小3から要注意!?小学生女子の反抗期の特徴と接し方のコツ3選!

 

早い子では小3から始まる女の子の反抗期。暴言や暴力を伴うと子どもも親も疲弊してしまいがち。体と心の成長がアンバランスな小学生女子にはお母さんが正しい知識で対応ができると、子どももイライラをコントロールできるようになっていきますよ!
 

【目次】

 

1.小3で訪れたHSCの娘の暴言暴力

 
 
小学生高学年から中学生にかけての思春期に起きる反抗期。「いつかうちの子どもにも反抗期が起きるだろうか」と覚悟しているお母さんも多いのではないでしょうか。
 
 
我が家の小学4年生の娘の反抗期の始まりは少し早めでした。3年生に進級した頃から突然反抗的に。
 
 
娘は感覚過敏や人の気持ちに敏感なHSC(Highly Sensitive Child)の傾向があります。他人が全く平気な刺激にも過敏に驚いたり、お友達や先生になかなか本心を言えないなど、繊細な特徴があります。
 
 
そのため、どちらかといえば大人しいタイプの娘が3年生になって急にイライラすることが増え始め、そのイライラを暴言や暴力で表現する事態が起き始めたのです。
 
 
「うるさい!」
「見ないでよ!」
「大人なのにそんなこともわからないの⁈」
「宿題なんてつまらない」
「学校なんて行きたくない」
 
 
と、反抗的かつ挑発的な言葉を連発。
 
 
私が返答するとどんな答えであれ、「へりくつばっかり!」「言い訳なんてしないでよ!」と、冷静に話し合いのできないような会話になってしまうのです。
 
 
イライラがおさまらないときには、私やお兄ちゃんである息子を叩いたり、どついたり、噛んだりする始末…
 
 
暴力だけではなく、物を投げ飛ばしたりなどして家中がぐちゃぐちゃになってしまうこともありました。
 
 
ちょうどその頃はコロナの影響での休校から再開した直後、さらに2年生から3年生への進級、そして女の子としての身体の成長も著しい時期でした。
 
 
 
 
思春期特有の変化と環境の変化のダブルパンチ状態だったのです。
 
 

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2.小学生女子の反抗期の特徴

 
 
反抗期が起こる思春期は、第二次性徴と同時期であるといわれています。
 
 
女の子は、身長が伸び、胸がふくらみ、体全体も女性らしいふっくらした体つきになってきます。この時、性ホルモンは濃度が急激に高まっていてホルモンの変化リズムが自律神経の働きにも影響を与えます。
 
 
ホルモンバランスが不安定になると、つられて自律神経も不安定になってしまいます。
 
 
 
 
体の変化が大人に近付いてるからといって、その変化を心で受け入れられるわけではありません。物事を思考する力も成長する時期なので、自分自身を客観的に見ることができるようになり、自分と周りの人達との違いに気づき始めていきます。
 
 
自分の考えと周囲の考えが違うと疑問に思い、イライラしたり、自己を主張したい気持ちが高まります。特に母親には親子という関係上、感情をそのままぶつけやすい存在なので暴言暴力につながってしまうのです。
 
 
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3.お母さんができる対応を3つ厳選!

 
 
反抗期は子ども自身、体も心も大成長をとげる準備中なんです。ただ、毎日子どもから罵倒されるとお母さんも辛いですよね。
 
 
ですが、子どもに合った対応をお母さんがしてあげると、子どもが気持ちを落ち着かせることができるんです!我が家でとった対応をお伝えしますね。
 
 

◆子どもの気持ちを共感

 
 
体の成長に悩んでいたり、友達との付き合い方で悩んでいる様子があって暴言を吐いてきたら、「なに言ってるの!」と、注意してすぐに解決法をアドバイスしたくなりますよね。
 
 
反抗期の女の子が受け入れてくれるのは、アドバイスではなくお母さんからの共感です!
 
