発達障害 自閉症スペクトラム

普通級と支援級で悩んだら?発達障害・自閉症スペクトラムの就学は子ども目線がポイント

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来年小学校に入学する年長さんのお母さんは、生活面や学習面の心配事がたくさん。発達に遅れがある発達障害・自閉症スペクトラムのお子さんであれば、普通級、支援級どちらでスタートするかも大きな問題です。私が選択の際に大切にしたポイントをご紹介します。
 

【目次】

 

1.発達に遅れがあるお子さんの就学、普通級と支援級で悩んだときに大切にしたいのはコレ!

 
 
発達の遅れのあるお子さんにとって、入学や進級の際に常につきまとうのは、普通級と支援級どちらで就学するかということではないでしょうか。
 
 
自治体によっては就学相談のスケジュールがどんどん前倒しになり、すでにスタートしているところもあるそうです。
 
 
お子さんにとって最適の学びの場をどのように見つけたらいいのか、悩んでいませんか?
 
 
現在小学校3年生の息子は、支援級に在籍しています。
 
 
小学校入学の際、普通級にするか、支援級にするかとても悩んだ末に支援級でスタートすることを決めました。
 
 
小学校生活も3年を過ぎようとする今、当時の判断は間違いではなかったと思っています。
 
 
もし普通級に入学させていたら、今頃は大勢のなかでみんなについていこうと無理をして体が悲鳴をあげたり、心が折れてしまったりしていたことでしょう。
 
 
自身の経験から分かったことは、普通級と支援級で悩んだときは、子ども目線で考えることが一番大切だということです。
 
 
 
 
どうしてそう考えるにいたったのか?わたしが息子の就学の際に支援級に決めた経緯をご紹介しますね。
 
 
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2.発達障害・自閉症スペクトラムの息子を支援級へ!決意をかためた決定的な出来事

 
 
息子は保育所年中の時に自閉症スペクトラムと診断されました。
 
 
・バナナは分かるのに、ミカンは分からない
 
・ずっと前からいる先生の名前をなかなか覚えられない
 
・「〇〇を一人〇個ずつ持ってきてね」ができない
 
 
という様子から、先生に発達相談を持ちかけられ、発達検査を受けたのです。
 
 
他にも、発表会や運動会で歌や踊りが覚えられず、自信のない姿があったり、不安が強く、周りの人の何気ない言葉で自分が責められているような気持ちになって、被害妄想的な発言をすることもありました。
 
 
自分が周りと同じようにできないストレスから、保育所への行き渋りが出てきたのもこの頃です。
 
 
しかし、療育へ通いながら家庭と保育所で息子の特性に合わせた対応を行った結果、できることがたくさん増えてきました。
 
 
被害妄想的な発言は少なくなり、周りの人のよいところを伝えるやさしい言葉が増えてきました。
 
 
発表会や運動会でも歌や踊りを自信をもって披露する息子の姿に、「この状態が続くのであれば、小学校は普通級でも問題ないかな」と思っていました。
 
 
でも、困りごとが減り、穏やかな日常を過ごしていると思っていた保育所年長の夏、立て続けに冷や汗が出るような出来事があったのです。
 
 
それは、急な高熱から熱性けいれんを起こしたことです。
 
 
息子が急に泡を吹いて気を失い、けいれんし始めました。はじめてのことでとてもパニックになったことを覚えています。
 
 
その後1か月もたたないうちに、今度は睾丸の痛みを訴えた息子。睾丸捻転が疑われ、24時間以内に手術をしないと睾丸が壊死するとのことから、手術をするかどうかで究極の判断を迫られる夜を過ごしました。
 
 
その後、さいわい疑いで終わり、ホッとしたのもつかの間、体中に現れたじんましんに苦しむことになったのです。
 
 
 
 
息子の体が悲鳴をあげている。原因はストレスだと思いました。
 
 
表面的には穏やかに過ごしていたと思っていた息子が、実はストレスをためながら頑張っていたことに初めて気づき、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
 
 
息子が死んでしまうのではないかという恐怖は今でも忘れることができません。
 
 
この経験から小学校は支援級から始めようという思いが強くなってきました。
 
 
一番重要だと考えたのは、「二次障害」を防ぐことでした。
 
 
みんなと同じを強制するのではなく、息子のペースで「できた」を積み上げながら、自信をつけていってもらいたい。ものごとを理解するのに時間がかかる息子は、普通級では自信をなくしてしまうと思ったのです。
 
 
でもひとつ不安がありました。 「支援級に行っていると、全日制高校を受験できない」という話が、保護者の間でまことしやかに伝わっていたからです。
 
 
先のことはまだ分からないけれど、選択の可能性が狭まるのであれば、支援級以外の道も考えないといけないと迷っていました。
 
 
この心配は市の就学相談で解消されました。支援級に行っていても、普通級の子どもたちと同じ試験を受けて合格点をとれば入学できるということを相談員さんに教えていただき、最終的に支援級に決めることにしました。
 
 
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3.支援級での学校生活で心も体も強くなった息子

 
 
支援級でスタートした息子の小学校生活。
 
 
支援級では、授業は息子の特性に合わせ、丁寧に説明をしてもらえ、分からないところがあると特別に時間を割いてくれます。
 
 
息子がパニックになる日が続いた時期は、クールダウンできるような空間を教室内に特別に作ってくれたり、行き渋りがひどく、教室に入れなくなった息子のために、クラスのみんなが授業をUNOで楽しむ時間に変更してくれたこともありました。
 
 
そして支援級の先生は、息子のがんばっていること、できたことをしっかりと見て、いつも肯定してくれました。丁寧なかかわりを通して、息子は少しずつ自信をつけてきました。
 
 
心が安定すると、難しいことにもチャレンジしようとする力が出てきます。
 
 
今年はコロナの流行により、運動会や発表会という行事がすべて中止になりました。
 
 
そんなあるとき息子がポツリと漏らしました。
 
 
「今年は運動会がないから残念だったな」
 
 
運動会や発表会の練習は、息子にとってはストレスを感じるものでしかないと思っていた私はビックリ!
 
 
「踊りとか難しくて大変じゃないの?」という私の言葉に、
 
 
「大変だけど、頑張ったらできるようになるから」と息子。
 
 
私が思っていた以上に強くなっていた息子の言葉に思わず涙が出ました。
 
 
 
 
普通級にするか、支援級にするかで悩んだときは、ぜひ子ども目線で!
 
 
どんな環境であれば子どもが楽しく、安心して過ごせるかを考えてあげることで結論が出やすくなるのではないでしょうか?
 
 
 
 
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執筆者:宮千明
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 

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