子どものために話しかけているのにどうして伝わらないんだろうと感じている方、今日から言葉を見直して変えていきませんか?子育てに行き詰まったら、お子さんをよく観察して、察する力や寄り添う力を意識することで伝わる言葉に変換できます。 |
【目次】
1.コミュニケーションを見直すタイミング
2.助産師さんから学んだ寄り添う力と光る言葉のセンス
3.沼にハマる訳、すぐにやめてほしい声かけがあります
4.親も子も脳の発達が促される⁉︎言い換えマスターになる!
1.コミュニケーションを見直すタイミング
みなさんは心のどこかでこう思っていませんか?
「こんなに子どものために話しかけてるのに、どうして伝わらないの⁉︎」
お母さんの声が一番届くはず!
それなのに、届いてない!とか、逆に反抗してくる!
こんな状況ありませんか?
「伝わらない」沼にハマったと思ったら、そろそろお母さんの言葉を見直してみませんか?
子育ての行きづまり感や育てにくさを感じているなら、新しい言葉を見つけていく新しい声かけにチェンジする時期です!
なぜなら、今うまくいっていないことを続けても、これから先よくなる可能性は低いからです。
そんな私も母親として、私なら大丈夫!だってこの子の母親だもん。もう少し成長したら良くなるはず!と自分を言い聞かせていました。
だけど、心配や不安がなくなることはなかったんです。
だから、私が子育て法を学ぶなら、必ず効果のあるものがいい!
子どもが成長できる。そして学んだ時だけでなく後戻りしない自分になりたい!と思い願っていました。
変わらない人はいるけれど、変われない人はいない!
誰だって、いつだって、ほんの少しの勇気があれば変われるものなんです。
子育ての時間はあっという間です。
もしお母さんの言葉や声かけがお子さんに合うものになったらどうなるでしょう…。
今の親子の時間は今しかない!
今のままでいいですか?
2.助産師さんから学んだ寄り添う力と光る言葉のセンス
ところで、言葉を大切に!とか言霊!とか聞いたことありますよね!?
私もよく使います。非常に大事なことなんです…。
言葉ひとつで、どれだけ寄り添うことができるか、安心させられるか。
反対に、応援しようとしてかけた言葉であっても結果として追いつめることになってしまうこともあります。
私にはこんな経験があります。出産の時です。
3日間丸々陣痛に苦しみました…。
普通分娩を経験した人はわかると思いますが、本当に痛い!!私は腹筋もなければ骨盤も小さくて、子どもの頭が引っ掛かり本当にツラかったんです…。
早く出てきて!どうにかしてー!と思っていました。
お腹から出てくる時からわが子はのんびりだったんですよ…(笑)
そんな時にかけてくれる言葉、
「がんばって!赤ちゃんもがんばってるよ!」
余裕のない私は苦しみの中で怒りの感情すら覚えながら、
「知ってる!もう、精一杯がんばってますから!」
と思っていました…。
だけど、そんな冷静に考えられない私に、心がホッとする言葉をかけてくれる人がいたことも覚えています。
「本当にがんばってるね!これは、ツライわ!だって、頭が引っかかってるもん。最近いないくらい根性のある妊婦さんね。」
この言葉に救われ、この言葉があったから最後までがんばれた!と思っています。
そうです。どちらも応援してくれていることに変わりはない。言葉そのものも大事ですが、相手の状況を察したり寄り添うことが大事なのだ思います。
みなさんも思い出してみてください。ツライ時にこんな言葉がうれしかった!ということありませんか?
言葉のセンスがキラリと光るのは、相手の状況を察することが上手にできたときなんです!
3.沼にハマる訳、すぐにやめてほしい声かけがあります
子どもに対して、かけてほしくない言葉があります。
「そんなの知ってる!」
「言いたくなくても、つい言っちゃうわ!」
という気持ち、よ〜く分かります。
私も子育てをやってきてキレイゴトだけでは済まないことたくさんありますもん!
子ども相手に本気でイラッとすること。
子ども相手に本気で感情をぶつけてしまったこと。
たくさんあります。
しかし、あの当時の私とは違って少し冷静に、今、子どもにとって何が必要なのか?を考える余裕のある自分になっています。
できる人もいるだろうけど、私にはできないって思っていますか?
いいえ、違います。
あの当時の私は、わが子が変わり者でマイペースで不器用でコミュニケーションが苦手でこの先、どうしたらいいのだろう。大丈夫かな…と不安だらけでした。
そんな時、一つ希望が叶うとしたら何かというと、
「私が死ぬ時に子どもの心配をしながら死にたくない!」
ただコレだけでした。
そんな時思ったのが、私の言葉で子どもが傷ついているかもしれない。ってこと。
「〇〇してね!」
「まだ、してないの!」
「早く‼︎」
「やれば、できるでしょう!」
と、まくし立てる言葉、急かす言葉、やってほしいことだけの言葉で本当にいいのかな?と心では思っていました。
そして、自分自身と可愛い子どもをなんとかしたくて、ただ動き始めました。発達科学コミュニケーションに出会い、 今、ここでトレーナーとして活動させていただいています。
伝えたいのは、私がしてきた失敗をしないでほしいのです!
お母さんたちはみんながんばっています。
「こんな時、もっと寄り添った方がいいのかな?」
「もっと踏み込んで聞いた方がいいのかな?」
「ここはもっと注意しなきゃいけないのかな?」
思いやることって、とっても大切。だけど、判断に迷うとお母さんたちのパワーも吸い取られます…。
そうすると、言ってはいけない言葉をついつい使って親子ともに疲れてしまうことに繋がってしまいます。
一緒に親子のコミュニケーションを整えてスマイルな日を過ごしていきませんか?
4.親も子も脳の発達が促される⁉︎言い換えマスターになる!
では実際どうコミュニケーションを変えていけばいいと思いますか?
まずお子さんの話を最後まで聴いてみましょう。要を得なかったり、長い説明だったりすると遮ってしまいたくなりますよね。しばしの間、相槌のみで最後までしゃべらせます。
そして今度は話題に関して理由を投げかけてみます。
「なんで?」「どうしてそう思ったの?」
優しく問いかけたら、喜んで答えてくれる子が多いと思います。お母さんが興味を持ってくれた、自分のことも表現できる。嬉しくてワクワクしますよね。
説明をするために懸命に脳を働かせます。そうして発達が加速するのです。
同時に、お子さんにかける言葉をポジティブなものに変換します。ママが子どもの心をのばす言い換えマスターに変身しましょう。
「まだ終わってないの?」→「ここまでやったんだー」
「何時間ゲームやってんの!」→「ゲーム何時までにする?」もしくは「どこまでで区切りがつく?」
これ、母の脳も働かせることにもなる一石二鳥のマジックです。
同じ言葉でも、言い方や表情次第で、受け取る子どもの感情は変わります。内容がだいたい同じでも言葉を選ぶことで伝わり方が変わります。
子どもに対する肯定的な働きかけは子どもにも自信がつき、お母さんも心の余裕が持てるようになってくることが実感できるはずです。
これを読んでくれているお母さんたちは、子育てをよりよくして、子どもともっと心を通わせたいと思っている方ばかりです。
これから何十年人生はありますが、子ども時代のお子さんと関われるのはあと何年でしょう。
変えるのは今が一番いいタイミングです!
普段から言葉を選ぶことを意識しているとすんなりプラスの言葉が出てくるようになります。
子どもに夢を…
子どもにチャレンジを…
そして、ママに笑顔を…
顔晴って!わたしもがんばります。
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執筆者:今村裕香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)