災害への心の備えをしておこう!発達凸凹キッズを不安から守るためにできること

みなさんは東日本大震災の記憶はまだありますか?あれから10年以上が経ちますが、未だに後発地震が続いています。いつ起こるか分からない自然災害だからこそ、もしもの時に子どもが不安を和らげるためにも災害の心の備えをしておきましょう。

 

【目次】

 

1.「もし災害が起きた時にはどうする」か、お子さんと話をしていますか?

 
 
2011年3月11日が何の日かご存知ですか?東日本大震災が日です
 
 
あの日、誰もが予想をしなかった出来事がたくさん起こりました。
 
 
当たり前だと思っていたことの大切さや家族への想いなど、たくさんのことを考えさせられたことと思います。
 
 
いつ起こるかわからない自然災害… 
 
 
10年たってもあの日のことを思い出させる大きな地震が被災地で起きています。 忘れてはいけないというサインとも受け取れますよね。
 
 
皆さんは「もし災害が起きた時にはどうする」か、お子さんと話をしていますか?
 
 

 
 
震災後、引き渡し訓練が行われるようになった学校も多いかと思います。しかし、訓練のように速やかにいかないのが現実です。
 
 
いざそのような場面になったとき、「うちの子は本当に大丈夫かな?」と心配になる方は多いのではないでしょうか?
 
 
発達障害の有無に関わらず、突然に起こる出来事に子どもたちは不安や恐怖を感じます。
 
 
特に発達障害凸凹キッズの中には、不安が高い特性を持っている子どもが多いです。状況を感じることにも敏感で、メンタル面に影響が出てしまうこともあります。
 
 
だからこそ、「起きた時にどうするのか」ということを子どもに伝えて、備えておくことが必要ではないでしょうか。
 
 

2.震災を経験したからこそ感じること

 
 
私は東日本大震災の被災地に住んでいます。
 
 
当時は子どもの学童保育も担っている子育て支援施設に勤めていました。
 
 
地震が発生したのは14時46分。低学年はすでに帰ってきていましたが、中学年はちょうど下校時刻。
 
 
大きな揺れは立っていられないほどでした。
 
 
子どもたちの安全を確認して小学校の体育館へ避難し、保護者の迎えを待つことになりました。
 
 
余震が止まらない中、体育館で迎えを待つたくさんの子どもたち。
 
 
泣いてパニックになる子はいなかったものの、不安な表情で静かに座っている子どもたちがたくさんいました。
 
 

 
 
大人でも恐怖を感じるほどの大きな揺れでしたから、子どもたちは心に大きな不安や恐怖を感じていたはずです。
 
 
保護者と学校や学童施設では災害時の対応や対策は事前に確認をしています。災害が起きたら、必ず保護者が迎えに来ることになっています。
 
 
しかし、実際に災害が起こった時に職員が「お迎えを待とうね」と声をかけて、不安が和らぐかといったら…決して簡単に和らぐ状況ではありませんでした。
 
 
何度も起こる余震に寒い体育館でもらった食べ物は飴玉1つ。あの時の子どもたちはとても頑張っていたと思います。
 
 
・誰が迎えに来てくれるのだろう?
・ちゃんとお迎えにきてくれるのかな?
 
 
きっと子どもたちは、口にはしなくても心の中で思っていたと思います。
 
 
聞きたくても聞くことができずに不安を感じていた子どももいたことでしょう。
 
 
こんな時、家族としっかり話をしていたら子どもの不安な気持ちも少しは和らぐのではないでしょうか?
 
 

3.発達凸凹キッズへ伝える「言葉のお守り」が災害の心の備えになります

 
 
一番に心配なことは、災害が起きた時間が子どもと別々に過ごしている時のことですよね。
 
 
・保育所や幼稚園、学校の時間
・放課後の学童や習い事の時間
・下校途中
・放課後で外に遊びに出ている時
 
 
これらの時間に災害が起きたら、
 
・誰が迎えに行くのか
・迎えにはどのくらいの時間がかかるのか
・どうしたら良いのか
 
ということをしっかりと伝えておくことが子どもの安心につながるのではないでしょうか。
 
 

 
 
例えば…
 
・一番早く行けるお母さんが行くけど1時間はかかる
 
・学校は職場から遠いから、おじいちゃんが迎えに行くけれど30分くらい待つ
 
・学校にはお兄ちゃんもいるから一緒に待っている
 
・下校途中なら学校に戻る
 
・遊んでいる場所が小学校に近かったら小学校に行く
 
など、ご家庭の事情や家族構成、その時の状況によってさまざまだと思います。
 
 
震災当時は停電で信号も止まり、交通状況はとても混雑していました。一番ひどい状況を考えて、迎えに行くことも考えておかなければなりません。
 
 
いろいろなパターンを想定して、子どもに事前に分かりやすく伝えましょう。
 
 
きちんと家族で話をしたことが子どもの記憶に残っていれば、「言葉のお守り」となります。
 
 
文字が読めるお子さんには「お手紙のお守り」にして、ランドセルやかばんに入れておいても良いかもしれませんね。
 
 
お子さんの成長に合わせて親子で工夫してみてください。
 
 
起きてからでは遅いです!
 
 
事前にできることで子どもの心を安心させてあげられるのはお母さんやお父さんとの会話の記憶です。
 
 
不安を少しでも少なくなるように、事前に対策することをおすすめします。
 
 
いつどこで起こるかわからないのが自然災害です。
 
 
だからこそ、子どもには災害への備えとして不安を和らげるための「言葉のお守り」を準備してあげてください。
 
 
 
 
震災を体験したからこそ伝えたいことがあります!

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執筆者:さとう みな
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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