発達障害・グレーゾーンの子どもの対応を担任にお願いしたい!発達の特性を、どの程度伝えればいい?――上位3位は「困り事」関連

いざ、担任に子どもの特性を伝えようと思ったとき、どの程度まで伝えたらよいのか…気になるところですね。アンケート結果から、これだけは伝えておきたい!というポイントが見えてきました。
 

【目次】

 
調査期間:2019年3月30日~4月7日
回答者数:発達科学コミュニケーション トレーナーまたはリサーチャー46名
調査方法:インターネット調査
 

1.発達障害・グレーゾーンのお子さんの特性を5つ以上伝えている親が72%

 
 
お子さんの特性をどのくらい細かく担任に伝えているのか調べてみました。
 
 
Q 担任の先生に、お子さんの特性をどのくらい伝えていますか?
 
 
 
 
結果は、5、6つの特徴を伝えている人が各23.9%、続いて、7つが17.3%となりました。少なくとも3つ以上の特性を伝えている人が85%。その中でも5~6つの特性を伝えている人が75%と、大半を占めています。お子さんの特性を、細かく担任に伝えている人が多いようです。
 
 
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2.子どもの発達が気になる親が伝えていることの上位3は、「困り事」関連

 
 
では、実際にお子さんについてどのようなことを伝えているのでしょうか。内容をお聞きしました。
 
 
Q 担任の先生には、お子さんについてどのようなことを伝えていますか?
 
 
 
 
1位 苦手なこと 89.1%
2位 困っていること 78.3%
3位 不安なこと 76.1%
 
 
1~3位は、お子さんの「困り事」に関することになりました。お子さんが集団生活で困らないために、担任にしっかりと情報を伝えているようです。
 
 

3.得意なことも半数以上の親が伝えている

 
 
困り事の他には、何を伝えているのか結果を見てみましょう。
 
 
 
 
63%の親が子どもの「得意なこと」を伝えていることがわかります。不得意な点にプラスして得意なことを伝えることで、得意な面にも注目してほしい、伸ばしてほしいという親の傾向があらわれています。
 
 
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4.特性を伝えてよかった点、悪かった点は?

 
 
実際に担任に特性を伝えてみて、どうだったのでしょうか。良かった点、悪かった点をお聞きしました。
 
 
<良かった点>
 
“特性を先生に伝えていたので、みんなと一緒に活動ができない子ですが、上手く対応してくれました。私が思っている以上に良く対応してくださいました”(保育園男子のママ)
 
“昨年の担任から引き継いだ息子の特性を、完全ではないけど前向きに理解しようとしてくれています”(小学校中学年男子のママ)
 
“担任の先生がADHDの子の対応に慣れていました。息子が教室をふらっと出ていっても、ある程度放っておいてくれているようです” (小学校低学年男子のママ)
 
“息子を気にしてくれて、個別に対応してくださっています。随時、園での様子を私に報告してくれるようになりました”(保育園男子のママ)
 
 
<悪かった点>
 
“検査結果を全員の先生に読んでもらっていると思ったら、そうではなかった”(幼稚園男子のママ)
 
“発達障害の特性に対する理解が、かみあわないことがあります”(小学校中学年男子のママ)
 
“インターナショナルスクールから日本人学校へ。担任は「やればできるのに、できていない」という考えだった。連絡帳に特性を書いたが、らちが開かなかった”(小学校中学年男子のママ)
 
“書面でも、面談でもお伝え済み。付き添いで授業を1時間だけ見る機会がありました。子どもたちの不適切な行動に対して睨み付けたり、大きな声で怒鳴ったりして、普段はどんなことになってるのか不安でたまらなくなりました”(小学校低学年男子のママ)
 
“「彼だけを特別扱いすることはできません」「彼自身が特別扱いされることを嫌うのではないですか」などと言っては、ほとんど何の対応も取らない” (中学生男子のママ)
 
 
担任の先生によって、発達障害やグレーゾーンの子に対する理解度に差があるように感じました。発達障害の子の扱いに慣れていない先生でもしっかり対応してもらえるように、いかにお母さんが上手く対応法を伝えていくか――。担任への「伝え方」がキーポイントになりそうです。
 
 
 
 
まとめ
親は子どもが困らないようにと、特性を細かく伝えていますが、よく理解してもらえずミスマッチも起こっているようです。担任によって発達障害・グレーゾーンの子への理解度にも差がある様子。お子さんが学校や園で明るい気持ちで過ごせるように、上手に特性や対応法を伝えて、担任としっかり連携をとっていきたいですね。
 
 
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執筆者:須藤ゆかり
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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