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発達障害の診断は関係なし!かんもく傾向の子へは不安や恐怖を考慮したスモールステップとは

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発達障害の診断はなくても、かんもく傾向にあるお子さんへの対策はステップを3段階に分けることが重要です。娘の不安や恐怖に寄り添った幼稚園生活3年間が終わる今だからこそ伝えられることがあります。かんもくに悩む多くの方に届きますように!
 

【目次】

 

1.発達障害の診断は関係なし!かんもくのサポート迷子になっていませんか?

 
 
お子さんが、学校や幼稚園で言葉を発することができない!と、悩んでおられる方はいませんか?
 
 
もし、学校や幼稚園でお子さんにそのような様子が見られたら、親御さんならどうして話すことができないのか?を問いただしたくなりますよね。先生の立場であれば、話さなくてはならない場面でこの子は怠けていると思ってしまうかもしれません。
 
 
全かんもくの人でない限り、話すことができる場面がたくさんあるのが「場面かんもく」。
 
 
ですから、先ほど書いたように、親御さんや先生がそのような行動や思考になっても全く不思議なことではないのです。
 
 
みなさんは、場面かんもくの子どもたちへの正しい対応をご存じですか?きっと知らない方が多いのではないでしょうか。「かんもく」という言葉も初めて聞いた!という方もおられるかもしれません。
 
 
実は、教育のプロである先生方も、かんもくに関しての知識や経験を有している方は少ないのが現状です。中には何十年と教育現場にいるけど、このような子は初めて…という話もよく耳にします。
 
 
近年よく耳にする機会も多い「発達障害」の情報よりもはるかにサポートへの情報が少なく、サポート迷子に陥りやすいのです。
 
 
そのようなこともあり、親が知識を深く有する必要があるほど教育現場のサポート体制は進んでいません。ですから場面かんもくのサポートには、先生との情報共有を欠かさず、親が主体となって動いていく必要があります。
 
 
 
 
普段、話せる場所では声が出ているんだから問題ないよ!と軽視されることも多いのですが、実際にかんもくの子へのサポートは慎重に対応することが大切なんです。
 
 
一歩間違えたら、もう二度と声を発することをやめてしまうかも知れない!
 
大人になるまで引きずってしまうかも知れない!
 
 
という恐怖と隣り合わせです。
 
 
軽視することなく、適切なサポートを継続していくことが大切です。
 
 
今回は、娘の卒園を目の前にして、3年間の幼稚園生活の中で娘の恐怖や不安からくる「場面かんもく」に寄り添ってきた私が効果的な緩和策をご紹介します。
 
 
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2.不安や恐怖が強い娘の幼稚園生活!先生の協力が不可欠

 
 
ここで私の娘の話しをさせてください。娘は現在、幼稚園の年長組です。卒園まであとわずかです。
 
 
娘は年少組のときに入園してわりと早い段階で「場面かんもく」の傾向があることがわかりました。私も初め知ったときには理解ができず、担任の先生も「かんもくのお子さんは初めてです」という状況からサポートがスタートしました。
 
 
我が家の娘は、先生とのお話しや、お名前呼びの返事ができないことから発覚しました。年長になった今では自分の気持ちをお話ししてくれますが、年少でましてや入園したての娘からはなぜできなかったのか?というのは聞くことができませんでした。
 
 
当たり前ですが、娘自身が一番戸惑っていたでしょうし、一番困っていたと思います。慣れたら話せるようになるだろう!が通用しないのがかんもくです。
 
 
今、3年間を振り返り強く思うことは、娘が不安や恐怖の感情が強いということを先生に事前に伝えておいて良かったなということです。
 
 
先生が元々の気質を考慮してくださっていたので、様子が違えば報告をしてくれましたし、サポートもスムーズでした。
 
 
 
