素晴らしい才能を持った隠れアスペルガーの子ども達。お母さんが特性を理解して子どもに合った対応とコミュニケーションを取れば未来は明るいのです!お母さんがその才能を見つけて認めて伸ばしてくださいね。 |
【目次】
1 発達障害・隠れアスペルガーという小さな子ども達
今日は隠れアスペルガーの子ども達についてお話ししたいと思います。
アスペルガー傾向の子ども達は、目立って何をするわけではないので表面的に接しているだけでは分からないことが多いです。ですから私は「隠れアスペルガー」と呼んでいます。
では改めて「アスペルガー」とは何なのか?についてお伝えします。
専門書によると、アスペルガー症候群とは、
①社会性発達の質的障害
②コミュニケーションの質的障害
③興味や活動の偏り
これら3つは自閉症の特徴と共通の類似点なのですが、アスペルガー症候群には知的障害や言語の発達に遅れを伴うことがありません。
近年では、自閉症スペクトラムとして1つの概念に含まれて考えられるようになってきています。
ちょっと見ただけでは分からないので、アスペルガー傾向の子ども達は特性を分かってもらえないことがあります。ですが、定型発達のお子さんと同じような対応されると、本人はとてもつらいのです。
しかも小さな子ども達は、自分の感じている思いがつらい状況なのか普通なのかという判断さえつきません。
大人になった私たちなら、気が合わない人や合わないと感じる環境であれば距離を置いて自分の心の持ちようをコントロールできます。しかし、小さな子ども達はその術がないのです。
適切な対応をされない状況が続くと、過剰なストレスが引き金となって二次障害を起こしやすくなります。二次障害とは、攻撃的になったウツウツしてしまったりする状態です。
できるだけ早く子どもの特性にお母さんが気づいて理解し、子どもに合わせた対応とコミュニケーションで、子どもが悩み苦しむことのないようにしてほしいと思います。
2 期待の星!隠れアスペルガーの才能と日本の教育
実は隠れアスペルガーの子ども達は素晴らしい才能があります!
子ども達は、高い集中力、深い探究心、そして豊かな想像力・創造力を兼ね備えています。凄い才能だと思いませんか?ここまで揃うと特権としか言いようがありません!
しかし、この素晴らしい才能である特権が時に、切り替えが困難、マニアック過ぎる、変わり者、怖がりと捉えられてしまうこともあります。特権なのに勿体ないですよね…
横一列を望んできた日本人は、人とは違う特権や才能を否定的に見てしまうことがあります。ですが、これからの時代は違います!個性重視・とんがった才能を持った人物が求められる時代に入っていきます。
今の未就学児の通う園・小学校・中学校では、とんがった才能を認めて伸ばしてくれるのはなかなか難しいかもしれません。逆にせっかくの才能を潰されかねません。
日本の教育は発達が遅れがちな子には発達の支援がありますが、才能が吹きこぼれている子への援助・支援・指導はないのです。
3 隠れアスペルガーの子ども達の敏腕プロデューサーはお母さんです!
隠れアスペルガーの子どもの素晴らしい才能を伸ばすのは誰が適任だと思われますか?
この記事をご覧のお母さんはお気付きのことと思いますが…そうです!お母さんです!
お母さんにはお子さんの特性に気づいて理解をしてほしいと思います。
そして適切な対応とコミュニケーションを行えば、どんな環境になっても、どの先生に変わっても子どもは笑顔で過ごすことができます。
大好きなお母さんが自分のことを一番理解してくれることは、子どもにとって最高で最強のサポートだからです!
最後に、隠れアスペルガーの子ども達はこれからの時代に求められる素晴らしい才能を持っています!お母さんが才能を見つけて、認めて、伸ばしてあげてください。
内に秘めているものがたくさんあるのですから、それをアウトプットできる環境を用意してあげてくださいね。アウトプットできるかどうかはお母さんの腕次第ですよ。
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執筆者:今村裕香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)