発達障害・グレーゾーンの子の特性を伝える「コミュニケーションブック」を先生に実際 に渡したことのあるお母さんに聞いてみました!

発達障害の子どもの特性を伝えるツール「コミュニケーションブック」(サポートブック)を実際に渡している人はどのくらいいるのでしょうか?先生に渡して、実際のところはどうだったのでしょうか?渡して良かった点、工夫が必要だった点を聞いてみました。
 

【トピック】

 
調査期間:2019年3月30日〜4月7日
回答者数:発達科学コミュニケーショントレーナーまたはリサーチャー 54名
調査方法:インターネット調査
 

1.コミュニケーションブック(サポートブック)を先生に渡したことはありますか?

 
 
Q.コミュニケーションブックを先生に渡したことはありますか?
 
 
 
 
コミュニケーションブックを渡しことがあると答えた人が15%で、渡しことがないと答えた人は85%
 
 
コミュニケーションブックを実際に渡したことがある人は多くはありませんでした。
 
 

2.コミュニケーションブックを、いつ、誰に見せましたか?

 
 
実際にコミュニケーションブックを渡したことがある方にお聞きしました。
 
 
Q.コミュニケーションブックを誰に渡しましたか?
 
 
 
 
担任の先生にコミュニケーションブックを渡している人が75%でした。ついで、特別支援学級の先生、校長先生、スクールカウンセラー、養護教諭など。担任の先生だけでなく、管理職や指導的立場の先生にも見ていただき、学校の中で色々な先生に目を配っていただくことが大切なようです。
 
 
お子さんの特性を理解してくれる人が多ければ多いほど、お子さんの支援者が増え、子ども自身も安心感を得られることになりますね
 
 
Q.コミュニケーションブックをいつ頃渡しましたか?
 
 
 
 
進級、進学前(入園・入学前)にコミュニケーションブックを渡している人が半数でした。また、他の方も新学期が始まってすぐに渡している方が多数でした。
 
 
コミュニケーションブックは子どもをより理解し、適切な支援が可能となるためのツールです。なるべく早い段階でコミュニケーションブックを渡すことで早くから適切な支援が可能となりますね。
 
 

3.コミュニケーションブックを先生に渡してどうでしたか?

 
 
Q.コミュニケーションブックを先生に渡してどうでしたか?
 
 
 
 
75%のお母さんが、コミュニケーションブックを渡してよかったと言っています。
 
 

4.コミュニケーションブックを渡してよかった理由をお聞かせください

 
 
コミュニケーションブックを渡してよかったと答えた方の理由を聞いてみました。
 
 
“新学年の担任の先生は、別の学校から来られた先生でしたので、新学期の始まる前に子どもと会う機会がありませんでした。
 
 
新学期が始まる前に面談をしていただき、その際にコミュニケーションブックを見ていただきました。少しでも新学年の先生に子どもの情報をお知らせでき良かったです。
 
 
先生にも「とても参考になりました」とおっしゃっていただけました。前年の先生も、私のコミュニケーションブックに、昨年1年間で気づいたことを付け加えてくださり、良かったです。”
(小学校中学年 男子のママ)
 
 
“就学相談の面談は時間的制約もあったため、短時間で伝えたいことを取りこぼさず伝えられた。お互いに時間を無駄にせずにすんだ。” 
(幼稚園 男子のママ)
 
 
“環境が変わる移行期に対応を伝えることで、席の位置など早くに配慮してもらえました。”
(小学校中学年 男子のママ)
 
 
“先生の対応が変わった。” 
(小学校低学年 男子のママ)
 
 
“はじめに伝えておくと、はじめから配慮と支援をしてもらえるためです。困りごとはなるべく予防したいです。先生にとっても、その方がやりやすいと思います。”  
(小学校低学年 女子のママ)
 
 

 
 

5.子どもの特性を伝えるコミュニケーションブックの活用方法!

 
 
・コミュニケーションブックを誰に渡しているかについては、担任の先生はもちろん、子どもの支援に関わる先生(特別支援の先生、スクールカウンセラー、養護教諭)にも見ていただいていることがわかります。また、校長先生など、指導的立場の先生にも伝えています。
 
 
多くの先生に目を配っていただけるということは、それだけ支援をしていただけることになります。お子さんの理解者を増やすことで、お子さんもお母さんも安心して学校に通えるのではないでしょうか。
 
 
・半数のお母さんがコミュニケーションブックを入学、進学前に渡しています。その他の方も、新学期が始まりなるべく早い段階で渡しています。早い段階で先生に渡すことで、早くから適切な支援や配慮が受けられることになります。
 
 
75%のお母さんがコミュニケーションブックを渡して良かったと言っています。多くの生徒がいる集団生活の中では、家庭とは状況がかなり異なります。
 
 
先生は多くの生徒の中で、一人一人の生徒のことをよく見てあげたいという思いがあっても、全てを完璧に見てあげることは難しい状況です。入園、入学、進学の際に、なるべく早い段階で、先生(支援者)に「コミュニケーションブック」を渡すことで、早くから適切な支援を受けることができます。
 
 
今年は、新型コロナウィルスの影響で、臨時休校が延長されました。3月に予定していた面談などもできなくなってしまったお母さんが多いのではないでしょうか?このような緊急事態の状態では、お母さんは益々不安が強くなっているかもしれませんね。
 
 
この長いお休みの間に、一度先生に連絡してみたらどうでしょう?緊急事態宣言が出されている状況の中では、長時間の面談などは難しいかもしれません。ですが、コミュニケーションブックを先生に渡すことはできるかもしれません。先生に目を通していただくことが大切です
 
 
パステル総研では、お母さんが伝えたいことと先生の知りたいことをまとめた画期的なコミュニケーションブック(サポートブック)を開発しました。30分あれば完成できるシンプルなものです。ぜひご活用くださいね!(こちらをクリックして下さい↓↓↓↓)
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「コミュニケーションブック」は口頭では伝えきれない特性の多様さを文書にしています。文書にして渡すことで、先生が見返して振り返ることができます。担任の先生だけでなく、複数の先(支援者)に共通の情報を伝えられるメリットがあります。複数の先生が対応しやすなります。
 
 

 
 
実際に、筆者は、2年前に「コミュニケーションブック」を先生にお渡ししています。今年度で3年目になります。担任の先生も3人目となりました。最初に渡したコミュニケーションブックに、前年度の先生がそれぞれ気づいたことを書き足してくれています。
 
 
担任の先生が、変わったときでもしっかりと申し送りをしてくれています。息子は、先生方の適切な支援により得意な部分はより成長し、苦手な部分も徐々に育って、ほとんど支援がいらない状態です。
 
 
筆者の場合には、担任の先生だけではなく、校長先生、スクールカウンセラー、養護の先生にも、コミュニケーションブックを見ていただいています。子どもの情報を複数の先生(支援者)と共有することで、子どもが安心・安定した生活が過ごせるようになりました。
 
 
また、何よりも、多くの先生の支援をいただいていることで、私自身(母)が安心感を得られています。「コミュニケーションブック」は先生とお母さんを繋ぐコミュケーションツールです
 
 
進級、進学の際には「コミュニケーションブック」を活用し、先生へお子さんのことを伝えてみてくださいね。
 
 
お子さんの学校生活の「不安」を「安心」に変えるヒントをお伝えします。

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執筆者:深井淳子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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