つい、ガミガミ言ってしまう…!発達障害傾向の子どもにちゃんと伝わる言葉がけのコツ

発達障害・ADHD傾向の幼児の子どもはあっちこっちに動き回り、元気いっぱい!ママは「走らない!」「やめなさい!」などとついガミガミ言ってしまいますよね。でも言葉がけのコツを知れば、ガミガミ言う機会がぐっと減り、ママも心穏やかでいられます!
 

【目次】

 

1.梅雨の真っただ中…ジメジメの湿気とともに普段よりもママもイライラ増していませんか?

 
 
本格的に梅雨本番に入り、ジメジメと蒸し暑い日が多くなりました。
 
 
「湿度が高くてムシムシする」「肌がべたつく」など、この時期だからこそ、いつもよりもさらにちょっとしたことでイライラが増してしまうことないでしょうか。
 
 
気温や天候で不快感を抱きイライラして、子どものふざける行動に対して、段はたいして腹が立たない出来事でも「いつもよりも、子どもにガミガミ言ってしまった」なんてことありませんか。
 
 
「こらっ!ここでは、走り回ってはダメじゃない!」
 
「家の中では、ボール投げないでって言ったでしょ!」
 
 
子どもにあれこれ言ったからといって、子どもが言うことを聞いてくれることはあまりないですよね。
 
 
そして、ママ自身も、ガミガミ言ってしまった後は、すっきりするわけでもなく、梅雨空と同じでモヤモヤ気分のまま。
 
 
 
 
 
思わずあれこれ言いたくなってしまう、ママの気持ちとてもよく分かります…!
 
 
でも、子どもに言い聞かせる場合でも、ママが今より子どもへの対応を少し変えることが、子どもの発達に繋がるとすればいかがでしょうか?
 
 
子どもの発達に繋がるのであれば、ちょっと対応変えてみようかなという気持ちになりませんか。
 
 
また、子どもだけでなく、ママもあれこれ言わなくて済むので、心穏やかにいれるので、ママ自身の気持ちも楽でいられます!
 
 
今回は、発達障害・注意欠陥性多動障害(ADHD)傾向の幼児に、思わず小言を言いたくなってしまったときのママの対応ポイントをご紹介します。
 
 
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2.ママがガミガミ言っても、言うことを聞いてくれないワケ

 
 
そもそも、私たちママだって、自分の憂さ晴らしに子どもに向けてガミガミ言うのではないですよね。
 
 
ADHD傾向の幼児は、あっちこっちに動き回ったり、日ごろより元気いっぱい!
 
 
心配事も多いでしょうし、子どもが困らないようにと日ごろより考えているまじめなママです。
 
 
でも、ママの気持ちとは裏腹に小言を言ったからといって、子どもが言うことを聞いてくれないのはなぜでしょうか?
 
 
理由の1つとして、子どもの頭にママの言葉が入っていない場合があります。ママが一方的に話してしまっているのです。
 
 
発達障害・ADHD傾向の幼児に限らず、子どもの脳は、大人に比べてまだ未熟です。
 
 
大人であれば、相手に何か注意やアドバイスを言われた場合、じゃあ次に言われないためにはどうすればいいか考えたりしますよね。
 
 
考えた結果、次はこうすればいいんだと、実際に行動にうつしたりします。
 
 
このようなとき、脳の中では考えたり、思ったりすることなどの思考を担当する前頭葉の部分が働いています。
 
 
しかし、子どもの場合は、その前頭葉の部分は、まだまだ発達途中です。
 
 
例えば、子どもがボールを投げてはいけない場所でボールを投げていたとします。
 
 
ママが「こらっ!ボール投げないでって言ったでしょ!」と子どもに対して言ったとします。
 
 
子どもにとってママの言葉はたしかに耳に入っているかもしれません。
 
 
しかし、ママが一方的に言ってしまうと、「ここはボールを投げてよかった場所か?」「なぜボール投げてはいけないのか?」と子どもが考える隙をあたえません。
 
 
 
 
考える機会が減ってしまうと、その分、子ども自ら考えて行動する機会も減ります。
 
 
行動することによって、脳は発達します。
 
 
そのため、「考えて行動することが減る=脳の発達も促されない」に繋がってしまうのです。
 
 
ママはよかれと思ったことでも、子どもにとってはどうすればいいのか考える機会を奪ってしまう場合もあるのです。
 
 
そのため、子どもに何か言い聞かせたいとき、ママがすぐ結論を言ってしまうのではなく、子どもに考えてもらう方が、子どもの発達に結び付くのです!
 
 
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3.発達障害・ADHD傾向の幼児の本人の口から言うようにレッツ誘導♪

 
 
子どもに「考えてみてごらん」ってまじめに言ったところで、大人のように、「じゃあ考えよう!」とはすぐ繋がらないですよね。
 
 
でも、ママがまじめに言わずとも、自然に子どもが考えるように仕向けることができます!
 
 
それは、ママが言い聞かせずに、自然に本人に言わせるように誘導しちゃうことです!
 
 
例えば、
 
 
【誘導前】
「こらっ!ここでは、走り回ってはダメじゃない!」
【誘導後】
「ここって、走り回ってよかったっけ…?」
 
 
【誘導前】
「家の中では、ボール投げないでって言ったでしょ!」
【誘導後】
「家の中ってボール投げるところだった?」
 
 
子ども本人に言葉として口に出して言ってもらうことによって、今どういう状況かを理解するのを促します。
 
 
そして、考えて行動してもらうことに繋げます。
 
 
私たち大人もそうですが、相手から言われた指示には従いにくいときありますよね。
 
 
けれども、自分自身が考えたことはきちんと行動するときってありませんか。
 
 
子どもだって同じです。
 
 
そして、子どもが走り回るのをやめ、歩き出したりするなど、実際に行動に移していたら「歩けているね!」などと、子どもに肯定の言葉をかけてあげましょう。
 
 
 
 
ママが言い聞かせずに、子どもに言わせるようにリードするだけで、自然に子どもに考えて行動させる機会を作ることができます!
 
 
こんな少しの工夫でいいの?と思うかもしれません。
 
 
でも、子どもから言ってもらうことによって、ママが言い聞かせるためにガミガミ言う機会が減っていききます。
 
 
減ったことにより、親子のコミュニケーションがどんどん楽になり、楽しくなってきます。
 
 
ママだって、小言を言ってしまうときだってあります!最初はぎこちないかもしれませんが、まずは試してみてください。
 
 
試しているうちに徐々に慣れていきます。
 
 
やがて、ガミガミ言い聞かせる機会が減り、ママの心が穏やかにいれるので、ママ自身の気持ちが楽でいられますよ。
 
 
 
 
子どもに伝わるような言い方についてのポイントを他にも多数ご紹介しております!

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執筆者:なつきみき
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
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