「学校に行きたくない」という子が増える夏休み明け。今年9月中旬に実施したTwitterアンケートでは、73%のママがお子さんに登校しぶりがみられると回答。そこでお家で親がすぐでできる対応法と学校との連携方法を小冊子にまとめました! |
【目次】
1.夏休み明け登校しぶりの現状緊急レポート!73%が登校しぶりアリ!
2.夏休み中の調査結果と比較!発達障害・グレーゾーンの子どものママ70%が夏休み明けの登校しぶりを心配
3.発達障害・グレーゾーンの小中学生の登校しぶりの困りごとTOP5
4.みんなどうしているの?「学校へ行きたくない」という子への効果的な親の対応とは?
アンケート①
・調査期間:2021年9月13日~9月15日(3日間)
・調査方法:Twitterを利用したインターネット調査
・回答者:お子さんをお持ちの保護者 52人
アンケート②
・調査期間:2021年8月16日~8月20日(5日間)
・回答者:パステル総研読者/メルマガ読者、Nicotto!塾生、発達科学コミュニケーショントレーナー・リサーチャー 計143名
・調査方法:インターネット調査
1.夏休み明け登校しぶりの現状緊急レポート!73%が登校しぶりアリ!
2学期が始まって、2週間が経ちましたね。
コロナ禍で緊張・不安がおさまらないままの2学期スタートとなったお子さんも多かったかもしれません。子どもたちは不安や緊張から「学校に行きたくない・・・」と口にしていませんか。
実際のところ、パステル総研が緊急で保護者を対象に実施したTwitterアンケート①では、
登校しぶりはしていない 23%
登校しぶりをしている 37%
登校しぶりをする日もあればしない日もある 25%
登校していない(オンライン授業/不登校中)15%
登校しぶりをしている 37%
登校しぶりをする日もあればしない日もある 25%
登校していない(オンライン授業/不登校中)15%
という結果でした。
今年は、地域によってオンライン授業に切り替わり登校するオプションがないご家庭もあります。登校していないご家庭の数を引いて計算し直すと、
登校しぶりはしていない 27%
登校しぶりをしている 43%
登校しぶりをする日もあればしない日もある 30%
となりました。
つまり、オンライン授業/不登校中以外の回答者の73%がお子さんに登校しぶりがみられると回答されたことになります。
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2.夏休み中の調査結果と比較!発達障害・グレーゾーンの子どものママ70%が夏休み明けの登校しぶりを心配
パステル総研では、夏休み中に、発達障害・グレーゾーンの小中学生の保護者を対象とした、子どもの夏休み明けの登校しぶりに関するデータリサーチ②を実施しました。9月中旬のアンケート①の結果と比べて分かったことをお伝えしますね。
◆学年
②のデータリサーチにご協力くださった方のお子さんに関するデータです。
◆夏休み明けにお子さんが登校しぶりをするのではないかと心配はありますか。
このように、70%ほどの回答者が子どもが夏休み明けに登校しぶりをするのではないかと心配をしていると回答しました。
9月の中旬には73%が実際に登校しぶりがみられていると回答しており、お盆明けに心配されていた回答者の割合よりも多い結果となりました。
◆お子さんに夏休み明けの登校しぶりの様子がすでにみられていますか?
このように調査を行ったお盆休み明けの時点ですでに32%の回答者が、子どもに登校しぶりの様子が見られていると回答しました。実際に学校が始まるとさらに登校しぶりの様子が多くみられていることが伺えます。
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3.発達障害・グレーゾーンの小中学生の夏休み明け登校しぶりの困りごとTOP5
◆登校しぶりに関するママの困りごとTOP5
我が子が登校しぶりをしていると、ママはとても心配ですよね。具体的にどんな困りごとがあるのか、伺いました。
「子どものメンタルが不安定になっている」がダントツの1位で44%で、お子さんの様子が通常とは違いつらそうにしていると感じられ、困られれいる方が多いことがわかりました。
第2位は「不登校になるのでは?という不安」 21%でした。3位は、休ませるべきか、登校させるべきかの判断と(欠席・遅刻・早退した場合の)学習の遅れ9%でした。
その他の困りごとをご紹介します。
・休むとひとりで留守番させなくてはならないこと
・仕事を休まないといけない
・いつになったら元気に登校できるのか、先が見えないこと
・子どもの暴言、暴力、抵抗が激しいこと
また、夏休み前に登校しぶりをしていたときの困りごとについても伺いました。
と学校が実際にある時にも、1位「子どものメンタルが不安定になっていること」、2位「不登校になるのでは?という不安」ですが、3位に「子どもの暴言、暴力、抵抗が激しいこと」と「いつになったら元気に登校できるのか、先が見えないこと」9%が入ってきていました。
学校がある時期には、夏休み中とは違うストレスがかかり、子どもの行動に現れていることが伺えました。
◆夏休み明けの登校しぶりは、予期できる?