 
「私みんなよりぽっちゃりしていて嫌だな」
 
「○○ちゃんはいつも勝手なことばかり言ってくる」
 
 
などの不安や不満に対して、
 
 
「そっか〜、自分のこと気になるお年頃だよね」
 
「お母さんも気になる時期あったよ〜」
 
「うんうん、勝手なことばかり言う子いるよね〜」
 
 
と、子どもの気持ちをそのまま受け取りましょう。すぐに子どもの不満の興奮度はおさまらないかもしれませんが、そんなコミュニケーションを繰り返していくうちに嫌なことがあると素直に伝えてきてくれるようになります。
 
 
そうすると、「お母さんに嫌なことを話すと気持ちが落ち着く」という流れができ上がるようになっていきます。
 
 

◆体の悩みは思考を整理

 
 
体の悩みに対して、「そんなの気にしなくて大丈夫!」「みんな同じだからあれこれ考えないでやってみな!」と背中を押したくなってしまうこともありますよね。
 
 
反抗期の子どもの悩みは、その子が一人の大人として自立した考えを持つための大事な要素です。その悩みに対して子どもがまだ知らない知識を加えてあげることで、思考をポジティブに整理できるようになりますよ。
 
 
胸のふくらみを気にして服装を決められずイライラ!学校も行きたくない…なんてときには、
 
 
「おっぱいが膨らんでくるのは大人に近付いている証拠だね」
 
「いい形、素敵なおっぱいだよ」
 
「体も心も頑張っている最中だよ」
 
「大人の準備が始まると、大人のホルモンが出始めてイライラすることもあるんだよね」
 
 
と、子どもの体と心に何が起きているのかを客観的に教えてあげるんです。
 
 
お母さんが体のことを話すときに恥ずかしがっていると、子どもも大人の体になることは恥ずかしいことと思ってしまいます。
 
 
 
 
お母さんは堂々と、冷静に、明るく、大人に近づくことって楽しみだねという風に伝えてあげましょう。
 
 
もともと発達上の特性として、色々なことに不安が強かったり過敏になってしまう繊細な子は、思春期の変化にも過敏に反応しやすいです。
 
 
お母さんが冷静に成長の知識を与えてあげることで、自分のことにネガティブに注目している女の子の思考を整理させてあげることができますよ。
 
 

◆苦手は頑張らせない、得意を伸ばす!

 
 
思春期の体の変化で、イライラ等の心の変化とともに、めまいや朝起きにくい等の自律神経系の症状もでているときは勉強への集中力も欠けやすいです。
 
 
小学生なら中学生のように勉強しなければいけないという強制も緩やかなはず。学校の先生には体調や心の変化について説明し、宿題や課題などは期限を多めにとってもらう、お母さんが手伝ってあげるなど、ゆとりを作ってあげることが必要です。
 
 
そして、子どもの好きなことや得意なことをどんどんチャレンジさせてあげましょう。好きなことで満たされて、得意なことで自信がつくと自分の自信のなさもカバーすることができます。
 
 

4.反抗期でとげとげした娘が半年で穏やかに!

 
 
反抗期に突入して手が付けられないほど暴れた娘も、叱らず、応戦せず、共感し、好きなことをとことん応援することですっり穏やかになりました。
 
 
この期間は半年‼︎
 
 
好きな運動系やアート系の習い事に集中してとことん頑張り、今では、行きたくないと行っていた学校も自分が行く意味を見つけ積極的に行くようになりました。
 
 
宿題は好きではないけど、「自分だけ出さないのは恥ずかしいからとりあえずやって出す」と言ってやり、自分が必要だと思う勉強をすすんでやるようになりました。
 
 
体に関してもどんどん成長してきていますが、新たな変化が起きても動じず、変化を恐れることなく受け入れられるようになっています。
 
 
暴言や暴力もほとんどみられなくなりました。疲れてどうしてもイライラすることもありますが、「イライラしてきた〜チョコちょうだい!」と自分でコントロールする方法を見つけて教えてくれるようになりました。
 
 
反抗期の女子は、男子に比べて口が達者でお母さんもイラッと、ムカっとくることもあると思います。ですが、思春期の体や脳の変化についてしっかり理解して、大人の余裕で対応してあげてほしいと思います。
 
 
 
 
きっと、反抗期のあとは素敵な女の子に成長するはずですよ!
 
 
反抗期の女の子でも正しい対応をすればどんどん能力を伸ばせます!
 
 
 
 
 
 
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執筆者:すずき真菜
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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