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発達障害のある幼児の共感力を高める○○遊び

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発達障害のある幼児の特性の一つとして、共感性の低さがあげられます。「相手の立場に立って考える」ことにつまづくことが多い発達障害の子どもが共感力を育てるにはどのようにしていけばいいか、 その方法をお伝えします。
 

【目次】

 

1.人の嫌がることをしてしまう子どもに悩んでいませんか?

 
 
・お友達が嫌がっているのに無理に手をつなごうとする
 
・お友達がどうぞとおもちゃを譲ってくれても、自分が遊びたくないと受け取らない
 
 
こんな風に、人が嫌がることや不快になることをしてしまう子どもに悩んでいませんか?
 
 
・自分はされても嫌だとは思わない行為や言動を自分の感覚のまま相手にしてしまう
 
・自分が体験したことのないことに対して、想像力が働かず「相手がどんな気持ちか」が想像できない
 
 
など、感情の共有ができないと、子どもはどうしてしまうのか、知っていますか?
 
 
なぜ、相手が嫌がっているのか分からず、「僕のことが嫌いだからかな? 僕ダメなのかな?」というように 自信を失ってしまうんです。
 
 
集団の年齢が上がるほど、たとえ自分が体験したことのないことだったとしても、「相手はこういう気持ちになるんじゃないのかな?」と想像力を働かせて行動することが求められてきます。
 
 
社会に出たら、相手の気持ちに立つことができないと仕事のトラブルになる場合もあります。
 
 

 
 
その結果、同じ職場で長く働くことができずに転々として、スキルが身につかなくなる可能性もあるのです。
 
 
こんなお話をすると、「幼児期の今のうちに共感できるようにしないと!」と焦るお母さんもいるかもしれません。
 
 
しかし、待ってください!!
 
 
「なんで、人の気持ちがわからないの?」
「お友達が嫌がっているでしょ!!」
 
 
などと、お母さんが焦って子どもを叱っても、脳を育てるという観点では逆効果になってしまいます。
 
 
実は、子どもの共感力は普段のお母さんの対応が大きく関係していると言われています。
 
 
つまり、お母さんが適切な対応をすれば子どもの共感力を育てることができるんです。
 
 
そこで、今回は子どもの共感力を育てる簡単な遊び方をご紹介します。
 
 
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2.発達障害の幼児の共感力が弱いワケ

 
 
共感性とは、相手の立場に立って考えることで、自分も相手と共通の思考や感情を抱くことができる能力のことです。
 
 
共感性があるから、
 
 
・自分が経験したことのない他人の辛い体験に涙することができる
 
・自分が経験したことのない他人のハプニング話や失敗談で笑うことができる
 
のです。
 
 
しかし発達障害の子どもは、その「相手の立場に立って考える」の時点でつまづきます。
 
 

 
 
なぜなら、元々、根本的に感覚、感じ方、捉え方が異なっている部分が多いからです。
 
 
本人は相手の立場に立って考えたつもりでも、ベースには発達障害の子どもの特有の感覚、捉え方で考えてしまうので、一般的な思考や感情と共通のものにならないからです。
 
 
その結果、普通は笑う場面でも何が面白いかわからない、普通は相手の気遣いに応える場面でもその横を素通りしたりするのです。
 
 
そのくらい、周囲の人間の感情の動きや行動が理解できなかったりするのです。
 
 
他にも、自分が体験したことのないことに対して想像力が働かないのため、自分がされてみて初めて、「これをされると嫌な気持ちになるんだ」と理解する場合もあります。
 
 
普通は想像で感情の共有ができてしまうような些細なことでも、いちいち同じ体験をしないと感情の共有できないので、定型発達の子どもより感情の共有が困難になってしまうのです。
 
 
その結果、幼児期から集団の中でみんなと同じことをすることの意味を感じられず、みんなと笑い合う機会が減り、ますます、共感力が育たなくなってしまいます。
 
 

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3.子どもの共感したいという気持ちを引き出す方法はコレ!!

 
 
では、子どもの共感力を引き出すにはどうしたらいいのでしょうか?今すぐ使える2つのテクニックをご紹介します!
 
 

◆こどもの注意を引く

 
 
一つ目は子どもの注意を引くことです。
 
 
私には、自閉症スペクトラムの特性もあるダウン症の息子がいます。
 
 
息子は今5歳ですが、人から指示されたものを見る力が弱く、私が「あれ見て」と指さしても、なかなか見ようとしませんでした。そこで私は指さし遊びをよくやりました。
 
 
そして、散歩中に次のような言葉がけを意識してしたところ徐々に効果がでてきました。
 
 
例えば、ダンゴムシが這っているのを見つけたら、
 
 
「あっ!」や「あ、いた!!」
 
 
と、少し大きな声を出して子どもの注意を引きつけながら、ダンゴムシを指さして近づきます。
 
 
次に子どもが指さしして、ダンゴムシに目をむけたら「ダンゴムシ」と言い、子どもにも「ダンゴムシ」と言わせます。
 
 
そして、子どもと目を合わせて「ダンゴムシいたね~」と声をかけます。
 
 
いっしょに散歩しながら、途中で目に入ったいろいろなものを指さし、この一連のやり取りを繰り返してみてください。
 
 
そのうち親の指さす方を見てくれるようになるでしょう。
 
 
また、一緒に同じものをみて、「大きいね~」や「かわいいね~」などと言いながら、子どもと目を合わせて楽しい時間を共有することを心がけてください。
 
 

 
 

◆子どもの発見を共有し褒める

 
 
二つ目は子どもの発見を共有し褒めることです。
 
 
こどもの方から、
 
「あっ、鳩いた!」
「みて、お月さま~」
 
 
などと教えてきた時には、ママがその方向を見てあげてください。
 
 
子どもは「ママも自分が見ている( 教えたい)対象物をみてくれるかな?」と確認するために、子どものほうから親の顔を見るようになっていきます。
 
 
これが共感性の発達に繋がります
 
 
ここで、
 
 
「あんな、遠くにいる鳩をよく見つけられたね!!」
 
「きれいなお月さまだね、教えてくれてありがとう!!」
 
 
 
と、子どもの注目したこと、共感したいと思ったことにその場でママが褒めると、子どもはより共感してもらえた喜びを感じます
 
 
一緒に同じものを見て、楽しい時間を共有することを根気強く繰り返していけば自分の考えを他の人に言葉で伝え、共感したいという気持ちが育っていきます。
 
 
ママがわかってくれるというのは、子どもにとって一番の成功体験です。
 
 

 
 
お子さんと楽しく指差し遊びをして、共感力をしっかり育ててあげてくださいね。
 
 
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執筆者:松下かよ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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