通常級?それとも支援級?発達障害・グレーゾーンの子の進級先を悩んだ末の決め手

発達障害・グレーゾーンのお子さんをお持ちのお母さんは一度は悩まれたことがある進級先。子どもの障害、個性、将来のことを考えると簡単には選べないことだと思います。今回はわが子の進級先を支援級に決断した経験をお伝えしたいと思います。
 

【目次】

 

1.来年の進級先、もうすでに決めていますか?

 
 
通常級に入学したけれど、2年生以降も通常級で大丈夫かな?それとも支援級かな?と悩まれているお母さんはいらっしゃいませんか?
 
 
発達障害・グレーゾーンだと分かって通常級に入学した方の中には、診断を受けた子も受けていない子も、来年度以降はどうするか迷われるところではないでしょうか。
 
 
なんとか頑張って学校に行っているし、このまま通常級で大丈夫かなと思っているかもしれません。
 
 
私も娘のことでずいぶんと悩みましたが、私は2年生から子どもを支援級に進級させることを選びました。
 
 
 
 
「来年度はどうするか決めてください」と言われたのは、夏頃のこと。
 
 
まだ入学して半年もたっていなのに、そんなの決められない!と思われるかもしれませんが、時間がないからこそ早いうちから考えておく必要があると思うのです。
 
 
今回は私が支援級を選んだ理由をお伝えしたいと思いますので、考え方の1つだと思って参考になさってくださいね。
 
 
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2.支援級の方が合っている?わが家でも迷いに迷った進級先

 
 
小さいころから娘には発達障害、もしくはグレーゾーンがありそうだなと感じていましたが、実際に受診をして発達障害の診断がでたのは入学直前でした。
 
 
保育園の時には気になりつつも周りからは「個性のうちよ、大丈夫」と言われ、発達障害の指摘を受けたことは1度もありませんでした。
 
 
そのため、就学相談を受けるすべさえ分からないまま通常級に入学したのです。
 
 
心配もありましたが、担任の先生に相談し早めに解決していくことで、娘もすぐに学校にもなじみ、一緒に遊ぶお友達もできました。
 
 
個人面談では担任の先生から「勉強も頑張ってついてこれていますよ」という話も伺い、2年生以降も通常級でと考えていました。
 
 
 
 
 
そんなある日、放課後デイサービスの支援員さんから、来年度は支援級を選択してはどうか?と提案があったのです。
 
 
理由は、感覚過敏があるので周りから見えているよりも、本人はしんどいのではないか?
 
 
支援級であれば少人数で刺激も少ない。支援級の方がより勉強がしやすいのでは?とのことでした。
 
 
すでに支援級を選択肢から外していた私としては、その時は「来年も通常級のつもりです」と答えました。
 
 
しかし時間が経つうちに、もしかしたら支援級の方が合っているのかも?と迷いが出てきました。
 
 
せっかく仲良くなったとお友達もいるのに…
 
勉強もちゃんとついていっているのに…
 
それでも、支援級の方がわが子にはあっている?
 
 
など、考えれば考えるほど分からなくなってしまいました。  
 
 
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3.通常級と支援級の大きな違い、ご存じですか?

 
 
通常級にするか、支援級にするか、色々なメリットとデメリットを考える中で私が特に気になったことは、学習面と友達関係でした。
 
 

◆通常級とカリキュラムが違って勉強が遅れてしまうのではないか?

 
 
支援級には通常級にはない自立の時間というカリキュラムがあります。
 
 
ということは、支援級で自立の時間をやっている時には、通常級では他の授業を受けているわけですから、時間数としては勉強の時間が少なくなっていることになります。
 
 
えっ、やっぱり勉強が遅れてしまうじゃん!と思うかもしれませんね。
 
 
しかし、例えば算数を35人クラスでみんな一斉に教えてもらう場合と、8人クラスで少人数に教えてもらう場合とでは発達障害グレーゾーンの子の理解のしやすさに差がでてこないでしょうか?
 
 
支援級では学年の違う子が同じクラスにいて、勉強はほぼ個別の対応のため、その子の理解度によって分からないところはよりゆっくりと教えてもらえます。
 
 
また、逆に分かるところはサラッと進みます。
 
 
そのため、得意な科目は通常級の子よりも先に進んでいるということも起きてくるのです。
 
 
 
 

◆お友達と関わる機会が少なくなるのではないか?

 
 
これは勉強のことよりも私が気になった点です。
 
 
けれども、支援級を選択したからといってお友達との関わりが全くなくなるわけではありません。
 
 
「交流」といって支援級に籍を置いたまま、体育や道徳などは通常級で授業を受けるようになっています。
 
 
さらに希望すればその他の授業も通常級で受けることができましたし、課外授業はもちろん通常級の子と一緒の班活動をします。
 
 
休み時間になれば、通常級の子と一緒に縄跳びをしたり、鬼ごっこしたりする子もいます。
 
 
お友達との関わりの多い少ないは、支援級か通常級かということよりも子どもの個性によって変わってくるように感じます。
 
 
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4.発達障害・グレーゾーンの子の進級先を決断する決め手とは?

 
 
娘のことで迷う私に、何度も電話や個別に相談にのってくださったのが学校の先生たち。
 
 
担任の先生だけではなく他のクラスの先生も色々と検討してくださった結果、1年生のうちにおためしで支援級の授業に参加してはどうか?との提案を頂きました。
 
 
そして週に1時間か2時間を支援級で過ごすうち、初めはみんなと同じ通常級で勉強したいと言っていた娘も、支援級がいい!2年生になったら支援級に入る!と言い始めました。
 
 
支援級に進級するためには、医師の診断書と発達検査の結果が必要でした。さらに、最終的な判断は親がどちらを選択したいかというところが問われました。
 
 
わが家での最終判断の目安として考えたのは、娘にとってより成長できるのはどちらか?という点でした。
 
 
通常級でも何とかやってはいけたとは思います。 ですが、学年が上がっていくごとに勉強は難しくなっていきます。
 
 
もしも、授業が分からないからとただ座っているだけの時間を過ごすのであれば、それはとっても苦痛なこと。
 
 
さらに、子どもができない…と自信をなくしていくことがあれば、そのメンタルフォローも必要になってきます。
 
 
だったら、娘がより理解できる環境でのびのびと成長ができるのは…と考えた結果、支援級に進級することに決めたのです。
 
 
 
 
実際に、九九が覚えられなくて困るのではないかと心配していましたが、支援級の少人数の授業ではつまずく様子はなく、今では本人も算数が得意だと自信を持っているようです。
 
 
わが家の場合は支援級を選ぶことが正解だったと思っています。
 
 
ですが、子どもの個性によっては支援級よりも通常級の方がいい場合もあると思います。
 
 
その選ぶ指標として、どちらが子どもにとってより成長できる場所か、また、わが子がわが子らしく過ごすことができるかと考えた時、答えが出やすくなるのではないでしょうか。
 
 
進級に悩まれた時には、1つの考え方として参考にしていただけるとうれしいです。  
 
 
 
 
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執筆者:井上喜美子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

 

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