発達障害の子どもと会話が続かない!会話力を伸ばす親子のコミュニケーション術3選

発達障害グレーゾーンの子どもと、会話が続かないことありませんか?ワーキングメモリの「聞いて理解する力」を刺激して、コミュニケーションが苦手な発達障害の子どもの会話力を伸ばす方法をご紹介します!
 

【目次】

 

1.発達障害の子どもの会話が続かない

 
 
 発達障害・グレーゾーンのお子さんとのコミュニケーションはうまくいっていますか?
 
 
会話が続かないことや、かみ合わないことはありませんか?
 
 
例えば、注意欠陥多動性障害(ADHD)傾向にあるお子さんは、その時話している内容とは全く別の話を唐突にし出したりしますよね。
 
 
ADHDの人には注意散漫の特性があり、自分が興味を持てない話には集中できないことがあります。
 
 
そして、目の前の話とは別のことに意識が向き、頭の中ではまったく別のことを考えて、唐突にその話をはじめてしまうのです。
 
 
このような状態になると、集中してひとつのことを成し遂げるのが難しくなる為、ささいなミスや忘れ物の原因になってしまうこともあるのです。
 
 
 
 
また、自閉症スペクトラム(ASD)の傾向にあるお子さんは、会話中もボーッとしていることが多くありませんか?
 
 
ASDの人の場合、心地よくいられる「自分の世界」のようなものが頭の中にあり、少しでも苦痛な話をされると、すぐに自分の世界へと逃避してしまうことがあります。
 
 
周囲からはただボーッとしているように見えますが、頭の中では自分の大好きな世界が広がっていて、耳に入らないのです。
 
 
このような場合、親としては、つい「話を聞いて!」と声を荒げたくなりますが、障害の脳の特性の為、本人の努力では解決できないことが多いのです。
 
 
このことを、まずはお母さんが理解をしておきましょう。
 
 

2.会話にはワーキングメモリが関係している?!

 
 
会話が苦手な発達障害グレーゾーンの子どもは、親子の会話では、お母さんがうまく意味を汲み取ってあげられるので、それほど困らないかもしれません。
 
 
でも、友だちとの会話では、会話がかみ合わなかったり続かなかったりして、コミュニケーションが苦手なことが多く、子どもも苦労しているかもしれません。
 
 
会話が苦手な理由は、脳の特性等いろいろありますが、その一つに「ワーキングメモリの弱さ」が関係していることもあります。
 
 
ワーキングメモリとは、見たり聞いたりした情報を一時的に覚えておきながら、その情報について理解したり、整理したり、判断したりする力です。
 
 
大きく分けて「見て理解する力」と「聞いて理解する力」(言葉を使う力)に関わります。
 
 
会話によるコミュニケーションは「聞いて理解する力」に関連があり、これが弱いと会話において不都合が起きます。
 
 
例えば、
 
 
・どんなテーマで話していたか分からなくなる。
 
・考えているうちに、話題が変わっている。
 
・意見を求められても、言いたいことをうまくまとめられない。何を言いたいか忘れる。
 
・聞いた情報が部分的に抜け落ち、誤解が起きる。
 
・相手への伝え方が順序立っていないために、理解してもらえない。
 
 
など、ワーキングメモリの弱さによる会話の難しさが起こります。
 
 
 
 

このようにコミュニケーションが苦手な発達障害の子どもは、お友達との関係が築きにくく、学校が楽しくなくなったりすることもあります。

 
 
一人で過ごすのが好きな子もいますが、会話が苦手なお子さんも本当は友だちとコミュニケーションを取りたい子が多いです。
 
 
会話は、人と人との関係をスムーズしてくれるツール。
 
 
自分も相手も気持ち良く過ごせるように、「聞いて理解する力」に関わるワーキングメモリを伸ばしてあげたいですね。
 
 
そこで今回はお家でできる、子どものコミュニケーション能力を伸ばす方法をご紹介します。
 
 
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3.親子の会話でコミュニケーション能力がアップする秘訣

 
 
お母さんだからこそできる、子どもの会話力を伸ばす方法。それはずばり、お母さんとの会話です!
 
 
そのまんまですね!
 
 
でもこれには、重要な理由があります。そして成果の出るやり方があります。
 
 
なぜ親子の会話が子どもの「聞いて理解する力」を伸ばせるのかというと、お母さんは子どもの会話力を伸ばすために必要な、ある2つのことができるからです。
 
 
その2つのこととは、「わかる会話」と「楽しい会話」です!
 
