発達障害アスペルガータイプの小学生が不登校になってしまった!学校に行きたくない子どもにどう対応すれば良かったの?

発達障害アスペルガータイプのお子さんが突然「学校に行きたくない」と言ったら、どうしますか?私は、息子からそう言われたとき、突然の出来事に適切な対応ができませんでした。息子が不登校になった原因と、その後の私の気づきをご紹介します。
 

【目次】

 

1.発達障害も原因!?どうして小学生が不登校になるの?

 
 
皆さんは、不登校の小学生が全国に何人ぐらいいるか知っていますか?令和元年(2019年)度の文部科学省の調査によれば、不登校の小学生は5万人を超えるようです。
 
 
 
 
しかも、過去5年間における不登校の児童数は増え続けていて、5年前の平成26年(2014年)度と比べると、令和元年(2019年)度には2倍に増えていることが分かりました。
 
 
 
 
また、学年別の不登校児童の数を見ると、学年が上がるほどに増えていることが分かります。では、なぜ小学生が不登校になるのでしょうか?同じ文部科学省の調査によれば、
 
 
多い順に
 
・無気力、不安
 
・親子の関わり方
 
・生活リズムの乱れ、あそび、非行
 
・いじめを除く友人関係をめぐる問題
 
 
となっていました。その中でも無気力、不安が41.1%と突出して多くなっています。無気力、不安とはどういうことでしょうか?
 
 
無気力が原因になる場合は、勉強についていけないわけではなく、友達とのトラブルやコミュニケーションに問題があるわけではないのに、学校に行く意味が見いだせずに、なんとなく不登校になってしまうことがあります。
 
 
不安が原因になる場合には、低学年に多い母子分離不安があります。ほかにも、登校前に腹痛や頭痛などの体の不調が起こり不安になってしまったり、先生に怒られるんじゃないかという不安があったりもします。
 
 
また、不登校の子どもが増えるのに伴い、発達障害も不登校の原因の1つとしてあげられるようになりました。
 
 
学校という集団生活では、発達障害のある子どもの特性が目立ちやすく、叱られたり、いじめられたり、勉強についていけないなど、つらい思いをすることが多くなります。
 
 
そのため、二次障害として、行き渋りや不登校などが起きてしまうことがあるのです。
 
 
ただ不登校は、いろいろな原因が複雑にからまっていたり、子ども本人がなぜ学校に行けないのか分からないケースも多いのが実情です。
 
 
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2.「小学校を中退してもいい?」息子の言葉を冗談だと思ってしまった私

 
 
現在中学2年生になった息子が不登校になったのは、小学6年生の秋でした。
 
 
その年の2学期に入ってしばらくすると、息子が私に「学芸会と修学旅行が終わったら、小学校を中退してもいい?」と言ってきたのです。
 
 
いま考えると後悔しかありませんが、その時の私は息子の発言を冗談だと思い、「中退なんて、高校と大学にしかないよ」と答えてしまったのです。
 
 
そして、学芸会を週末にひかえた月曜日の朝、「今日は、日直と委員会の仕事が両方あるから学校に行きたくない」と言ったのでした。それが息子が休み始めた最初の日でした。
 
 
その週末にあった学芸会には何とか行きましたが、学芸会が終わった後は全く登校できなくなりました。
 
 
しばらく後にあった修学旅行の時には、学校まで車で連れて行って何とか参加することができましたが、修学旅行から帰ってきた翌日からは、完全に不登校になりました
 
 
 
 
息子は最初に学校を休むまで、一度も「学校に行きたくない」とは言いませんでした。
 
 
ですが、朝ご飯を食べるのに長い時間がかかったり、途中で「お腹が痛いから食べられない」と言って残したりして、通学班の班長だったにもかかわらず、集合時間ギリギリに家を出る毎日だったのです。
 
 
それでも私は、息子が「学校に行きたくない」と言い始めるまで、学校に行けなくなるほどのストレスを抱えていたとは気づかなかったのです。
 
 
不登校になった後、息子になぜ学校に行きたくないかを聞いてみました。すると、いろいろなことが息子にとってストレスになっていたことが分かりました。
 
 
休み時間にクラスメイトにからかわれる
 
教室移動の時に、後ろの子に上靴のかかとをわざと踏まれる
 
掃除の時間に掃除をやらずに遊んでいる子がいる
 
 
など、その他いろいろなことが重なり、行けなくなったようでした。また、不登校になった後に行った医療機関で、息子が発達障害アスペルガータイプだったことも発覚したのです。
 
 
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3.不登校になってしまってから気づいた対応方法

 
 
では、「小学校を中退してもいい?」と聞かれたときに、どう対応したら良かったのでしょうか?
 
 
息子が不登校になり始めたのとほぼ同時に発達科学コミュニーケーション(発コミュ)を学び始めた私は、発コミュを学ぶ中で、次のようなことに気づきました。
 
 

◆ひたすら話を聞く

 
 
きちんと向き合って話を聞いてあげることです
 
 
「どうしてそう思うの?」
 
「そうなんだ」
 
「そっか〜」
 
 
と、息子が自分の気持ちをすべて吐き出せるように、ひたすら話を聞きます。そうすれば、「お母さんは、ぼくの気持ちを分かってくれる」と心が軽くなることもあります。
 
 
 
 

◆家でのストレスをできるだけ減らす

 
 
学校に行きたくないと思うほどストレスを抱えているお子さんに、さらに家でもストレスを与えることは避けたいです。お子さんができていないことをガミガミ言うのではなく、できていることに目を向けてみてください
 
 
「朝起きられたね」
 
「ご飯食べてるんだね」
 
「宿題してるんだね」
 
 
お母さんができていることを笑顔で伝えてあげることが大切です。できていないところは、いちいち指摘せずにスルーしましょう。子どもが家で快適に過ごすことができれば、少しずつ意欲も湧いてきます。
 
 
いかがでしたでしょうか?不登校の子どもは年々増えています。もし、わが子が「学校に行きたくない」と言ったときに慌てないためにも、どうすればいいのかを事前に考えてみませんか?
 
 
私の経験が参考になれば、うれしいです。
 
 
 
 
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執筆者:佐藤とも子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
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