発達障害 自閉症スペクトラム

長時間ゲームが「熱中する力」を育てる最初のステップ!お母さんにオススメの対応

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子どもたちが大好きなゲーム。熱中すればするほど長時間になり、心配なお母さんも多いのではないでしょうか?でもゲームは将来子どもたちが生きる上で必要な力を身につけられるツールでもあるんです。ゲームに対する考え方、ちょっと見直してみませんか?
 

【目次】

 

1.ゲームに熱中する子どもを全否定していませんか?

 
 
みなさんのご家庭ではお子さんのゲームに時間制限をもうけていますか?
 
 
子どもたちはゲームが大好きなので、時間を制限しようとするとどうしても親子バトルになってしまうというお悩みを持つお母さんもいるでしょう。
 
 
特に、発達障害の子どもはゲームにのめり込みやすい面があります。
 
 
長時間ゲームをする子どもに対してお母さんが心配するのは、わが子がゲームばかりしていると、「ゲーム障害」になるのではないかということではないでしょうか?
 
 
ゲームを行いたいという衝動が抑えられず、日常生活がゲーム中心となり、仕事や学業、健康等に支障をきたす状態が12か月以上続く状態が「ゲーム障害」と診断されます。
 
 
こう聞くと、やはり「長時間ゲームをやらせてはいけない!!」という気持ちになるかもしれません。
 
 
以前のわたしも「長時間のゲームなんて絶対ダメ!」と思っていました。
 
 
 
 
でも、長時間ゲーム、決して悪いことばかりではありません。
 
 
そう考えるようになったのには理由があるんです。
 
 
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2.ゲームの時間を決めたい母、思い通りにならない時間制限との格闘

 
 
わが家には小学校4年生の自閉症スペクトラムの息子がいます。
 
 
息子がゲームをするようになったのは保育所年中くらいからだったと思います。
 
 
最初は自分もゲームに慣れないこともあり、短時間で終わっていましたが、上達するごとに楽しくなってきたのでしょう。小学校に進級するころにはずいぶんとゲームの時間が長くなっていました。
 
 
小学校に入学すると毎日宿題が出るようになりました。
 
 
最初は頑張る気持ちが強く、家に帰るとすぐに宿題にとりかかっていましたが、だんだんとゲームを優先するようになっていきました。
 
 
そんな息子に対して、ゲーム時間を制限するためのいろいろな提案をしていました。
 
 
・宿題が終わったら1時間ゲームしていいよ
 
 
・先に30分ゲームして、終わったら宿題をしよう
 
 
ゲームができる時間も30分、1時間、2時間など、その時の息子の様子をみながら提案していました。
 
 
休日は休日で、朝起きるとすぐゲームを始める息子に、
 
 
・今日は〇時間までゲームができるよ
 
 
・〇時になったらゲームをやめようね
 
 
と1日に何度も提案しましたが、結局ズルズルと決めていた時間を過ぎてもいつまでもゲームを続ける息子。
 
 
 
 
息子は提案したときは、「うん、分かった!」と元気いっぱいなのですが、結局約束を守ることができず、
 
 
時間を守れないことに対してわたしもイライラしてしまい、「〇分でやめるって言ったじゃない!」と怒りをぶつけてしまっていました。
 
 
でも、この時間制限の提案、うまくいくはずがなかったのです。
 
 
わたしとしては子どもの気持ちを尊重して決めたつもりでしたが、息子にとっては少しでも早くゲームをしたい気持ちで、わたしに合わせていただけだったからです。
 
 
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3.やめぬなら、やらせてみよう飽きるまで

 
 
こうして提案しては守れないを繰り返していましたが、ある提案が息子の心を動かしました。
 
 
「宿題が全部終わったら、寝る時間までずっとゲームしてもいいよ」
 
 
「寝る時間まで」という条件はつけましたが、あえて「〇時間」という制限を設けないようにしてみました。
 
 
そして息子は気づいたのです。
 
 
このルールがいちばんたくさんゲームができる!と。
 
 
自分が納得できたルールだったので、そこからは学校から帰ったらすぐ宿題をして、思いっきりゲームをするという流れが定着しました。
 
 
一方、休日のゲーム時間はまだまだ試行錯誤していましたが、
 
 
「本人がやりたい時間ってどのくらいだろう?」
 
「やりたいだけやったら最後には飽きるんじゃないか?」
 
 
という気持ちがわたしの中でふつふつと湧いてきました。
 
 
そして思い切って本人がやりたいだけやらせてみることにしたのです。
 
 
 
 
結果、1日に多い時で12時間ほど、短い日でも7~8時間はゲームをするようになりました。
 
 
平日も宿題は終わらせるようになったものの、毎日2~3時間はゲームの生活。
 
 
内心穏やかではありませんでしたが、息子がゲームをしている間は静かに見守り、終わったあとも怒らず穏やかに受け止めることに徹しました。
 
 

4.やりたいだけやりきったら次の成長へのステップが現れた!

 
 
こうして自分の大好きなゲームを誰にも邪魔されず、自分のペースで楽しめる安心感からでしょうか、周りに注意や関心が向けられるようになってきました。
 
 
ゲームをしていても、となりで他の家族が楽しい話題で盛り上がっていると、一旦ゲームを切り上げて一緒に楽しんだりする余裕も出てきました。
 
 
また、ゲームを攻略するためのテクニックをどうしたら獲得できるか?自分から積極的に調べて、試行錯誤をしながら取り組むなど、チャレンジする力が身に付きました。
 
 
オンラインでいろんな人とつながりながらコミュニケーションを取ることを学び、一緒に楽しんだり、自分の苦手な人と上手に距離を取ったりすることもできるようになっています。
 
 
そういった生活を2年ほど続けた今では、精神的にも安定し、逆にゲーム以外のことにも興味関心が出てくるようになりました。
 
 
最近では、休日は近所の友達と外遊びをしたり、家族で釣りにかけたり、習い事も始めて、ゲームの時間は以前の半分くらいになりました。
 
 
わが家ではお父さんとお兄ちゃんもゲームが大好きなので、休日には3人で盛り上がることもしばしばです。
 
 
そうは言ってもやっぱり時間を決めないと心配というお母さんは多いですよね。
 
 
実は、ゲームに時間制限を設けたほうがいいポイントはひとつだけ!
 
 
「ゲームが終わったあとの子どもの様子」です。
 
 
ゲームが終わった直後に、普段にはない暴言が出てくることがあれば要注意!
 
 
どのくらいゲームを続けたら暴言が出てくるのか、時間を見極めながら、暴言が出ない範囲内の時間制限が必要です。
 
 
 
 
今世の中では急速にオンライン化が進められています。公的手続きや決済など、ほとんどがオンラインに切り替わってきています。
 
 
ゲームで培った技術や能力で、これからのオンライン化に直観的に対応できるセンスが磨かれることでしょう。
 
 
将来に必要な力を身に着けるためにゲームを活用しないのはもったいないと思いませんか?
 
 
ゲームから広がる興味や関心は、きっとこれからの子ども自身を守ってくれる大きな力になりますよ!
 
 
 
 
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執筆者:宮千明
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 

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