 
お母さんは、お子さんの会話の特徴や興味・関心を知っていますよね。だからお母さんは子どもに合わせて話すことができます。
 
 
脳は、「わかる」とき、そして「楽しい」ときに、ネットワークが伸びて発達します。
 
 
友だち同士だと、しかも複数人だと、会話力の弱い子は、話が「わからない」ことがあります。
 
 
すると「楽しくない」ですよね。
 
 
 
 
ましてや、発達障害・グレーゾーンの子どもは、興味の差が大きいことがあります。
 
 
自分のする話にはあまり興味を持ってもらえない、相手の話にはあまり興味を持てない・・・
 
 
「楽しくない」ですよね。
 
 
でも、親子のコミュニケーションなら、発達障害・グレーゾーンの子どもに合わせた脳の発達を加速させるための「わかる」「楽しい」会話ができるのです。
 
 
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4.発達障害の子どもの会話力を伸ばす親子の会話3テクニック

 
 
子どもにとって「わかる」「楽しい」会話といっても具体的にどうすればいいのかわからないというお母さん、ご心配なく。
 
 
具体的にしていただきたいことを3つお伝えします。
 
 

◆①子どもの好きなことを話題にする

 
 
まずは、お子さんが好きなことや興味のあることをテーマにして会話をしましょう。
 
 
人の話を聞くのが苦手でも、ゲームの話なら興味を持って聞いてくれるかもしれません。
 
 
普段は口数が少ないけど、好きなアニメの話なら、こちらからの質問をしっかり聞いてたくさん話してくれるかもしれません。
 
 
・このアニメの主人公は誰?どんな人?この主人公が今度どうなったか教えてね。
 
・あのゲームどこまで進んだ?どういうところが難しい?攻略法がわかったら教えてね。
 
 
こんな風に、発達障害・グレーゾーンの子どもの興味のあることをテーマにして、楽しく会話を膨らませてください。
 
 

◆②子どもが理解できる言葉とテンポで話す

 
 
お母さんが話すことをお子さんが理解できることも大切です。
 
 
理解できない言葉やテンポでは、お子さんは聞くことに積極的になれません。理解できるから聞こうとします。聞いてわかるから理解力が伸びていきます。
 
 
言葉が難しすぎないか、テンポが速すぎないか遅すぎないか、気にしてあげてくださいね。
 
 
「聞いて理解する力」を伸ばそうと思うあまりに、訓練のようにあえて早いスピードで話したり、難しい話をしたりすると逆効果なので注意ですよ。
 
 
 
 

◆③笑顔で聞いて、肯定的なフィードバックをする

 
 
お子さんと会話するときは、子どもの聞き方や話し方について、肯定的なフィードバックをたっぷりしてあげてください。
 
 
・なるほど~、よくわかったよ!
・お話、わかりやすかったよ!
・しっかり聞いてくれてありがとう!
 
 
すると、相手にわかりやすいように話すことや相手の話に耳を傾けることに、より積極的になるので、「聞いて理解する力」の発達が加速します。
 
 
子どもにトレーニングと構えさせることなく、普段の親子の会話でお子さんのコミュニケーション力を伸ばす取組みができる。それを毎日できる。
 
 
だから、お母さんとのコミュニケーションは最強のトレーニングなのです。
 
 
お子さんの話がちぐはぐでも、注意はせず、タイミングの良いところで「これがこうで、こうなんだね」と、ときどき整理してあげると良いですよ。
 
 
以上、発達障害・グレーゾーンの子どもの会話力を伸ばす方法をお伝えしました。
 
 
聞くこと、話すこと、互いに通じ合うことの楽しさを、親子のコミュニケーションで体感させてあげて発達を加速させましょうね!
 
 
パステル総研では、親子のコミュニケーションの一環として取り組める、ワーキングメモリ教材をご用意しています。ぜひダウンロードしてくださいね。
 
 
 
 
 
根本的にワーキングメモリを鍛えて、子どもの会話力をアップさせたい!という方には、ご自宅で簡単にできるトレーニング方法の小冊子を用意しています。ぜひダウンロードしてお読みください。
 
 
 
 
 
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執筆者:ふたくちしき
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
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