新年に良いスタートをきるために!発達障害の子どもの「自信がない」は冬休み中に解決しよう

コロナウィルス対策という環境の中でたくさん頑張った今年。冬休みに入ったら一息つきたいですね。しかし、異例の環境で発達障害の子どもは自信を失っているかもしれません。冬休み中に子どもの「自信がない」を解決して、新年を元気にスタートしましょう!
 

【目次】

 

1.頑張ったからこそ要注意!子どもの様子を今すぐチェック

 
 
もうすぐ冬休み。早いもので今年も残すところあとわずかです。
 
 
今年はコロナウィルスのため、
 
突然の休校
外出制限
学校が始まっても分散登校
夏休みは短縮
行事も中止か規模縮小
休校の遅れを取り戻すため、授業は急ピッチで進む…
 
 
といった、去年までとは違う環境や生活スタイルにせざるを得ませんでした。
 
 
子どもたちは我慢もしながらも、本当に良く頑張りましたよね!
 
 
でも、2020年が終わろうとしている今、改めてお子さんの様子に目を向けてほしいのです。
 
 
本当にいろいろなことがあった2020年。
 
 
お子さんは「何とか今年を乗り切ったぞ!この状況でもこんなことができるようになったぞ!」と自信を持てているでしょうか?
 
 
今年は、とにかく「制限」が多い年でしたから、お子さんもストレスを抱えがちだったはず。
 
 
特に、学校が休校になったり、分散登校になったりしたことで、友達関係がうまく築けなかったり、授業についていけなくなったり。行事が中止になったことで活躍できる場を失ってしまったり。
 
 
お子さんが自信を失っている、という状況になっていないでしょうか?
 
 
もしもお子さんが自信を失っているなら、今すぐ対応が必要です!
 
 
 
 
コロナ感染者は最近また増えてきていますから、子どもたちの生活が「制限」される日々はまだまだ続きます。
 
 
こんな状況でも、2021年は新しい何かにチャレンジしてほしい!活動的な毎日を送ってほしい!と思うなら、この冬休みにしっかり英気を養って、自信をつけてあげることが必要なんです。
 
 
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2.コロナの影響を大きく受ける発達障害の子どもたち

 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもたちは、たくさんの「苦手」を抱えています。
 
 
学校ではじっと座って授業を聞くのも、みんなと同じように行動するのも苦手な場合がありますよね。
 
 
今の日本では、みんなと同じようにできないと注意されてしまうのが現実。注意され続けると、どんどん自信を失ってしまいます。
 
 
このように、発達障害・グレーゾーンの子どもたちは、元々「注意されやすくて、自信を失いやすい子どもたち」なんです。
 
 
その上、今年はコロナの影響でネガティブな影響を大きく受けています。
 
 
毎日放送される、コロナ関連のニュースで不安が高まる。
 
おうちから一歩外に出ると、マスクやフェイスシールドの人の姿ばかりで、落ち着かない。
 
学校生活も大きく環境が変わり、うまく適応できない。
 
 
このように、不安感が強かったり、視覚からの影響に左右されやすかったり、環境の変化に対応するのが苦手だったりする子は、普段以上に本来の能力が発揮しづらかったはずなんです。
 
 
「やっぱりうまくできない…」と自信を失っていれば、「こうなりたい!」という意欲もわかなくなってしまうんです。
 
 
冬休み、親子で過ごす時間が長くなります。この時間を逃すことなく、子どもの自信を回復させてから2021年をスタートさせましょう!
 
 
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3.冬休み中に発達障害の子どもの「自信がない」を解決する方法

 
 
では、発達障害・グレーゾーンの子どもたちに、どうやって自信を持たせたらいいのか?
 
 
時間がある冬休みだからこそできる対応をご紹介します!
 
 

◆好きなこと、得意なことを伸ばす

 
 
自分の好きなこと、得意なことへの自信は、子どもの支えになってくれます。
 
 
勉強は苦手だけど、かけっこでは負けない!電車には詳しい!料理が好き!
 
 
こんな風に、好きなこと・得意なことが1つでも見つかれば、子どもは確固たる自信をつけることができます。
 
 
好きなこと・得意なことにトコトン取り組めば、どんどん上達していきます。上達した分だけ、自信も大きくすることができるのです。
 
 
おうち時間の長い冬休みを使えば、得意が一気に伸びて自信がつく可能性大です!
 
 
どう上達したか?は他の子と比べるのではなく、過去のお子さんと比べてどう上達したのか、という視点で褒めてあげてくださいね!
 
 
 
 

◆お母さんの「大丈夫」という魔法のことばがけ

 
 
不安感が強い子は、常に不安な状態が続いているはずです。
 
 
だからこそ、お母さんが「大丈夫!」という一言をかけてあげてください。
 
 
どうしていいか分からない、いいようのない不安に襲われているとき、大好きなお母さんから「大丈夫」と言ってもらえたら、子どもたちは絶対に安心できます。
 
 
自信をつけることはとても大事なことですが、まず「安心」して、精神的に落ち着いていることが大前提になります!
 
 
不安でしかたない子どもにとって、お母さんの「大丈夫」は魔法のことばです。
 
 
子どもたちが、自分に自信をもって生活できるようになるためには、家庭生活でのお母さんの声がけやサポートが不可欠になります。 
 
 
新年から良いスタートをきって、頑張れるパワーを養うためにも冬休みは、子どもの話をゆっくりと聞いてあげましょう。
 
 
そして、好きな活動をとことんして自信をつけ、「大丈夫」と言って安心させてあげてくださいね!
 
 
 
 
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執筆者:丸山香緒里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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