子どもの困りごとに寄り添う!自ら力を発揮するために声かけより大事な観察力とは

コロナ禍で子どもたちがじわりじわりと困りごとを抱えてはいませんか?困りごとにはすぐ声かけをして助けたくなりますが、ただ寄り添うことに徹すると子ども自ら力を発揮することが多くあるんです。ママの観察力で子どもがぐーんと成長した事例を紹介します。
 

【目次】

 

1.発達の困りごとに特効薬はありません!

 
 
子育てをしていて、
 
困りごとをすぐに解消してくれる特効薬があればいいのに…
 
なんて思ったことはありませんか?
 
 
当然ながら、困りごとに即対応してくれる薬はないのです。
 
 
風邪で病院に行けば診察をして薬がもらえます。薬を飲めば、体が楽になる経験って誰もがあると思います。
 
 
今の新型コロナウィルスも、薬やワクチンがどんどん開発されています。
 
 
しかし、コロナ禍で出てきた困りごと。困りごとはなかなか気づいてもらえないのです。
 
 
バンっと出てくれば分かりやすいですが、じわりじわりと出てくるものもたくさんあります。
 
 
・小さなことでも不安に感じてしまう
 
・いろいろなことが気になってしまう
 
・1人の時間が好きで没頭しすぎてしまう
 
・言いたいことがなかなか伝えられない
 
 
などなど…
 
 
お子さんがこのようにじわりじわりとした困りごとがあるならば、ボディブローのように少しずつツラくなっているかもしれません。
 
 
あるいは、今のこの状態が当たり前になっているために、本人が困っていることに気づいていないこともあります。
 
 
ふと気づくと、「僕ってなんか周りと違う…」と感じて、自信をなくしてしまう可能性も…!
 
 
だからこそ今、お母さんに伝えたいことがあります。
 
 
 
 

2.子どもが心配なママはすぐに声をかけて解決してあげたくなるもの

 
 
子どもが困っていると、ママはすぐに気づきますね。そうするとすぐに声をかけて解決してあげたくなることが多いと思います。
 
 
個別相談に来られたSさんは、
 
 
「幼稚園で気持ちを伝えるのが苦手なようです。できないことがあっても言えずに1人で残ってしまい、泣いていることもあるそうです…」
 
 
とおっしゃっていました。
 
 
この状況、皆さんならどうしますか?
 
 

 
 

3.お子さんが困っているときに必要なのは観察力

 
 
私たちは子どもが困っているとどうしても声をかけてしまいがち。
 
 
そりゃ、かわいいわが子を助けたいし、手伝いたいですよね。
 
 
よくわかります…。
 
 
しかし、ここで非常識ポイント!
 
 
「声をかけたいところをかけないで!」
 
 
ということです。
 
 
お子さんを観察してあげてください。
 
 
注意して欲しいのは、ただ見守るだけではないということです。
 
 
不安な気持ちなら優しく穏やかに聞いてあげる。
 
 
こだわりが強いのなら認めてあげつつ、次の活動に誘ってあげる。
 
 
気が散りやすいのなら落ち着ける環境を作る工夫してあげる。
 
 
とにかく声をかけてあげたらいいということではありません。お子さんにあった対応をしてあげることがとても大切なんです。
 
 
 
 

4.「できない」が「できる」に変わる喜び

 
 
先ほどのSさん、おすすめの方法を実践した感想をこう言われました。
 
 
「こんな簡単な受け答えだけで子どもは変わるんだなと感動です。今村先生のいう通りでした!」
 
 
今まで言えなかった気持ちをお母さんに表現できた!最初の気持ちは「悔しかった!」とのこと。先生にも伝えることができるようになったそうです!
 
 
たった1週間でこの変化です。
 
 
「小学生になる前に娘が自分で気持ちを伝えられるようになってほしい!」
 
 
とSさんが決断され、私のところへ来てくれた。
 
 
そして講座を始めてから、変化成長がたった1週間で出ています。
 
 
いかがですか?私自身がちょっと驚きです(笑)
 
 
教えることなく、苦手なことができるようになる!
 
 
子どもが自分で気持ちを切り替えられるようになったり、自分で動けるようになるのです。
 
 
 
 
気持ちの切り替え行動の切り替えって子どもだけでは難しい…
 
 
ですが、Sさんのようにちょっとした工夫・テクニックがあれば、できない!できる!に変わっていきますよ。
 
 
そうなったら、親子で楽しくなっちゃいますね♪
 
 
お子さんに合わせて声かけを変えてみませんか?
 
 
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執筆者:今村裕香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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