まだまだ続くコロナの脅威、連日のニュースで気持ちが落ち着かないと感じていませんか。特に発達障害・グレーゾーンで敏感なお子さんは見通しが立たないことに大きな不安を抱える傾向があります。今、親としてどんな対応をしていけばよいのかお伝えします。 |
【目次】
1.見通しが立たない状況に不安が大きくなってはいませんか?
2.敏感な子が予測できない状況に大きな不安を抱えやすい理由
3.不安を和らげるとっておきの対応法
♦︎子どもを観察すること
♦︎視点を変え、見通しを伝える
1.見通しが立たない状況に不安が大きくなってはいませんか?
幾度となく緊急事態宣言が発令され、私たちの日常には我慢と不安がついてまわっています。
それでも、学校は、カリキュラムに変更があるところも短縮授業やオンライン授業に切り替えて行われています。ペースは掴みづらいかもしれませんが、授業が止まっているわけではないし、子どもも大丈夫かなって思われるかもしれません。
しかし毎日のコロナ報道でお子さんの反応はどうですか?
わが子は「コロナのニュース見ると嫌な感じがするから、やめて!」と言いました。
全部は聞いていなくても断片的に嫌な情報だけ取り入れて、記憶に残っていくので苦痛でしかないですよね…
そのうえ人一倍敏感だったり、空気を察するのが得意だったりすると、今のコロナの状況、コロナの注目度、コロナ対策、流れてくるニュースがすでにストレスになっているかもしれません。
2.敏感な子が予測できない事態に大きな不安を抱えやすい理由
不安が強くなっている時、とにかく、細かく目の前のことに注意がいきやすいです。
というよりむしろ目の前のことだけしか見ていません。
そして自分事として捉えてすぎているお子さんも多いです。
親としては「大丈夫だよ!」と子どもの心に寄り添って声をかけていると思います。
しかし、不安が強いお子さんは「大丈夫だよ!」と言われても、お母さんを信じていないということではなく、不安がいつまでもぬぐえきれなくて、ツライのです。
このようなお子さんは
・想像力が豊か
・危険察知ができる
という生きていくのに必要な力が備わっていると言えます。
しかし、不安が強い状態は緊張感の高い状態が続いているのです。
そうすると、心は疲弊してしまいますね。
こういう時にどういう対応をすれば不安が和らいでいくかをお伝えします。
3.不安を和らげるとっておきの対応法
不安を和らげるにはお子さんと一対一でじっくり会話ができる環境が必要です。 聴く準備ができたら、目の前のことでいっぱいいっぱいのところから、視点を大きく変えてみましょう。
♦︎子どもを観察する
お子さんをよく観察して、気持ちに寄り添うことで話しやすい信頼関係を築きます。
話をするときの基本は、子どもに伝わるように脳に届く声かけです。
笑顔で、ゆったりと、優しいトーンで話しかけることを心がけてくださいね。
そうすると子どもに自信がついてきます。
♦︎視点を変え、見通しを伝える
お子さんとじっくり話せる雰囲気ができたら、少し俯瞰した、もしくは全体が見えるような会話をしてあげてください。
例えば、何のために今の状況があるのか?
前回の状況からどういう経過を辿りそうなのか?
だから、今はこうなっている。という見通しを伝えてあげてくださいね。
できるだけ詳しくがオススメです。
みんなが不安になる今の状況。
お母さんたちは自分も不安なのに、子どもたちを守っている立派な方達です。
この状況を一緒に乗り越えていきましょう。
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執筆者:今村裕香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)