高齢出産ママが発達凸凹キッズを育てるときに一番気になるのは「体力」なのではないでしょうか?元気な心と体で子どもの発達を伸ばす活動をしていきたいですよね。今回はそんな高齢出産ママにこそ意識してほしい「睡眠」についてのお話です。 |
【目次】
1.睡眠不足の影響は高齢出産ママだけにとどまらない!
子育て中のお母さんのお仕事って、毎日尽きることがないですよね。
やってもやっても後から湧いてくるお仕事…。
特に高齢出産ママは、自分や家族のことが忙しい時期と、親や地域のことなどで忙しい時期が重なることが多いですよね。
やることがいっぱいで、寝る時間を削って書類に目を通したり、持ち帰った仕事をしたりしていませんか?
そのような状態が続くと、どうしても睡眠不足になりがちです。
このままでは心身の健康がボディブローのようにジワジワむしばまれてしまうと同時に、「おばさん化」と「巨大化」が懸念されます。
この「おばさん化」と「巨大化」とはなんでしょう?
それは「老化」と「肥満」のことなんです。
睡眠不足が続くと、脳の老化が早くなる、日中に健康的な行動を維持することが難しくなるとの研究結果も報告されています。
肥満については、40代、50代の肥満の原因は基礎代謝が下がることが原因だと言われています。この基礎代謝が下がる原因が筋肉量の低下で、これも老化現象の一部です。
さらに睡眠不足は女性ホルモンの分泌を抑制することでも知られています。
女性ホルモンの減少により、コレステロールがうまく調節できなくなることも肥満につながるのです。
このように、睡眠不足はすべての人にとっていいことがないのはもちろんですが、特に発達凸凹キッズを抱えるママにとっては大問題なのです!
なぜなら、ママが老化や肥満により外出が億劫になることによって、子どもも外に出る機会を失ってしまうからなんです。
2.発達凸凹キッズの発達を加速させたい!自分の健康と子どものために下した決断
実は私自身が以前は巨大な億劫おばさんでした。
看護師時代、休日は体を休めるための日だと思っていました。それは、お休みが夜勤の前か後だったからです。
夜勤の時はいつも、仕事が終わったらすぐ寝るか、先に寝ておいて夜仕事に行くというスタイルでした。
そのため、子どもを公園に連れて行くとか、一緒に買い物に行くという、自分が大変になることは極力避けていました。
結果として、発達凸凹のある長男は、3歳くらいまで昼間は外遊びより私と昼寝をするのが習慣でした。
外遊びから得られるたくさんの脳への刺激が、母親の「寝たいから」という理由で奪われていたんです!
こんな生活は子どものためにも自分のためにも良くない!過酷な夜勤から逃れるために仕事をやめました。
そして休日は子どもと外へ遊びに行くママになったのです!
高齢出産ママに言いたいこと、それは、
「自分の健康を守ることは、『子どもの脳の発達を加速させる』ことにも繋がってるんですよ~」っていうこと!
ママ自身の体調を整えて、子どもと一緒にワクワクな休日を送ってほしいんです!
では、十分な睡眠を得るためにはどうすればいいのでしょうか?
3.健康的な心と体を手に入れよう!「新・ゴールデンタイム」のススメ
「22時~26時に寝るとよい」って、皆さんは聞いたことがありますか?
実は天然美容液とも呼ばれる成長ホルモンが分泌されるのは、入眠後3時間の深い眠りについたときだったと最近分かったんです。
0時に眠れば睡眠がエステ時間に!入眠後3時間が「新・睡眠のゴールデンタイム」なんです。
0時~6時にかぶせて、7~8時間眠るのが、最も理想的な睡眠の取り方です。
中でも重要なのは寝始めの3時間。
この時間帯は「成長ホルモン」が集中的に分泌され、細胞を修復し体をメンテナンスしてくれます。
同時に、強い抗酸化作用と成長ホルモンの分泌を促す睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌もピークを迎えるため、0時を目安に眠ることで睡眠時間がエステ時間に早変わりするんです!
そして、0時に心地よく眠るために、ぜひ就寝前の生活習慣の見直しも行いましょう。
・夕食には納豆、玉ねぎ、セロリなど、睡眠の質を上げる食べ物を取り入れる
・21時以降の激しい運動は控える
・ヨガやストレッチでリラックスする
・38~40度程度のぬるま湯に10~20分間全身で浸かる
・テレビや携帯は早めにオフする
パジャマにこだわりを持ってみるのもいいですね!
私はなんと!どこのセレブだよ!というようなシルクのパジャマで寝ています(笑)
どれもちょっとしたことですが、長い目で見ると健康的な生活につながっていきます。
高齢出産ママの子育てが少しでも楽になりますように…。
簡単に、なおかつ効果的に健康を守ることがお子さんとの楽しい毎日につながります!
日々の生活でぜひ意識してみてくださいね!
高齢出産ママが疲れ知らずで子育てできる情報を紹介しています
執筆者:にいつまあこ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)