小学生 発達障害

片付けられない発達凸凹ギフテッド(2E)男子の部屋が片付くワーキングメモリの鍛え方

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発達凸凹ギフテッド(2E)の子が片付けられない理由の一つにワーキングメモリの低さがあります。記憶力が良いギフテッド(2E)の子のワーキングメモリが低いとは、どういうことでしょう?ワーキングメモリって何なのか?どうしたら、育てることができるのか?をお伝えします。
 

【目次】

 

1.ギフテッド(2E)息子は、片付けできない!?

 
 
我が家のギフテッド(2E)息子は、片付けができませんでした。
 
 
学習が早かったり、理解力が高いギフテッドの子、そのギフテッドの中には、2Eと呼ばれる発達障害の特徴を併せ持つ子がいます。 
 
 
詳しくはこちらをご覧ください。 
 
 
ギフテッド(2E)=IQが高い。何でもできると思われがちですが、実は、いろいろな苦手なことがあります。その苦手なことの1つに片付けがあります。
 
 
うちの息子は、好奇心が旺盛です。これは、彼の素晴らしい素質。しかしこれを裏返すと…片付けることは二の次で、次の楽しいことに飛びついてしまうんです。 
 
 
だから、部屋はやりっぱなしばかりになり、全く片付かない。ものにあふれている状態でした。
 
 
 
 
その結果、ものがどこにあるのかわからず、なくしものばかり、年末にワックスをかけたくてもかけられない。
 
 
そんな状況から抜け出すべく、息子のある能力を高めて、部屋の片づけができるようにしたんです。
 
 
そのある能力とは、ワーキングメモリです。 
 
 
この記事では、片付けができるようになるキーになる能力のワーキングメモリとは、何なのか?どうしたら、ワーキングメモリが育つのか?ギフテッド(2E)の子にオススメのワーキングメモリの鍛え方をお伝えします。
 
 
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2.ワーキングメモリって、何?

 
 
ワーキングメモリとは、情報を頭に一時的に記憶し、作業に使うための能力のこと。作業記憶、作動記憶とも呼ばれています。
 
 
ちょっと、想像してみてください。
 
 
ある部屋の中でブロック使って、何かを作ろうとしています。
 
 
ワーキングメモリの機能がしっかりと働いている状態では、部屋の中が綺麗に片付いていて必要なブロックがどこにあるのかが一目でわかります。
 
 
逆に、ワーキングメモリの機能が低くなってしまっている状態だと、部屋の中にたくさんのものがごちゃごちゃに置いてある状態になります。
 
 
ワーキングメモリが低下しているというのは、これと同じ状態。頭の中で情報の片付けができていなかったり、苦手だったりするということです。
 
 
 
 
片付けができていないと、どこに必要なものがあるのか分からなくなったり、見つけるのに時間がかかってしまったりしますよね。
 
 
インプットすることが得意なギフテッド(2E)の子の脳内は、普通の子の何倍もの量の情報が入っていきます。ワーキングメモリが低いと情報が整理されず、一つ一つの情報がバラバラになっている状態です。
 
 
知識は豊富なはずなのに、必要な情報がすぐに思い出せなかったり、関連する情報が整理されていなかったりするのです。
 
 
賢しこいはずなのに、片付けできなかったり、今何をしているにかを忘れてしまったりする原因は、ここにあるのではないかと考えました。
 
 
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3.片付けられないギフテッド(2E)の子にワーキングメモリが必要なワケ

 
 
ワーキングメモリの機能が低いと起こりうることが、4つあります。
 
 

◆① 物事を忘れやすい

 
 
部屋が片付いていないと物がなくなりやすいように、整理されていないと必要な情報がなくなりやすくなります。
 
 
・先生の指示を忘れてしまう。
 
・黒板に書いてある内容をノートに書き写す前に忘れてしまうのでなかなか進まない。
 
・忘れ物や失くし物が多い。
 
・読んだ内容を覚えていられないので、文章を理解するのに時間がかかる。
 
・頭に浮かんだ内容を忘れてしまい、文章を書くことが苦手
 
 
などがあります。
 
 

◆② 集中力が続かない

 
 
頭のなかで情報があふれているので、新しい情報が入ってくると本来何をしていたのかの情報が混乱してしまい、抜け落ちてしまいます。
 
 
ですから、今まで何をしていたのかがわからなくなり、同じことに集中し続けることができなくなります。
 
 

◆③ 場違いな言動や行動をしてしまう

 
 
