お子さんの将来に関わる発達分野が果たして最先端を進んでいるのか気になりませんか?もう4~5年前の話になりますが、夫の一言がきっかけで子どもを発達させる発達分野は時代遅れだと気づき、そこから発達科学ラボを立ち上げた経緯をご紹介します。 |
【目次】
1.脳科学の視点から見た、子どもの発達分野は時代遅れ
今回は、発達障害の分野って時代遅れ!という衝撃のお話です。
みなさんは、発達障害や発達支援の分野って進んでいると思っていましたか?
「そもそも、そんなことを考えたこともなかった…」という人が多いはずです。
しかし、今日はいい機会なので一緒に考えてみてほしいと思います。
お子さんの将来に関わる発達の医学・教育・心理学の分野が、果たして最先端を進んでいるのかどうか?
親としては気になるところですよね。
私は、約20年この分野に携わってきました。
各方面で多くの方が尽力し、進歩していることは否定しません。
しかし、根本的に、何かが劇的に変わったか?と問われると、実際のところ、20年前とあまり変わっていないと感じています。
私自身が、劇的な進歩を生み出せなかった専門家の一人であるとも思っています。
学会でも論文でも発達障害の解明については進んでいますが、実際に子どもを発達させる技術となると、劇的な変化がないのです。
薄々は気づいていましたが、子どもを発達させる発達障害の分野は時代遅れ、なのです。
そう決定的に気づかされたのは夫から言われた一言がきっかけでした。
夫は、私と同じ大学院で共に脳科学の研究をしていた人です。 夫の専門は、脳卒中患者さんのリハビリです。
リハビリの分野は、脳を回復させることや新たに脳を訓練するためには、365日、トレーニングが必要だ!という考え方が普及しているため、毎日リハビリをしています。
お盆もお正月もリハビリをお休みにはしません。
そんな仕事をしている夫が、子どもの発達分野の療育や相談が週1回、月1回、数ヶ月に1回だと知った時に、リハビリ分野とのギャップにあまりに驚いていました。
2.夫からの衝撃の一言で発達科学ラボを立ち上げました!
夫に言われた衝撃の一言とは、
「その回数で本当に意味あるの!?」
と聞いてきたのを今でも鮮明に覚えています。
私は言葉に詰まってしまいました。
サポートや検査を希望する人が多くて毎日診てあげられない。
これは、医療や教育側の言い訳でしかなく、サポートを受けたい子どもたちにとっては、何も関係のないことです。
だからと言って、現実は…
専門家の数も、専門機関も足りてない。
診断がついていないグレーゾーンの子どもたちに医療や行政ではサポートできない。
この現状を「仕方ない」で済ませるのは超かっこ悪いと思っていました。
何もせずに、見ているだけ…。
何もせずに、文句を言うだけ…。
何もせずに、祈るだけ…。
こんな自分から今すぐ抜け出して、「こんな解決法があったなんて!」と世の中を驚かせたい!と毎日思っていました。
これが約4〜5年前の話です。
そんな無力すぎる私でしたが、発達科学ラボを立ち上げて、夫から「それ意味あんの!?」と言われてしまう仕事から卒業し、本当に「こんな解決法があったなんて!」
とママたちに言われる仕事ができるようになっています。
どうですか? みなさんも今やるべきことが何か? 見えてきませんか?
また、私が発達科学ラボをどんな思いで設立したのか詳しく知りたいかたは、併せてこちらの記事も読んでくださいね。
発達科学ラボは発達凸凹の子どもやママを支援します!
執筆者:吉野加容子
(発達科学コミュニケーショントレーナー、学術博士、臨床発達心理士)
(発達科学コミュニケーショントレーナー、学術博士、臨床発達心理士)