コミュニケーション 発達障害

聞く力が弱い発達障害の子どもが話を聞けるようになる!コミュニケーションのタイミングとは?

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人の話を聞かない子どもに何度も同じことを言い続けて疲れていませんか?それは、聞く力が弱いという発達障害・グレーゾーンの特性かもしれません。話を聞けるようになるには、タイミングも重要。親子のコミュニケーションで「聞く力」を育てましょう。
 

【目次】

 

1.子どもの聞く力が弱いのは、発達障害の特性のせいかもしれません!

 
 
子どもが親の言うことを聞いてくれず、何度も同じことを言っているのに全然動いてくれない!
 
 
全然動かないどころか、聞こえているのかもよくわからない
 
 
「なんで話を聞いてくれないの?」と、困っていませんか?
 
 
「何度も声をかけているのに、私の言うことを無視している」と思ってしまうお母さんがいます。
 
 
「ちゃんと聞いてるの?」
「返事くらいしなさい!」
「なんで無視しているの!?」
 
 
なんて叱っても、実は何の効果もありません。
 
 
それが、聞く力が弱い発達障害・グレーゾーンの子どもによくみられる特性なのです!
 
 
例えば、テレビを見ている子どもに、離れたところから話しかけたとします。
 
 
お母さん:「夜ごはんたべるよ~!こっちにおいで~!」
 
 
子ども:「…。」(無言で反応もなし)
 
 
こんな感じです。
 
 
 
 
テレビからの音や映像に集中している中、子どもは選択的にお母さんの声を聞き分けることが難しんです。なので、本当にお母さんの声が聞こえていない場合があります。
 
 
この場合、本人には聞こえていないので、無視しているわけでもワザとお母さんに意地悪をしているわけでもありません。
 
 
そもそも聞こえていないので、返事をしないのも当然のことです。
 
 
つまり発達障害・グレーゾーンの子どもの「聞く力」が不足しているというわけです。
 
 
聞けていない状態のままでは、一度や二度言ったくらいではほとんど伝わっていません。
 
 
お母さん側としては、「何度も同じことを言っているのに無視ばかりされてしまう!!」というイライラした気持ちになってしまうのも、よくわかります。
 
 
話を聞ける耳の状態になっていないうちに、「だから○○だって言ってるでしょ~!」と何度言ったとしても、残念ながら右耳から左耳に素通り状態…というのが現実です。
 
 
発達障害の特性として、視覚優位なお子さんも多いです。「聞くこと」よりも「見ること」のほうが得意な特性です。
 
 
また、子どもがお母さんの言っていることを聞けるか聞けないかは、言い方にもよります。
 
 
子どもが話を聞いてくれないと困っているお母さんに共通しがちなことがあるんです。
 
 
・つい子どもに多くを求めすぎてしまいがち
 
 
・何かの作業をしながら、子どもの顔も見ずに、遠くから大きな声で指示だけ出していたりする
 
 
これだと、耳だけで、お母さんのたくさんの話や指示を受けないといけません。
 
 
先ほどお伝えしたように「聞くこと」が得意ではないので、お母さんの声を一度で聞き分けるのは困難です。
 
 

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2.聞く力が弱い発達障害・グレーゾーンの子どもに話を聞いてもらいたい!

 
 
視覚優位ですから、耳からの情報だけでなく、目からの情報も加えて話しかけると伝わりやすいんです。
 
 
・指示が多すぎないか?
・分かりやすいか?
・難しすぎないか?
・子どもの顔を見て話しているか? 
 
 
これを、まずは、お母さん自身が一度振り返ってみてください。
 
 
 
 
視覚優位でお母さんに注意が全く向いていない子どもの背中に向かって、たくさんの指示を出していませんか?
 
 
聞く力が弱い発達障害の子どもに、わかりにくく難しい言葉を一気に浴びせていませんか?
 
 
また、子どもの心が開いていなければ、なんとか声が物理的に音として届いたとしても、それを適切に理解したり、その情報を記憶してうまく処理することが難しい状態になっているんです!
 
 
先ほどもお伝えしたとおり、聞く力が弱く視覚優位で、「聞くこと」よりも「見ること」のほうが得意な発達障害・グレーゾーンの子どもたちです。
 
 
遠くから大きな声で指示を出すのではなく、子どもの視界に入って話しかけるほうが効果的なのは、もうわかっていただけましたよね!?
 
