とことん共感!母子登校の子どもの不安がやわらぎ元気に登校できる会話とは?

母子登校をしている子どもが毎朝不安な表情でいっぱいなとき、どんな言葉をかけていますか?不安が生じるメカニズムを理解することでわかった対応方法をお伝えします。不安を感じやすいお子さんのお母さん必見です!

【目次】

 

1.母子登校の子どもの朝は不安でいっぱい

 
 
登校しぶりのあるお子さんに付き添って登校している母子登校のお母さん、いつもお疲れ様です!
 
 
学校生活に不安を抱えるお子さんにとって、朝登校するという行動が一番エネルギーを必要としますよね。
 
 
「行きたくないなぁ。でも本当は行きたい。」
「なんだか行くのが怖いなぁ。」
「学校行ってちゃんとできるかな?」
 
 
と、きっと心の中で何度も何度も考えているのでしょうね。
 
 
毎朝緊張した顔で準備をしている子どもを見ると、こちらまで緊張してきてしまいませんか?
 
 
 
 
不安を抱えている子どもにはどんな声かけをすれば前向きに学校へ行けるようになるのでしょうか?
 
 

2.不安はどこからくるのか?

 
 
母子登校のお子さんの「不安」について考えてみましょう。
 
 
ところで、「不安」と「恐怖」の違いを知っていますか?
 
 
不安と恐怖は似ているようで実はちょっと違うものなのです。
 
 
恐怖とは、対象が明確なものに対する恐れの感情です。
 
 
狭いところが嫌いな閉所恐怖症や、
高いところが嫌いな高所恐怖症など。
 
 
一方、不安とは、漠然とした対象に対する怖さや不快感を指します。
 
 
「なんかわからないけど怖い」
「なんかわからないけど嫌だ」
 
 
こんな風に、理由をはっきりと言えない恐怖心は、「不安」の表れなんです。
 
 
私の経験上、母子登校のお子さんは不安を人一倍感じやすいお子さんの多いように思います。
 
 
「不安」の特性は後々、メンタル症状へ進みやすい傾向があります。
 
 
だから、「不安」は放置してはいけません! 早めの対応が鉄則です‼︎
 
 
「不安」を放っておくとどうなるかというと… 先ほどの不安と恐怖の違いに答えがありますので説明しますね。
 
 
恐怖は、動物として危険なものから遠ざかるための防衛システムの一種です。
 
 
つまり、恐怖というのは私たちに必要なメカニズムなんです。
 
 
ところが、不安は簡単にいうと間違って誇張されてしまった恐怖感と言い換えることができるのです。
 
 
つまり、不安を感じることは悪いことではないのですが不安は誇張されてしまう性質があるので、 現実には恐怖ではないのに大きな不安感に襲われてしまうことがあるのです。
 
 
例えば、広いところに出るのが不安だから外出ができないとか、パニックが起きるなど実際の行動が制限されてしまうことがあります。
 
 
このとき、広いところが本当に危険か?というと実際は大丈夫こともありますよね。
 
 
事実とは関係なく不安がどんどん膨らんでしまう可能性があるので パニックや外出不安につながりやすくなってしまうのです。
 
 
 
 
だけど不安がどのくらい大きいのか?は、 他の人には伝わりにくい‼︎
ここが本当に難しい!
 
 
「全然こわくないよ!」
「何がそんなに不安なの?」
 
 
と、お母さんが感じていてもそれは不思議ではありません。 だからつい、「慣れれば大丈夫‼︎」と思ってしまうことがよくあります。
 
 
しかし、こういったお子さんに外出する様に言えば言うほど不安が高まってしまうかもしれません。
 
 
「そんなの全然大丈夫だから!!」
「そんなんじゃ、社会に出れないよ!」
 
 
とお母さんがヒートアップして言えば言うほど社会に対する不安がさらに高まってしまうかもしれません。
 
 
不安が高いお子さんは、孤立したり引きこもったり不登校になるリスクが高いのです。 だからこそ、不安の強いお子さんに対して不安が膨らまない話し方をすることがとても大切になるんです!
 
 

3.ママが共感する!それが母子登校の子どもの不安が落ち着くコツです

 
 
不安が強まらない話し方とはどんな話し方だと思いますか?
 
 
それはとっても簡単です。
 
 
ママが子どもの感情に共感するだけ!
 
 
これだけです。
 
 
「〇〇くんはそう思うんだね」 とお子さんの感情に共感してあげるだけでOKです。
 
 
子どもがどう感じるのか?ということには正解も不正解もありません。
 
 
どう感じるのかは子どもの自由です!
 
 
だから子どもの感情をママが1番認め、共感してあげてください。
 
 
子どもの不安を認めてあげると、子どもは色々な不安な気持ちをどんどんママに話せるようになっていきます。
 
 
そうすると、話しただけで少し落ち着く事ができたり、冷静に考えたりする事ができるようになって不安が軽減することもあります。
 
 
また、ママが同じ気持ちを共有して、「不安なら、じゃあ○○してみない?」と対応策を考えて伝えると素直に試してくれますよ!
 
 
 
 
母子登校で毎日お子さんの気持ちがはっきりわからない時期があっても、それは子どもも自分の気持ちと向き合う大切な期間です。
 
 
急に大人のように自分の不安な気持ちを理解して立ち向かうことは難しいですから。
 
 
ぜひ、お子さんの不安な気持ちを聞いたときは、「そうなんだね」という言葉をかけてあげて安心させてあげてくださいね!
 
 
お母さんの共感があれば、きっともうすぐ不安とうまく付き合いたくましく成長していきますよ。
 

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執筆者:いたがきひまり
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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