【千葉県おでかけ情報】「予告と○○の余裕」で発達障害・グレーゾーンの子どもと楽しい旅を!!～鴨川シーワールド～

「鴨川シーワールドに泊まりたい!!」息子の一言で初めての家族旅行を経験した私。最初は不安でいっぱいでした。でも安心してください。発達障害・グレーゾーンの子どもでも、２つのポイントを押さえることで楽しい旅になりますよ。

【目次】

我が家の息子には発達凸凹の傾向があります。

年中さんの夏休みに、家族で初めて鴨川シーワールドに出かけたときのことです。シャチのショーに「すごいね！すごいね！」と大はしゃぎ。

その帰り道に「鴨川シーワールドに泊まりたい!!」と言いはじめたのです。

でも私は素直に喜ぶことができませんでした。

息子には「初めてのことには不安を生じやすい」「気持ちを切り替えにくい」という特性があります。そのためいつもおでかけには苦労していたのです…

そこで夫と相談して２つの対策をたて、旅行を計画しました。

息子の「場所見知り」はそこまで強くありませんが、初めてのことには不安を感じやすい性格です。

今回はホテルに初めて宿泊するので、当日になって泊まりたくない！帰りたい！と言い出す可能性がありました。

そこで当日までにホテルのホームページを何度か見せて、お部屋やレストランの様子を説明しました。

家族一緒に泊まるから安心なこと、帰りたくなったらいつでも帰れることを約束しました。

また安心して眠れるようにいつも使っているタオルケット、枕を持ち込むことにしました。

息子と一緒に旅のしおりも作りました。息子は見通しがつくと安心するので、１日の行動の流れを目で見て確認できるようにしました。

数字が好きなので、電車の発着時刻、ショーの始まる時間も詳細に記載しました。そして時間に遅れると電車に乗れなかったり、ショーが見られないことがあることを繰り返し伝えました。

息子には「気持ちを切り替えにくい」という特性があります。

なにか夢中になることがあると熱中しすぎてしまいます。

順番だから交代、もう時間だから行くよ、というのが通じにくいのです。それを見越してスケジュールには時間に余裕をもたせました。

時間に余裕があれば、なにかイレギュラーなことがあっても、待ってあげたり、クールダウンできたりします。「急いで！早く！」と子どもをせかすことやイライラすることが減ります。

さて、当日は快晴!!朝からしおりで時間を確認しながら、予定通りの時間に自宅を出発できました。

電車での長旅だったので、食べなれたお菓子や、いつも使っているお絵かき帳を持ち込みました。騒ぐこともなく、落ち着いて過ごすことができていました。

シャチのショーではプール中央、前から３番目の席へ。ざぶん！と水しぶきをかぶって大はしゃぎしていました。

身体が冷えて寒がっていましたが、すぐにホテルにチェックインし、お風呂で温まることができました。

事前にホテルの様子を写真でみていたので「写真と同じ部屋だね」と言い、笑顔が見られていました。

昼間たくさん遊んだせいか、夕食後、布団に入るとすぐに就寝。帰りたいと言い出すかも…の心配は取り越し苦労となりました。

いかがでしたか？事前準備をしっかりすれば、親子ともに笑顔あふれる時間を過ごすことができます。

もうすぐ夏休み、お子さんと一緒にいろんなことにチャレンジして、楽しい思い出をたくさん作ってくださいね!!

――施設詳細――

【名前】鴨川シーワールド

【住所】千葉県鴨川市東町1464-18

【営業時間】日によって異なる（チケット販売は閉館の１時間前まで）

【休館日】不定休（公式サイトにて掲載）

※この記事の情報は2019年６月時点のものです。おでかけの際には公式サイトで最新の情報を確認してください。

執筆者：宮本蒔子（発達科学コミュニケーションリサーチャー）

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