96%の子が学習に困りごとあり!ワーキングメモリーが低い発達障害の子どものママ必見 苦手な勉強をマルッとサポートする方法ワーク付き小冊子リリース

発達障害・グレーゾーンの小中学生はその特性から学校での勉強が苦手になりがち。今年9月に実施したデータリサーチでは、96%のママが子どもの学習で困りごとがあると回答。お家で短時間でできる困りごとへの対応方法を小冊子にまとめました!
 

【目次】

 
・調査期間:2021年9月25日~10月1日(7日間)
・回答者:パステル総研読者/メルマガ読者、Nicotto!塾生、発達科学コミュニケーショントレーナー・リサーチャー 計244名
・調査方法:インターネット調査
 
 

1.発達障害・グレーゾーン小学生・中学生の勉強の困りごと徹底調査!96%の子どもが困りごとあり

 
 
2学期が半ばに入り運動会などの行事が落ち着いた頃でしょうか。この時期に発達障害・グレーゾーンのお子さんのお母さんに多い悩みが「勉強」の問題。
 
 
発達障害・グレーゾーンの小学生の子どもたちは、その特性から、学校での勉強・学習に苦手を感じてしまうことも多くあります。
 
 
お子さんは、学校の勉強で困りごとはありますか?
 
 
今回パステル総研では、発達障害・グレーゾーン小学生・中学生の保護者を対象とした、子どもの勉強・学習の困りごとに関するデータリサーチを実施しました。
 
 

◆お子さんは学習について悩み・困りごとがありますか。

 
 
 
このように、なんと96%の回答者がお子さんが学習で悩み・困りごとがあると回答しました。
 
 

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2.発達障害・グレーゾーンの小学生・中学生の勉強・学習の困りごとTOP10

 
 

◆勉強・学習の困りごとトップ10

 
 
自分の子どもが学校での勉強・学習に困りごとがあると、心配ですよね。
 
 
「勉強・学習に困りごと」があると言っても、文章題が苦手から、計算が苦手といった様子までさまざまです。
 
 
困りごとがあると回答された235名に、具体的にどんな悩み・困りごとがあるのか、当てはまるものを答えていただきました(複数回答可)。
 
 
 
 

第1位は「作文が苦手」63

 

第2位は「文章題が苦手」59%

 
 
発達障害・グレーゾーンのお子さんたちの読み書きへの苦手さが見受けられました。
 
 

第3位は「集中力がすぐに切れる」56%

 
 
勉強・学習をする際に、集中力が続かずに気がそれやすくなっていることが伺えます。
 
 
 
 

第4位は「書くことが苦手」55

 
第1位と共通して書くことはハードルが高くなっていることが分かります。
 
 

第5位 「口で説明するのが苦手」45

 
言葉でのアウトプット力が未熟なことが伺えます。
 
 
その他の困りごとをご紹介します。
 
第6位「板書をノートに写すのが苦手」45% 
 
第7位「漢字が覚えられない」40%
 
第8位「先生の指示をすぐに忘れる」29%
 
第9位 「音読が苦手」28%
 
第10位 「読んでも理解できない」26%
 
 
 
 
 以上をまとめると、読み書き、集中して話を聞く力の未熟さが目立っているようです。
 
 
これらの力が学校での勉強・学習では必要なるということができますが、発達障害・グレーゾーンのお子さんにとってはその特性から苦手なことと言えます。
 
 

◆困りごとは学年による?

 
 
さらに、それぞれの困りごとをお子さんの学年別で詳しく見てみました。
 
 
今回データリサーチにご協力くださった方のお子さんの学年は
 
 
 
1年生
 
 
2年生
 
1年生では「集中力がすぐに切れる」が1位ですが、2年生では「書くこと」「文章題」が上位に上がっています。2年生になると読み書き学習が増えてくることで苦手さが浮き彫りになってきていることが想像されます。
 
 
3年生
 
 
4年生
 
 
 
5年生
 
 
 
3年生では5位に「漢字が覚えられない」が入り、4年生では2位5年生では1位と上位に位置しているのが印象的です。漢字学習は学年が上がるにつれて増えていくため、学年が高くなってくると息切れしがちな様子が伺えます。
 
 
6年生
 
 
6年生では83%と多くの回答者がお子さんが「作文が苦手」だと回答していることが印象的です。
 
 
中学生
 
 
 
どの学年でも上位3位以内に「作文が苦手」と「文章題が苦手」入っていて、小学校・中学校を通して課題となっていることが伺えます。
 
 

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3.お母さんだからできること!お家でできる勉強の困りごとへの対応

 
 
今回、アンケート結果で、発達障害・グレーゾーンの子どもの勉強・学習に関して96%のママ達が困りごとがあると感じていることがあることがわかりました。
 
 
特に、読み書き、集中して話を聞くことに課題を感じていることが明らかになりました。
 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもたちがその特性から苦手だったり、いくらいってもやりたがらないないため、心配されている状況だと言えます。
 
 
勉強・学習、読む、書く、聞く、話す、計算すること、集中することには、どれもワーキングメモリーが深く関係しています。
 
 
ワーキングメモリーは、作業記憶ともいわれ、見たり、聞いたりして入ってきた情報を頭の中に一時的に入れておいて、目的に合わせて活用する機能のことです。
 
 
例えば、私たちが何か文章を読んで理解できるのは、読むことで頭に情報を入れて、ワーキングメモリーを働かせて、積み重なった情報を統合したり整理しているからなんです。
 
 
ワーキングメモリーが弱いと、例えば、桃太郎の物語の文章を読んでいても「あれ?誰が川に洗濯に行ったんだっけ?」と前に読んだ「お婆さん」という情報が頭から抜けてしまい話についていけないことになるのです。
 
 
このワーキングメモリーは、実は、お家でお母さんがコミュニケーションをとりながら伸ばしていくことができるのです。
 
 
発達障害・グレーゾーンのお子さんにとっては、学校で苦労して学ぶよりも、安心できるお母さんとの関係から学ぶ方がより効果的といえます。
 
 
「お子さんの苦手な学習に対してどう対応していますか?」という質問には、61%が「家でママが教えている」と回答しています。
 
 
 
お家で多くのお母さんたちがお子さんの苦手の学習ために頑張って対応されていることが伝わってきます。
 
 
また、「回答された困りごとの解決につながるトレーニングがおうちでできるとしたら、やってみたいと思いますか?」という質問には、86%が「やってみたい」と回答されています。
 
 
 
 
お母さんたちのお子さんの困りごとのためにやれることはやってみたいという想いが伝わってきました。
 
 
さらに、「もしおうちでトレーニングをやってみるとしたら、1日にどれぐらい時間が取れそうですか?」という質問には、10分以内が34%、次いで15分以内が28%、5分以内が27%、30分以内と1時間以上が9%でした。
 
 
89%が15分よりも短い時間での取り組みを望まれていることが見えてきました。
 
 
そこで、今回、発達障害・グレーゾーン小学生・中学生の勉強の困りごとに短時間で、お家でお母さんがコミュニケーションをしながらできる対応方法を選りすぐり、特別ワークも付けてこちらの小冊子にまとめました!
 
 
無料でダウンロードできますので、ぜひお手に取って活用してくださいね!
 
 

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執筆者:山田ちあき
(発達科学コミュニケーションリサーチャー、臨床心理士)
 

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