さらに、夏休み以前の登校しぶりの様子とその時の対応についても伺いました。
◆登校しぶりについて、もっと詳しく教えてください。
子どもに夏休み明けの登校しぶりが見られていると回答した方のうち、合計して90%以上が夏休み前にも子どもに登校しぶりの様子が見られたようです。夏休み前に登校しぶりが見られていたお子さんは要注意ということができます。
また、夏休み前に登校しぶりがなくても、夏休み中に登校しぶりをするケースも14%見られました。
これまで登校しぶりが見られなかったお子さんでも夏休み明けに突然登校しぶりが見られることもあるといえるので、予防もかねて早めの対応をしてあげたいですね。
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4.みんなどうしているの?夏休み明け登校しぶりへの効果的な対応とは?
◆具体的な登校しぶりの様子は?
「登校しぶり」と行っても、言葉ではっきり「行きたくない」という子から、頭痛・腹痛などの身体症状となって現れてくる子までさまざまです。
どのように登校しぶりが出ているのか、当てはまるものをすべてお答えいただきました。
夏休み明けの登校しぶりが見られているお子さんは、
夏休み前に登校しぶりが見られていたお子さんは、
と「行きたくないとはっきり言う」がどちらでも第1位で64%、79%でした。子どもが自分の思いを感じて、言葉で伝えることができる力と育っていること、また、そのような親子の信頼関係ができていることがうかがえます。
一方で、「頭痛や腹痛」が夏休み中は25%、夏休み前は26%で、言葉で表現できず、身体症状となって現れている子もどちらの時期にも少なからずいました。
◆子どもの登校しぶりに対するママの対応
実際に「行きたくない!」と言う子どもたちに対して、お母さんたちはどのような対応をしているのでしょうか。当てはまるものをすべてお答えいただきました。
夏休み明けの登校しぶりをしている場合、
と、半数近くが夏休み明け前にすでに先生と連絡を取られていることが分かりました。
またお子さんの自信をつけるためにもたくさん褒めたり、スキンシップを増やしたりして、不安を軽減するための努力をお家でされていることが伝わってきました。
夏休み前の学校がある時に登校しぶりをしていた場合の対応で特徴的だったのは、「学校に行きたくない」という子への対応の1位は「学校をお休みさせる」という結果でした。
お子さんが行きたくないと行った時に、その思いを受け入れて休ませる対応をされていることが分かりました。
◆効果的な夏休み明けの登校しぶり予防策⁉︎
過去にお子さんに登校しぶりが見られたけれど、今は登校しぶりをしなくなったと回答した方にそのきっかけや対応を伺いました。
このように夏休み明けの登校しぶりの様子が見られていないと回答した方の過去の登校しぶりをしなくなったきっかけや対応、第1位は「学校で先生に対応をお願いした」と「子どもの話をよく聞くようにした」で43%でした。
また、過去にお子さんに登校しぶりが見られていたけれど、一度なくなっていて、夏休み中に再び登校しぶりが見られていると回答された方に、以前登校しぶりをしなくなったきっかけや対応を伺いました。
このように、夏休み明けの登校しぶりの様子が見られていると回答した方の過去に登校しぶりがなくなったきっかけや対応の1位が「時間の経過とともに、環境の変化に慣れた」75%でした。そして「学校の先生に対応をお願いした」が5位で25%でした。
現在登校しぶりが見られている方々は「学校で先生に対応をお願いする」ことよりも、「時間の経過とともに、環境の変化に慣れる」のを待つ対応を多くされてきたことが伺えました。
この結果から、時間の経過とともに、環境の変化に子どもが慣れるのを待つだけではなく、先生との連携で学校の環境を子どもが過ごしやすいように調整してあげること、子どもの話をよく聞くなどのお家での対応が、子どもの登校しぶり予防として効果がありそうだと考えられます。
ここまできて、夏休み明けの登校しぶりが見られる子については、先生に相談したり、子どもの話をよく聞くようにしたり、たくさん褒めて自信をつけたりするのが良さそうだということは分かりました。
では、具体的にはどうやったらいいのだろうと思われている方も多いと思います。
そこで、実際にどのように夏休み明けの登校しぶりが見られる子どものメンタルが不安定になっているのを整えていってあげることができるのか?どのようにして先生に相談すると効果的なのか?
今回、夏休み明け発達障害・グレーゾーンの子どもの登校しぶり対策〜親の対応と学校との連携の秘訣〜をこちらの小冊子にまとめました!
無料でダウンロードできますので、ぜひお手に取って活用してくださいね!
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今すぐ解決したい!発達障害・グレーゾーン夏休み明け登校しぶりへの対応法を無料メールでお届けしています
執筆者:山田ちあき
(発達科学コミュニケーションリサーチャー、臨床心理士)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー、臨床心理士)