らすように見直してほしいんです!
 
 
『叱るべきなのはどんなことなのか?』という基準を作ってみませんか?基準を作っておけば、それ以外のことはスルーできるので叱る回数は自然と減るはずです。
 
 
また、お母さん自身も「こんな小さなことで叱ってしまった…」と後から反省することもなくなるはずです。
 
 
まずは、どんなことで叱っているのか、記録をつけてみましょう。記録をつけると自分がどんなことにイライラしやすいか客観的に把握することができます。
 
 
イラっと来る瞬間は人それぞれです。部屋が散らかっていることにイライラする人もいれば、全然平気!という人もいますよね。
 
 
まずは自分のイライラポイントをチェックしてみましょう。そのうえで、何を叱るか、何をスルーするか基準を作っていきます。
 
 
どんな基準がいいと思いますか?これはお母さんやご家庭によっても異なりますが、共通することもあります。
 
 
それは、
 
自分や周囲の人の心や体を傷つけること。
社会や公共のルール、倫理観に反すること。
 
 
この2点が、お母さんが叱るガイドラインになります。
 
 
 
 
おうちのなかでいえば、「バカ!」などの暴言や暴力が主に当てはまると思います。
 
 
暴言や暴力に対しては毅然と叱る。でもそれ以外はスルーする。
 
 
こう決めれば叱る回数は自然と減っていくはずです。
 
 
もしかしたら、子どもも叱られすぎて叱られている内容を覚えていないかもしれません。基準を作って、叱るポイントをフォーカスすることで、子どもに大切なことが伝わりやすくなります。
 
 
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3.強調するフレーズから卒業!叱り方を見直そう

 
 
叱るポイントが絞れたところで、今度は叱り方について考えていきましょう。子どもを叱るとき、こんな風に言ってませんか?
 
 
「どうして○○できないの?」
「お母さん、毎日叱ってるよね?」
「何回言ったらわかるの?」
 
 
…心当たりのある方、いらっしゃると思います。こんな表現で叱っているなら、見直す余地、アリです!
 
 
これらを言い換えると、
 
 
できて当たり前のことなのに「できていない」
毎日と言っても「できない」
何回言っても「わからない」
 
 
ということになります。
 
 
発達障害の子どもたちは、お母さんに叱られてもすぐに忘れてしまうことがよくあります。また、叱られて一度はお母さんに従えても、他に興味が移ってやめてしまったり、集中できなかったりすることがあります。
 
 
だからこそお母さんが何度も叱らなければならない状況に陥ります。
 
 
そこでお母さんが「毎日」とか「何回も」というフレーズを使ってしまうとどうでしょうか。
 
 
できないことが強調されてしまい、子どもが自己肯定感を下げてしまうきっかけになりかねません。
 
 
自己肯定感が下がってしまうと「どうせ自分にはできない」という発想になりがち。お母さんが必死に叱っても、「自分にはできなくてもしかたない」と思ってしまいます。
 
 
そうなると、やる気が出なくなってしまい、できることでもやらなくなってしまうのです。
 
 
お母さんからすれば、子どもが能力的にできるだろうと思うので、なおさら
 
 
「何回言ったら分かるの?」
「毎日言ってるのに、どうしてできないの?」
 
 
という叱り方をしてしまうのです。まさに負のループです!
 
 
叱るときにはどうしてほしいかを端的に伝え、強調するフレーズを使わないことが大切です。
 
 
「毎日」や「何回も」は、そもそもお母さんの感覚を言葉にしたフレーズです。確かにお母さんは子どもに対して毎日、何回も叱ったんですよね。
 
 
でも、発達障害の子どもたちのなかには、「過集中」を起こしている子もいます。
 
 
子どもがテレビを見ているときに話しかけても返事すらしない!集中していて全然聞こえていないみたい…
 
 
という経験のあるお母さんもいらっしゃると思います。そう、文字通り聞こえてないんです。
 
 
ですから、お母さんが何回も叱っているのに対して、子どもは「今初めて聞いたけど?」と思っていても不思議ではありません。
 
 
今初めて聞いたのにお母さんはなんかすごく怒ってる…「何回も」っていつのこと? と親子の間で温度差が生まれてします。
 
 
この温度差をそのままにしてしまうと、どうなると思いますか?
 
 
「よくわからないけど、お母さんがすごく怒ってるからとりあえずやっとくか…」
 
「あ~またお母さんキレてる!とにかく謝っとこう!」
 
 
と、叱られた意味を理解しないまま、ただその場をやりすごすためだけに行動するということになりかねません。
 
 
叱られた意味を理解していないので、また同じ行動を繰り返してしまいますよね。
 
 
「叱る」ということそのものが、子どもの行動を否定したり、子どもに反省を促す行為です。
 
 
「できなかったこと」や「やってしまったこと」を強調するフレーズや過去のことを持ち出して自己肯定感を下げないように注意しましょう。
 
 
 
 
子どもが「分かった!」と返事をしたら、話を聞けたことをしっかりと褒めてあげましょう。最後は褒めて気持ち良く会話が終わると、行動に移しやすくなりますよ!
 
 
ぜひ試してみてくださいね。
 
 
お母さん自身もイライラをためずに、ストレス解消を意識してお子さんに向き合ってくださいね。こちらの記事もぜひ参考にしてください!
 
 
 
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執筆者:丸山香緒里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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