 
発達障害の診断名とかがある場合には伝えることも重要ですが、一番重要なのはお子さん自身、何に困っているのか?どういう気質を持っているのか?ということです。
 
 
お忙しい中、申し訳ないな!と思うこともあると思います。しかし、頻繁に先生と連絡をとり、情報共有をして欲しいと思います。
 
 
次項で、娘の緩和していったケースを交えながら3段階に分けたサポートをご紹介します。娘の緩和経過を一緒に追っていただけたらと思います。
 
 
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3.3段階のスモールステップが緩和を促す

 
 
前項でもお話しした通り、「場面かんもく」傾向のある娘には幼稚園3年間を通し3段階でスモールステップの目標を設定しおこなってきました。ここでは娘のお名前呼びを実例にしてご紹介していきます。
 
 

◆第一段階の短期目標

 
 
安心を育てることを目標とします。絶対に焦らず、無理強いせず、ここは安心して良い場所なんだという気持ちを育てます。
 
 
娘の場合には、先生からの笑顔だけとか、ボディタッチを通して、信頼関係を作り上げることをしてもらいました。ここでは徐々に目を合わせられるようになることを目標としています。
 
 
ですので、お名前呼びのときには、呼ばれたら先生の目を見ることができるようになることがここでの目標でした。
 
 
短期目標としていますが、まずは自分が安心できる場所という認識を持てるよう働きかけていきます。そして、安心できる環境はずっと維持していく必要があります。
 
 

◆第二段階の中期目標

 
 
意思表示の表出方法の選択肢を子どもに与えます。ここでは、無理に言葉を発することをしなくても、周りとのコミュニケーションが取れる手段を身につけられるようにします。
 
 
例えば、頷き・首振りなど。年齢が大きい小学生くらいのお子さんなら筆談というのも有効であると思います。また、例えば答える際にも予め決まった選択肢の中から指差しで答えるなど。
 
 
娘の場合には、お名前呼びのときに声を発しない状態での挙手をできるようにすることがここでの目標でした。
 
 
不安や恐怖が強いかんもくのお子さんにとって、言葉以外でのコミュニケーションをどのようにとっていくかは重要です。表出方法の選択肢は多ければ多いほど良いと思います。
 
 

◆第三段階の長期目標

 
 
いよいよ声を発する練習段階に入っていきます。
 
 
ここでは、決して無理強いはしないようにしてくださいね。お子さんの様子や先生との情報共有をしながら、負荷がかけられそうなら少しずつかけていきます。
 
 
この段階での注意点として、声を出すまでとことん待つことは絶対にしないようにしてください。負荷が大きくなり発話が難しくなることがあるので、話せなければ、段階を一つ戻すなどして調整します。
 
 
娘はお名前呼びのときに、「はい!」という声をつけての挙手ができることを目標としました。はじめは声が小さくても、口パクでもなんでもオッケーです。
 
 
周りの大人はそこを見過ごさず、できていることを本人に伝え、認めていきます。
 
 
娘の現状ですが、お名前呼びは今までなんだったの?というほど大きな声で返事ができるようになりました。我が家の場合ですが、1段階に1年を費やし対応してきました。
 
 
そして、3段階目までくると、そのほかの場面でも発話ができたりする場面が多くなってきました。まだまだ「場面かんもく」の全克服には難しいところもありますが、緩和が進んでいるのは確かです。
 
 
 
 
大切なことは、焦らず的確にサポートをしていくことです。親が焦れば、お子さんはもっと焦ります。どうか寄り添いながらサポートをしてあげてくださいね。
 
 
そして、お子さんに関わる周りの人の協力が必要不可欠になります。
 
 
話さないのではありません!話したいけれど、話せないのです!
 
 
数年間で支援が終わるものではないかも知れませんが、何十年という目標設定をするよりもまずは区切りを決めての目標を設定する方が支援しやすくなります。
 
 
我が子におこなった支援が参考になれば幸いです。
 
 
かんもく傾向のお子さんには自信をつけることも大切!こちらの記事でも紹介していますので、合わせてチェックしてみてくださいね。
 
 
 
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執筆者:みずおち梨絵
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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