発達障害の子どもがお母さんとのコミュニケーションで音の敏感さを軽減する簡単トレーニング

発達障害の子どもとコミュニケーションをとりづらい原因の一つに、日常生活で必要な情報だけをキャッチできないことがあります。実際に私が息子と行った、音に敏感な子どもがお母さんと楽しくできるトレーニングを紹介します。
 

【目次】

 

1.音に敏感な発達障害の子どもに困っていませんか?

 
 
 私の息子はずっと音に敏感でした。
 
 
・掃除機かけるとわめきだすので、掃除がすすまない。
 
・電車に乗っていると、赤ちゃんの泣き声に耳をふさぐので気まずくて隣の車両に移る。
 
・ハンドドライヤー設置のトイレに入れない。
 
 
日常の音でパニックになって大声で泣き叫ぶので、うまくコミュニケ―ションがとれなくなりました。
 
 
息子の気持ちが全く分からず、私も音に影響を受ける息子に疲れ果てていました
 
 
どう対応したらいいのかわからず、私はイライラして「もう、耳をふさがないで!」と無茶なことを言っていました。
 
 
母親である私がイライラすることで、息子がさらにパニックになり悪循環になったこともありました。
 
 
 
 
音に敏感な子どもは、日常生活の中で私たちが気にならないような音でも、はかり知れない辛さで疲れて切っていることがあります。
 
 
私が今まで、息子の音の敏感さと向き合いながらどのように工夫して過ごしてきたかをお伝えします。
 
 
参考にしてくださったらうれしいです。
 
 
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2.音に敏感な子どもに一体何が起きているの?

 
 
そもそも音が苦手なのはなぜなのでしょうか。
 
 
発達障害の人は、感覚過敏を持ち合わせていることが多いと言われています。(必ずしも感覚過敏の人が発達障害というわけではありません)
 
 
感覚過敏とは感覚が敏感すぎるということです。
 
 
感覚というのは、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の5つです。
 
 
感覚が鋭いために、例えば音だと日常でいろいろな音を拾ってしまい音の選別ができなくなるのです。
 
 
そのため雑音だらけの日常で自分に必要な情報だけを取り出すことが難しく私たちとは音の聞こえ方が全く違うのです。
 
 
 
 
必要な音を選択することが難しいので、人の話が聞けなかったり学校生活で一斉指示が入らなかったり、コミュニケ―ションの苦手さゆえの特徴が表れることもあります。
 
 
原因は詳しく分かっていませんが、脳の情報処理の仕方に関係があると考えられています。
 
 
生まれつきのもので本人も自覚しづらく、知らず知らずのうちに疲れがたまったり、イライラしてしまったりします。
 
 
私たちの想像以上に、音の洪水の中で毎日恐怖や不快感を感じていて、本人もどうしていいか分からずにいるのです。
 
 
大切なことは、まず一番近い存在のお母さんが、お子さんが大変な思いをしていることを理解し寄り添ってあげることです。
 
 
どんなシチュエーションでどんな音が苦手なのか、お子さんの様子をよく見てあげること、子どもの不安を取り除いてあげることが必要です。
 
 
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3.親子でコミュニケーションを楽しみながらできるトレーニングを紹介します

 
 
実際に調べて家庭で実践した、情報を選択するトレーニングをご紹介します。
 
 

◆好きなことや興味があることを徹底的に研究する

 
 
1つ目は、関心ごとを徹底的に研究し深く理解させます。子どもが好きなことや興味あることをお母さんと楽しく取り組むのがポイントです。
 
 
私は息子と、電車で目的地に行くためのルート調べや時刻表を読んでおでかけ前日にシュミレーションしたり、電車や路線の種類を徹底的に研究し絵や字でノートにまとめました。
 
 
たくさんある情報の中から、必要な情報と不要なものを整理して取り入れるトレーニングになります。
 
 
本人が好きなことなので無理なく親子のコミュニケーションを楽しみながら続けられます。
 
 
 
 

◆意識的に子どもの名前を呼んで会話をする

 
 
2つ目は家族で会話するときに、意識して子どもの名前を呼びます。
 
 
テレビがついていたり他の音が紛れ込んでいる中でも、自分の名前はとても大事な情報です。
 
 
名前を呼ぶことで子どもは自分にとってとりいれるべき情報ということがわかりやすいからです。
 
 

◆会話の中で選択肢を与えて考えさせる

 
 
3つ目は、会話の中で選択肢を与えて子どもに考えさせるようにします。
 
 
例えば「今日のお昼ご飯は何食べようか?ごはん系にする?パン系にする?それとも麺類にする?」といった感じです。
 
 
脳に集まってきた、たくさんの食べ物の情報を整理して、必要な情報をアウトプットすることで「聞く→伝える」という脳の部分を鍛えることができます。   
 
 
このようなトレーニングを続けると、音の苦手さはあってもパニックを起こさなくなりました。
 
 
何より一番大切なのは、音でとてもつらい思いをしていることを理解して、工夫して子どもが過ごしやすい環境をつくってあげることだとわかりました。
 
 
・掃除機の音が苦手なら、ほうきとちり取りで掃除する、または息子が留守中に掃除機をかければいい。
 
・掃除機をみるのも怖がるならみえないところに片づければいい。
 
 
生活を息子に合わせて変える工夫をすることで、私もピリピリしなくなりました。
 
 
まずは、どうにもできない特性があることを周りがしっかり理解し対応してあげたら、お子さんが安心して過ごせるようになります。
 
 
お子さんが安心して笑顔で過ごせることで、お母さんの気持ちも楽になることを心から願っています。
 
 
他にも感覚過敏についての記事がありますので、ぜひ参考にしてくださいね。
 
 
 
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執筆者:岩原まゆみ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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