発達障害ADHDの子どもの字が下手・汚い理由とは?丁寧に書けるようになるママの声かけ術

「何回も注意しているのにどうして字が汚いの?」そんな発達障害ADHDの子どもに困っていませんか?今回、ADHDの子どもの字が汚い理由と、丁寧に書けるようになるママのシンプル声かけ術をご紹介します。
 

【目次】

 

1.発達障害ADHDタイプの子どもの字が汚い!と悩んでいませんか?

 
 
ノートや連絡帳に書いてある字が汚くて読めない。これではいけない!と思い子どもに「もっと丁寧に字を書きなさい」と注意しているけれど効果がない…。
 
 
こんな注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプの子どもに悩んでいるお母さんはいませんか?
 
 
字が汚いと自分の書いたノートが後で読めずに本人が困るだけでなく、テストや入試のときにせっかく答えが合っていても減点されてしまう場合もあります。
 
 
お母さんも心配になって、つい注意してしまいますよね。
 
 
実は発達障害ADHDタイプの子どもの字が汚いことには、脳の特性が大きく関係しているんです。
 
 
ADHDタイプの子どもは不注意、マルチタスクが苦手、不器用などの特性を持っています。そのために
 
 
・字を書くことに集中できず、適当に書いてしまう
 
・考えるのに精一杯で、手が追いつかない
 
・マスに字を収めたり、バランスに気を付けて書くことができない
 
・筆圧のコントロールが苦手
 
・絵は上手なのに字は汚い
 
 
などと言うことが起こってくるのです。
 
 
 
 
 
また学習障害の1つである書字障害(ディスグラフィア)を持っている場合は、鏡文字を書く・正しい字が書けない、と言う様子が見られることもあります。
 
 
つまり、ADHDタイプがきれいな字を書けないのは本人の努力不足ではなく、脳の発達が未熟なことが原因です。
 
 
だから、ただ何回も練習させるだけでは何の意味もないのです。
 
 
そこで今回は、発達障害ADHDタイプの字が汚い子どもに効く、シンプルな声かけを紹介します。
 
 
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2.「丁寧に書きなさい!!」では効果がないのはなぜ?

 
 
ではなぜ発達障害ADHDタイプの子どもに「もっと丁寧に字を書きなさい」と言っても効果がないのでしょうか?
 
 
理由は2つあります。
 
 
1つ目は子どもはできていないことを指摘されるとやる気をなくすからです。
 
 
「もっと丁寧に字を書きなさい」という言葉は、裏を返すと「あなたの書いた字は汚い」と言っているのと同じです。つまり子どもの書いた字を否定しているのです。
 
 
 
 
子どもは自分の行動を否定されると自信をなくし、自主的に行動しなくなります。
 
 
つまり「もっと丁寧に字を書きなさい」と言われることでやる気を失ってしまうのです。
 
 
2つ目の理由は具体的にどうすればいいのか分からないからです。
 
 
「丁寧に」と言われても発達障害の子どもにはどうすればいいのか分かりません。
 
 
具体的に「どうしたらいいのか」をきちんと教えてあげないと、子どもは行動することができないのです。
 
 
また、子どもは、分からないことには途端にやる気をなくしてしまいます。
 
 
お母さんは、子どもにもっと字が上手く書けるようになってほしいと懸命に伝えている「もっと丁寧に字を書きなさい」という声かけは、逆に子どものやる気を奪ってしまっているんです。
 
 
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3.ADHDキッズの字が上手くなるシンプルな声かけとは?

 
 
では発達障害ADHDタイプの子どもがきれいな字を書けるようにするには、どういう声かけをすればよいのでしょうか?
 
 
それは丁寧に書けている部分を見つけて、具体的に褒めてあげることです。
 
 
ADHDタイプは基本的に、自分がやりたいと思わないと行動しない傾向があります。
 
 
さらに字を書くことに対しては、「とりあえず読めればそれでいい」と思っているところがあるので、いかにやる気を引き出すかが重要なんです。
 
 
先ほど、子どもは自分の行動を否定されるとやる気をなくすというお話をしました。反対に子どもは自分の行動を肯定されると自信がつき、自主的に行動ができるようになります。
 
 
つまり、できている部分を見つけて褒めてあげることで発達障害の子どものやる気を引き出すことができるのです。
 
 
さらに丁寧にできている部分を具体的に褒めてあげることで、子どもはどうすればいいのか理解することができます。
 
 
できている部分を褒めるときはどんな些細なことでも褒めてあげます。例えば
 
 
「この“あ”の字、きちんとマスの中に書けてるね」
 
「“え”の上の部分、正しい位置に書けてるね」
 
「ここの部分きちんとはねてるね」
 
などです。 
 
 
また、書いている最中は褒める絶好のチャンスです。
 
 
「きちんとゆっくり書けてるね」
 
「正しい書き順で書けてるね」
 
などできているところをこまめに実況中継してあげましょう。
 
 
そうすることで子どもはどうすればいいのかを考えながら書くようになるので、字を丁寧に書くことが定着しやすくなりますよ。
 
 
ただし、お母さんに1つだけ知っていて欲しいことがあります。それはきれいな字を書かせることにあまり執着しすぎないで欲しい、ということです。
 
 
字が汚いことの大きなデメリットというのは
 
・字が汚いことが原因で「やる気がない」と誤解されてしまう
 
・授業の内容は理解しているのに「勉強ができない」と評価されてしまう
 
など子どもの自信が失われてしまうことですよね。
 
 
最近は授業中にiPadやパソコンなどの使用を許可してくれる学校もあります。
 
 
お母さんはぜひ、「どういう配慮をしてあげれば子どもは自信を失わずに済むのか?」を一番に考えてあげてください。
 
 
だからこそ、おうちでは字を汚いことを指摘するのではなく、自信を回復させる対応をしてあげてくださいね。
 
 
 
 
いかがでしたか?字が汚い発達障害の子どもに効果的な対応は、丁寧に書けているところを見つけて具体的に褒めてあげることです。
 
 
今日から声かけを変えてADHDタイプの子どものやる気を引き出してあげてくださいね。
 
 
こちらの記事では、コミュニケーションを変えたら宿題をやるようになっただけでなく、字もきれいに書けるようになったお子さんのお話を紹介しています↓↓
 
 
 
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執筆者:森あや
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
 
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