文章が理解できない?子どもの言葉の発達がぐんぐん伸びる読み聞かせ法

 

文章がなかなか理解できない、苦手だという発達障害の子どもは多いですね。子どもへの読み聞かせは、少し工夫すると理解力をぐっとアップさせることができます。今回は発達障害の子どもの言葉の発達がぐんぐん伸びる読み聞かせをお伝えします。
 

【目次】

 

1.発達障害の子は字が読めても話の内容が分かっていない!?

 
 
音読はできるのに、文章を読んで話の内容を理解するのが苦手な発達障害・グレーゾーン の子ども。
 
 
例えば、授業中に輪読の順番が回ってきた時にはすらすらと読めるのに、
 
 
「これはどういう意味ですか?」とか
「このときの登場人物の気持ちは、どうだったでしょう?」
 
 
と聞かれてもちっとも答えらない、なんてことはありませんか?
 
 
さらに、「おもしろかったところについて、自分の考えをプリントに書きましょう。」
 
 
などと言われたら、もう、お手上げです。
 
 
 
 
あれ?面白かったところ?って…と固まってしまうかもしれません。
 
 
そんな子に「〇〇君の心に残ったところはどこだったの?」とさらに聞いてみても
 
 
「だって、どこもおもしろくなかったから、よくわからない。」という返事が返ってきてしまいます。
 
 
どうして文章は読めているのに、話の内容が理解できないなんてことが起きるのでしょう?
 
 
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2.文章が読めるのに内容が理解できない理由

 
 
文章を読んで理解する時には、読んだ順に内容を覚えておいて次に読み進め、理解しなければいけません。
 
 
けれども、発達障害、グレーゾーンの子どもは記憶を脳にとどめておく力が弱い子が多く、頭に入れておかないといけない内容をスルーしたまま読み進めてしまうのです。
 
 
そのため、ひとつひとつの言葉の意味は取り上げると答えることができますが、それが文章となると「 あれ、なんだったっけ?」と分からなくなってしまうのです。
 
 
また、字面通りの意味にしか受け止めていないことも、言葉や文が伝えている内容を正しく理解できない原因の1つです。
 
 
 
 
字面通りに受け止めるとは、たとえば「この話のおもしろかったところは?」と聞かれると、「ワハハ、ワハハ、笑ってしまうようなところ」ととらえています。
 
 
そのため、このお話にそんな笑えるようなところはなかったはず…と思っているので「ありません」「分かりません」という答えが返ってきます。
 
 
こちらが聞きたかった、「心に残ったところ、印象的なところ」は答えることができないのです。
 
 
そうなると、遠回しな表現やたとえの表現も理解するのが難しいということが起きてきます。
 
 
たとえば、『ピノキオ』は、「歩くはずのない木の人形が人間みたいに歩いている変な話」と言った子どももいました。
 
 
作者が伝えたかったことがうまく伝わっていないのです。
 
 
では、文章を読んで理解力を上げるためにはどうしたらいいのでしょう?
 
 
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3.発達障害の子どもの理解力を上げる、とっておきの読み聞かせ

 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもがお母さんと一緒に、楽しく言葉や文章の理解を深められる、読み聞かせがあります。
 
 
それは、お母さんがお子さんに読み聞かせをしてもらう、「逆読み聞かせ」
 
 
「今日は、ママが〇〇ちゃんに本を読んでもらいたいなぁ。」
「このお話にしようかなぁ。」
 
 
などとおしゃべりしながら、子どもの状態に合わせて、一緒に本を選んでみてください。
 
 
長すぎず、難しすぎず。
絵本でも本でももちろん大丈夫です。
 
 
お子さんが読んでくれたら、お母さんは楽しそうに
 
 
「うん、うん。それでそれで?」
「わぁ〜ドキドキする〜。」
 
 
などど、お話に楽しそうに反応してあげると、子どもはおもしろがってどんどん読んでくれます。
 
 
 
 
ときどき、
 
「このおじいさんは、突然花が咲いてどうだったのだろう?びっくりしたのかな?」
 
「ママだったら、うれしくなっちゃって、お友だちを呼びに行っちゃうかもなぁ。」
 
 
など、楽しそうに子どもに問いかけるのがおすすめです。
 
 
そうすることで、話の内容を途中で振り返って思い起こすことができますし、登場人物の気持ちを想像してみるという経験がお母さんと一緒に楽しめるのです。
 
 
また、子どもが文字を読む練習にもなります。
 
 
わからない文字があったら、やさしく読み方を教えてあげましょう。
 
 
目で見た文を声に出して読むことは、自分の声を耳で聞いて再び脳に取り込むことになるので、その文章がしっかり脳に記憶されます。
 
 
さらに、お母さんが声をかけて質問することで、文の内容が記憶に残りやすくなるので、理解も深まります。
 
 
「文章を読んでも内容を理解できない」が少しずつ解消できてきますよ。
 
 
楽しく子どもの脳がぐんぐん発達する、いいことずくめの「逆読み聞かせ」。 ぜひ、やってみてくださいね!
 
 
 
 
 
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執筆者: ここのひなた
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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