 
では、具体的にどのようにしていけば良いのかを、次にお伝えしていきますね!
 
 

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3.発達障害・グレーゾーンの子どもの「話を聞けるタイミング」とは!?

 
 
子どもに伝わるためには、まずは肯定的に注意を向けてからコミュニケーションを開始することが大切です。
 
 
聞く力が弱い発達障害・グレーゾーンの子どもの心に声を届けるために気をつけることのひとつは、お子さんの視界に入って注目を確認してから話し始めることです。
 
 
聞く力が弱い発達障害・グレーゾーンの子どもに伝わりやすい状態という視点から、子どもが話を聞きやすいおすすめのタイミングを2つ紹介していきますね!
 
 

◆①子どもの言葉をしっかり聞いてあげたあと

 
 
1つ目は、子どもの言葉をしっかり聞いてあげたあとです。
 
 
子どもに行動を促したとき、言い訳をしてきたり、文句を言ってくることもあるかもしれません。そんなときは、とっさに反論せず、親が素直に話を聞く姿勢を見せましょう
 
 
悪い情報もネガティブな発言も否定せず、「そういうこともあるかな」とふわっと受け止めておいてください。
 
 
子どもの意見を丸ごと受け止めることで、子どもは自分の話を聞いてもらえたという安心感から話を聞けるようになります。こうした日々の積み重ねが、「聞く力」を育みます
 
 
例えば待ち時間が長いときなどに、
 
 
「遅い~」
「退屈~」
 
 
などと不満を言って怒り出したり、騒ぎ出すことがあります。
 
 
思ったことをすぐに口にしてしまうというのもよくある発達障害の特性のひとつです。
 
 
ここですぐに叱ってしまうと、子どもは自分の気持ちをわかってもらえないために、余計に不満の言葉を爆発させてしまいます。
 
 
子どもは自分で気持ちをおさめられずに文句をやめられなくなるのです。
 
 
そうだよね、遅いね~、お客さんがたくさんだもんね」
そうだよね、退屈だよね~、動物しりとりでもする?」
 
 
など、お母さんが「そうだよね」とそのまま受け止めてから、ちょっと付け加える感じにすると、子どもの耳には届きますよ!
 
 
子どもが怒っていたり文句を言っているときに相手の怒りに合わせてこちらも応じていたら、言い争いになってしまいます。
 
 
「お叱りの言葉を聞きたくない」と子どもに耳をふさがれてしまっては、お母さんの伝えたいメッセージは届かないままですよね。
 
 
子どもに話を聞いてもらえないと感じるとき、改善への近道は、今の子どもの状況をよく見ること、子どもの話をよく聞いて共感することが大事です。
 
 
しっかりと話を聞いてあげたあとは落ち着く子どもが多いです。心が落ち着くと、自然とお母さんの話を聞く姿勢ができますよ。
 
 
 
 

◆②子どもが「ねぇねぇ」と自ら話しかけてきたとき

 
 
2つ目は、子どもが「ねえ、ねえ!」と近づいてくるときです。
 
 
こんなときは話を聞けるようになっている状態のサインです。
 
 
ただ話を聞いてほしいだけのときもあれば、わからないことを教えてほしいときもあります。
 
 
このときは話を聞く気満々ですので、子どもにとって学ぶチカラを発揮できる時間です。ぜひ手を止めて話を聞いてあげてください!
 
 
子どもの話が終わったときに、親の言うことも素直に聞き入れてくれるタイミングがやってきます。
 
 
家事や作業の最中に手を止めることは大変かもしれませんが、できる範囲で時間を割いて付き合ってあげましょう
 
 
「今、忙しいから後でね」と言って子どもが話したいタイミングを逃し続けてしまうと、お母さんが何かをしているときには、「どうせ聞いてくれないし」と思い込んで、あまりお話をしてくれなくなってしまうかもしれません。
 
 
子どもが話を聞ける状態や場面を作り出して向き合ってあげることが、子どもの「聞く力」を育てるコミュニケーションになります。
 
 
子どもが話を聞ける、とっておきのタイミングを逃さないお母さんになって、お子さんと楽しく会話してみてくださいね。
 
 
それがお子さんの「聞く力」を育てることになりますよ!ぜひ試してみてください!!
 
 
 
 
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執筆者:月野恵美子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 

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