発達障害グレーゾーンのお子さんの保育園・幼稚園選びのポイント!園の特徴も大切ですが、特に人見知りが強い子どもには小学校生活を視野に入れて選ぶことも大切です。同じ小学校へ入学する数をポイントにして園を選ぶことで不安の軽減に繋がります。 |
【目次】
1.発達障害グレーゾーンの幼稚園・保育園選びの基本
発達障害・グレーゾーンのお子さんの保育園・幼稚園選びに迷うママはいませんか?
最近では幼稚園も保育園も特色がさまざまで我が子にとってどんな園に通わせるのがよいのか、悩むところではありますよね。
発達障害・グレーゾーン傾向の子どもへの理解・配慮はあるのか、園の特徴が我が子に合うのかどうか、親として気になることが盛りだくさんです。
中でも不安が強い人見知りタイプのお子さんは、どちらかというと控えめに映るタイプが多く、元気で活発な雰囲気の園だと見過ごされてしまう可能性もあります。
人見知りの強いお子さんに教育方針や保育者の質とは別に重視してあげると良いことは、
・一クラスに何人園児がいるか?
・行事の規模はどれくらいか?
などです。しかし、これにもう一つ園選びのポイントを加えていただきたいと思います。
親御さんのお子さんへの、こうなってほしい!などの想いもよくわかります。しかし、通うのはお子さん自身です。幼稚園は社会生活の第一歩です。
幼稚園で大きな自信と安心を味方につけて小学校へ繋げていくことが重要です。
今回は、我が家で幼稚園を決める際に考慮して良かったと強く感じた園選びのポイントをお伝えします。
2.人見知りが強い子に特に必要だった園選びのポイント
ここで娘の話をさせてください。我が家にはこの4月に小学校1年生になった娘がいます。
3年前になりますが、娘の幼稚園選びにも我が家はとても悩みました。発達障害・グレーゾーンで不安が強く、人見知りも強くあったからです。
私が住む町では幼稚園が多くあり、その特色もさまざまでした。しかし、どの園も大きく変わるところはそこまではない!というのが今から考えると正直な感想でもあります。
しかし、幼稚園選びで悩んでいる最中に相談した先輩ママから言われたのが、「不安の強い人見知りタイプの子はどこの幼稚園でも良いわけではないよ!」という言葉でした。
その時に、教育方針や保育環境ばかりに目を向けていたのですが、それに加えもう一つ大切な園選びのポイントがあったのです。
私は、娘を取り囲む環境で人とのつながりを見落としていたのです。候補の幼稚園はもちろんいくつかあったのですが、人とのつながりを考えたときにあっさり一つの園に決めることができました。
次項で大切な園選びのポイントをお伝えしますね。
3.決め手は同じ小学校に行く人数!小学校生活を見据えて選ぶ
親から見ても、候補の幼稚園の中ではそこまで大きな差はないと感じる一方で、決定的な違いが一つあります。
それは、そこの幼稚園からお子さんが通う予定の小学校へは毎年どれくらいの人数が入学しているか!ということです。
こちらを幼稚園に問い合わせした際、見学に行った際に聞くポイントに付け加えていただけたらと思います。
なぜなら、発達障害・グレーゾーンで不安が強い人見知りタイプのお子さんは、小学校へ上がるなど環境が大きく変化するときにとても大きな不安に襲われます。
そのようなとき、幼稚園で3年間ともに過ごしてきた顔見知りやお友達がいるだけで安心感を得ることができるのです。
また、一緒の園から行ったお友達もその子との関わりに慣れていることがありますので、何か困ったときに助けてくれることもあります。
大人だって、大きな変化を伴うときに知り合いがいたら安心することありませんか?
不安が強い人見知りタイプの子どもなら尚更です。
娘は現在、幼稚園で一緒だったお友達と休み時間や放課後を過ごすことが多いです。なかなか自分からは声をかけられるタイプではないので、幼稚園から一緒のお友達と過ごすことが大きな安心感へと繋がっています。
一からお友達を作るってなかなか難しいこともありますよね。しかし、幼稚園時代からの知り合いがいることで、新しい環境になっても不安を半減させてあげることができるのです。
ぜひ、今考慮している保育園・幼稚園選びのポイントの一つに、同じ小学校へ入学する数を加えてみてくださいね。
毎年の人数を聞けば大体お子さんのときにも同じくらいだと思って良いと思います。多ければ安心の種も増えるのではないでしょうか。
幼稚園の3年間をどう過ごすかで、スムーズに小学校生活へと移行させることができます。
常に先を見据えた選択を、私たち親もしていきたいですね。一緒に頑張りましょう!
幼稚園・保育園選びでは、こちらの記事でも紹介しています。あわせてチェックしてみてくださいね。
執筆者:みずおち梨絵
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)