情報の片付けが下手なので、入ってきた情報をどこに格納すればいいのか分からずに混乱してしまいます。結果として場違いな言動や行動をしてしまうことがあります。
 
 
会話の受け答えがちぐはぐになったり、どの順番で体を動かしていいのかわからず、運動が苦手になるなどがあります。
 
 

◆④ 物事の切り替えができない

 
 
情報を捨てることも苦手なので、新しい情報を取り入れにくく、行動の切り替えや連続的に会話を続けることが困難になります。
 
 
授業時間が変わっても次の教科に移れなかったり、前の会話の内容を話し続けてしまったりすることがあります。
 
 
これって、発達障害の子どもの特徴ですよね。
 
 
 
 
ワーキングメモリの機能が弱く、話している途中に会話の内容を忘れてしまったり、会話が切り替わってもその切り替えについていけなかったりするので、情報交換がうまくできていないために社会性がうまく育たないと考えられています。
 
 
また、ワーキングメモリの機能をうまく使いこなすことができず、情報の整理がうまくできていないために忘れ物をしてしまったり、集中力が続かないと考えられています。
 
 
つまり、思考力が高いギフテッド(2E)の子もワーキングメモリが低いことによって、やっていることが途中で道をそれてしまって、完成できなかったり、情報の整理ができずにミスがおきてしまったりしています。
 
 
ですから、せっかくのアイデアが完成することなく忘れ去られてしまうのです。
 
 
みなさん、うちの子ももしかして、ワーキングメモリが…って気になってきました?
 
 
このように、ワーキングメモリって片付けだけではなくて、様々な子どもの「困りごと」に関係しているんです。
 
 
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4.ワーキングメモリを鍛えて脳を発達させる方法

 
 
では、どうしたら片付けができるようになるキーになる力のワーキングメモリの機能を高めることができるのでしょうか?
 
 

◆① 楽しいことを考える

 
 
 楽しいことを思い出したり、想像したりするのを習慣にしてみてください。つらい記憶よりも楽しい記憶の方が思い出しやすくなります。
 
 
寝る前に、今日あった楽しかったことについて話をしてもらう習慣を作ったり、夏休みなど楽しいことを計画したりしましょう。
 
 

◆② イメージをする

 
 
覚えるべき単語をイメージして絵にする、ラジオを聞いて情景を思い浮かべる、本の情景をイメージしてみましょう。
 
 
●読んだ本の情景を絵にしたり、話をしましょう。
 
●自分の理想の国の絵を書いてみましょう。
 
 

◆③ デュアルタスクを行なう(運動と知的作業の2つを同時に行なう)

 
 
2つの作業を同時に行ない脳を混乱させると、脳はその混乱を整理しようと働き、ワーキングメモリが鍛えられます。
 
 
●歌いながら、けん玉をする。
 
●歌いながら、お手玉をする。
 
●歩きながら、計算する、会話をする。
 
 

◆④ 普通の生活を健全に送る

 
 
会話や買い物、料理をすることでワーキングメモリは、十分に鍛えられるという専門家もいます。また、お手伝いもおススメです!
 
 

5.ギフテッド(2E)男子に最も効果的な方法とは

 
 
ここからは、実際にギフテッド(2E)男子を育てている私だからこそ知っている。ギフテッド(2E)男子のワーキングメモリを鍛えるのにもっとも効果的な方法をお伝えしますね。
 
 
その方法は、とっても簡単。
 
 
大きな紙を用意し、「お子さんに自分の理想の国を書いてみよう♪」と声をかけてください。
 
 
最初は、お子さんも何を書いていいのかわからないと思います。
 
 
そこで、第1問
 
 
「国の名前は、何にする?好きな名前を付けてごらん。」
 
 
と声をかけ、国の名前を決めましょう。国の名前は、何でもOKです。自由な発想を褒めてあげてください。
 
 
さあ、お母さんの褒めにやる気も出てきたところで、第2問。 
 
 
「この国に必要なものは、なんだろう?」
 
 
さらに、ギフテッド(2E)男子の思考が広がります。
 
 
 
 
このように、自由な発想力を褒めながら、理想の国の地図を完成させることで楽しくギフテッド(2E)男子のワーキングメモリを育てられます。 
 
 
最初は、声かけが必要ですが、何回か繰り返すうちに声をかけなくても、自分で楽しみながら、自分でワーキングメモリを育て始めますよ。
 
 
我が家では、このように息子のワーキングメモリを高めて、部屋の片づけが前よりもできるようになり、年末のワックスがけもばっちりできました!
 
 
ぜひ、試してみてくださいね。 
 
 
ワーキングメモリは、鍛えるだけでなく解放するという方法もあるんですよ。
 
 
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執筆者:神山彰子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
 

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